シイラ (ウェブブラウザ)

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Shiira
Shiira 2.3, Mac OS X v10.5.8.
開発元 シイラプロジェクト
初版 2004年4月11日 (2004-04-11)
最新版
2.3 / 2009年8月11日 (14年前) (2009-08-11)
プログラミング
言語
Objective-C Cocoa
使用エンジン WebKit
対応OS Mac OS X v10.4 以降
種別 ウェブブラウザ
ライセンス BSDライセンス
公式サイト shiira.jp[リンク切れ]
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シイラ (Shiira) は、Mac OS X上で動作するオープンソースウェブブラウザWebKitフレームワークを使用したCocoaアプリケーションであり、AppleSafariよりも使いやすいブラウザとなることを目指していた。シイラの簡易版であり、Dashboard用のウィジェットであるシイラ miniもある。標準では日本語と英語の2カ国語に対応しているが、公式サイトより言語リソースをダウンロードすることで他の言語も利用できた。

概要[編集]

2007年4月23日、長らくβ版であったShiira2.0の正式版がリリース。尚多くの不具合が報告されているが、こまめに修正されていた。なお、LeopardSafari 3をインストールしてある環境では一部機能が動作しないなどの不具合がある。また、2007年7月18日のバージョン2.2公開の際には12カ国語のリソースに対応した。また、アプリケーション内部で使用されている黒パネルは、派生物としてHMBlkAppKitとして公開されている。その後、開発は停止されていたが[1]2010年11月29日に開発者のブログにおいてシイラプロジェクトの再開が表明された。[2]

主な機能[編集]

Safariと機能は類似しているが、独自に追加された機能として以下のようなものがある。

  • タブをExposéのようなスタイルで一覧表示するTab Exposé機能
  • SafariとFirefoxのブックマークを呼び出し、Shiiraのブックマークとして利用する(ただし書き込みは不可)
  • 表示中ページをPDFとしてプリントする
  • HTMLソースコードを色分け表示
  • Webページを解析するインスペクタを搭載

脚注[編集]

  1. ^ 開発者のブログによれば2007年6月21日の記事では、公式サイトへの攻撃と思われる事態が発生したとして「シイラのWebサイトを置いているshiira.jpを、いったん止める。現在対策中。それが終わったら、再び稼働させる予定。」と記載された
  2. ^ シイラプロジェクトの再開[リンク切れ]

関連項目[編集]

  • シイラ - 本ソフトの名称に使われた魚

外部リンク[編集]