ザール (競走馬)

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ザール
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 1995年3月14日
死没 2021年5月16日(26歳没)
Zafonic
Monroe
母の父 Sir Ivor
生国 イギリスの旗 イギリス
生産者 ジュドモントファーム
馬主 ハーリド・ビン・アブドゥッラー
ゴドルフィン
調教師 アンドレ・ファーブル(フランス)
サイード・ビン・スルール (UAE)
競走成績
タイトル カルティエ賞最優秀2歳牡馬(1997年)[1]
生涯成績 11戦5勝
勝ち鞍
GI サラマンドル賞 1997年
GI デューハーストS 1997年
GIII カブール賞 1997年
GIII クレイヴァンS 1998年
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ザール (Xaar) とは、イギリス生まれの競走馬種牡馬である。

経歴[編集]

競走馬時代[編集]

1997年(2歳)、7月にデビューし、デビュー戦で初勝利を挙げ、重賞初挑戦となったカブール賞 (G3) を制し、重賞初勝利を挙げる。続くモルニ賞 (G1) は2着だったが、サラマンドル賞 (G1) とデューハーストステークス (G1) を連勝し、この年のカルティエ賞最優秀2歳牡馬に選出された。

1998年(3歳)、クレイヴァンステークス (G3) を制したが、2000ギニー (G1) で4着、ギョームドルナーノ賞 (G2) で2着、チャンピオンステークス (G1) 3着と勝ちきれなかった。

1999年(4歳)、ゴドルフィンの所有馬となりサイード・ビン・スルール厩舎に転厩し、プリンスオブウェールズステークス (G2) で3着、エクリプスステークス (G1) で2着となり、このレースを最後に競走馬を引退することになった。

種牡馬時代[編集]

2000年(5歳)、この年からオーストラリアのアローフィールドスタッドにて種牡馬となり、翌年から2005年まではアイルランドキルダンガンスタッドとシャトル供用されていた[2][要ページ番号]

2007年(12歳)、日本に輸入され、ダーレージャパンスタリオンコンプレックスで繋養され、翌年より日本で供用を開始した。2012年11月にアイルランドに輸出されている。

主な産駒[編集]

  • Xtension(チャンピオンズマイル連覇)
  • マンハッタンヘンジ(師走賞、すみれ賞)
  • シゲルウチワマツリ(佐賀桜花賞)

ブルードメアサイアーとしての主な産駒[編集]

血統表[編集]

ザール血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ミスタープロスペクター系
[§ 2]

Zafonic
1990 鹿毛
父の父
Gone West
1984 鹿毛
Mr. Prospector Raise a Native
Gold Digger
Secrettame Secretariat
Tamerett
父の母
Zaizafon
1982 栗毛
The Minstrel Northern Dancer
Fleur
Mofida Right Tack英語版
Wold Lass

Monroe
1977 鹿毛
Sir Ivor
1965 鹿毛
Sir Gaylord Turn-to
Somethingroyal
Attica Mr. Trouble
Athenia
母の母
Best in Show
1965 栗毛
Traffic Judge英語版 Alibhai
Traffic Court
Stolen Hour Mr. Busher
Late Date
母系(F-No.) 8号族(FN:8-f) [§ 3]
5代内の近親交配 Somethingroyal 4×5=9.38% [§ 4]
出典
  1. ^ JBISサーチ[3]
  2. ^ netkeiba.com[4]
  3. ^ JBISサーチ[3]
  4. ^ JBISサーチ[3], netkeiba.com[4]

脚注[編集]

  1. ^ ザール”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2019年9月11日閲覧。
  2. ^ 優駿』、日本中央競馬会、2008年9月。 
  3. ^ a b c ザール(GB) 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年9月11日閲覧。
  4. ^ a b ザールの5代血統表”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2019年9月11日閲覧。

外部リンク[編集]