ザック・ロスカップ

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ザック・ロスカップ
Zac Rosscup
ヒューストン・アストロズ(マイナー)
ロサンゼルス・ドジャース時代
(2018年7月24日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 オレゴン州クラカマス郡クラカマス英語版
生年月日 (1988-06-09) 1988年6月9日(35歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
205 lb =約93 kg
選手情報
投球・打席 左投右打
ポジション 投手
プロ入り 2009年 MLBドラフト28巡目
初出場 2013年9月3日
年俸 $610,000 (2019年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ザッカリー・マシュー・ロスカップZachary Matthew Rosscup, 1988年6月9日 - )は、アメリカ合衆国オレゴン州クラカマス郡クラカマス英語版出身のプロ野球選手投手)。左投右打。MLBヒューストン・アストロズ傘下所属。

経歴[編集]

プロ入りとレイズ傘下時代[編集]

2009年MLBドラフト28巡目(全体859位)でタンパベイ・レイズから指名され、6月22日に契約。契約後、傘下のアパラチアンリーグのルーキー級プリンストン・レイズ英語版でプロデビュー。10試合に登板して3勝4敗、防御率2.68、27奪三振を記録した。

2010年はルーキー級ガルフ・コーストリーグ・レイズで3試合に登板後、A-級ハドソンバレー・レネゲーズへ昇格。9試合に登板して3勝1敗1セーブ、防御率3.03、35奪三振を記録した。

カブス時代[編集]

2011年1月8日にブランドン・ガイヤーサム・ファルドロビンソン・チリノスクリス・アーチャー李學周とのトレードで、マット・ガーザフェルナンド・ペレス英語版と共にシカゴ・カブスへ移籍した[2]。この年は傘下のA+級デイトナ・カブスでプレーし、11試合に登板して4勝2敗、防御率2.54、50奪三振を記録した。

2012年はルーキー級アリゾナリーグ・カブス、A級ピオリア・チーフス、AA級テネシー・スモーキーズでプレー。AA級テネシーでは11試合に登板して0勝1敗、防御率4.84、19奪三振を記録した。

2013年はAA級テネシーで開幕を迎え、37試合に登板。2勝1敗3セーブ、防御率2.49、19奪三振を記録した。8月にAAA級アイオワ・カブスへ昇格。9試合に登板して0勝1敗、防御率0.00、6奪三振と好投した。9月3日にカブスとメジャー契約を結び[3]、同日のマイアミ・マーリンズ戦でメジャーデビュー。3点ビハインドの6回表1死から登板し、0.2回を無安打無失点1四球に抑えた[4]。この年メジャーでは10試合に登板して防御率1.35、7奪三振を記録した。

2014年3月3日にカブスと1年契約に合意[5]。3月18日にAAA級アイオワへ異動し、そのまま開幕を迎えた。4月16日にニューヨーク・ヤンキースとのダブルヘッダーでロースターの枠が拡大されたため、メジャーへ昇格[6]。ヤンキース戦に登板し、翌17日にAAA級アイオワへ降格した。4月24日に再昇格[7]。4月29日のシンシナティ・レッズに登板し、無失点に抑えたが、5月3日にジェイク・アリエータ故障者リストから復帰したため、AAA級アイオワへ降格した[8]。5月7日にペドロ・ストロップが故障者リスト入りしたため、再昇格[9]。2試合に登板し、いずれも無失点に抑えていたが、5月14日に左肩の故障で15日間の故障者リスト入りした[10]。6月14日に故障者リストから外れ、AAA級アイオワへ降格した。7月11日に再昇格[11]。3試合に登板したが、計2回を投げ、防御率22.50と結果を残せず、7月20日にAAA級アイオワへ降格した[12]。この年は18試合に登板して1勝0敗、防御率9.45、21奪三振を記録した。

2015年は33試合に登板して2勝1敗、防御率4.39、29奪三振を記録した。

2016年スプリングトレーニング中の2月25日に左肩を痛めて60日間の故障者リスト入りすると、1年間復帰できずに全休した。オフの12月2日にFAとなったが、9日にマイナー契約で再契約し、2017年のスプリングトレーニングに招待選手として参加した。

2017年の開幕はAAA級アイオワで迎えたが、5月22日にメジャー契約を結び、アクティブ・ロースター入りした[13]。6月22日にDFAとなった[14]

ロッキーズ時代[編集]

2017年6月26日にマット・カラシティーとのトレードで、コロラド・ロッキーズへ移籍した[15]

ドジャース時代[編集]

2018年7月11日にウェイバー公示を経てロサンゼルス・ドジャースへ移籍した[16]。オフにFAとなった。

マリナーズ時代[編集]

2018年12月20日にシアトル・マリナーズと1年のメジャー契約を結んだ[17]

2019年5月17日にDFAとなった[18]

ブルージェイズ時代[編集]

2019年5月23日にウェイバー公示を経てトロント・ブルージェイズへ移籍した[19]。5月28日にDFAとなり[20]、6月1日にマイナー契約で傘下のAAA級バッファロー・バイソンズへ配属された[14]。6月3日にFAを選択した[21]

ドジャース復帰[編集]

2019年6月12日にドジャースとマイナー契約を結び、傘下のAAA級オクラホマシティ・ドジャースへ配属された。6月27日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[22]。7月15日にDFAとなり[23]、20日にマイナー契約でAAA級オクラホマシティへ配属された[14]

カージナルス傘下時代[編集]

2019年7月29日に金銭トレードで、セントルイス・カージナルスへ移籍した[24]。メジャー昇格はなく、傘下のAAA級メンフィス・レッドバーズでプレーした。9月30日にFAとなった[14]

ロッキーズ傘下時代[編集]

2020年1月31日にロッキーズとマイナー契約を結んでスプリングトレーニングに招待選手として参加することになったと報じられ[25]、2月24日に正式公示された。その後、6月27日に自由契約となった[14]

独立リーグ時代[編集]

2020年7月、独立リーグであるコンステレーション・エナジー・リーグ英語版に所属するシュガーランド・ライトニングスローズと契約を結んだ。同球団では11試合に登板して2勝0敗、防御率0.71、21奪三振を記録した。

ロッキーズ復帰[編集]

2020年8月25日にロッキーズとマイナー契約を結んだ[26]。オフの11月2日にFAとなったが、12月11日にマイナー契約で再契約を結んだ[14]

2021年は5月のマイナーリーグ開幕から傘下のAAA級アルバカーキ・アイソトープスでプレーした。7月16日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし[27]、翌17日のドジャース戦で2年ぶりのメジャー復帰登板を果たした[28]。11月7日にFAとなった[14]

アストロズ傘下時代[編集]

2022年3月19日にヒューストン・アストロズとマイナー契約を結んだ[14]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2013 CHC 10 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 30 6.2 3 1 7 1 0 7 0 0 1 1 1.35 1.50
2014 18 0 0 0 0 1 0 0 1 1.000 66 13.1 14 2 12 1 0 21 0 0 14 14 9.45 1.95
2015 33 0 0 0 0 2 1 0 6 .667 118 26.2 26 5 13 0 0 29 1 0 13 13 4.39 1.46
2017 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 2 0.2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0.00 0.00
COL 9 0 0 0 0 0 0 0 1 ---- 30 7.0 9 2 0 0 0 10 0 0 4 4 5.14 1.29
'17計 10 0 0 0 0 0 0 0 1 ---- 32 7.2 9 2 0 0 0 10 0 0 4 4 4.70 1.17
2018 LAD 17 0 0 0 0 0 1 0 1 .000 47 11.1 9 3 4 0 0 20 0 0 6 6 4.76 1.15
2019 SEA 19 0 0 0 0 2 0 0 5 1.000 69 14.0 13 1 14 1 0 20 1 0 8 5 3.21 1.93
TOR 2 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 8 1.0 3 0 2 0 0 2 0 0 4 3 27.00 5.00
LAD 7 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 17 3.0 6 1 3 0 0 4 0 0 3 2 6.00 3.00
'19計 28 0 0 0 0 2 0 0 5 1.000 94 18.0 22 2 19 1 0 26 1 0 15 10 5.00 2.28
2021 COL 4 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 13 3.0 3 1 1 0 1 4 0 0 1 1 3.00 1.33
MLB:7年 120 0 0 0 0 5 2 0 14 .714 400 86.2 86 16 56 3 1 117 4 0 54 49 5.09 1.64
  • 2021年度シーズン終了時

背番号[編集]

  • 59(2013年 - 2015年、2017年 - 同年途中、2018年 - 2019年)
  • 60(2017年途中 - 同年終了)
  • 63(2021年)

脚注[編集]

  1. ^ Zac Rosscup Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2019年3月21日閲覧。
  2. ^ "Cubs acquire RHP Matt Garza from Tampa Bay as part of eight-player trade" (Press release) (英語). MLB.com (Chicago Cubs). 8 January 2011. 2014年8月7日閲覧
  3. ^ "Cubs recall RHP Justin Grimm, LHP Brooks Raley and C J.C. Boscan from Triple-A Iowa" (Press release) (英語). MLB.com (Chicago Cubs). 3 September 2013. 2017年5月22日閲覧
  4. ^ Scores for Sep 3, 2013” (英語). ESPN MLB (2013年9月3日). 2014年8月7日閲覧。
  5. ^ "Cubs agree to terms with 19 players on 2014 contracts" (Press release) (英語). MLB.com (Chicago Cubs). 3 March 2014. 2017年5月22日閲覧
  6. ^ "Cubs recall left-handed pitcher Zac Rosscup" (Press release) (英語). MLB.com (Chicago Cubs). 16 April 2014. 2017年5月22日閲覧
  7. ^ "Cubs recall LHP Zac Rosscup and RHP Neil Ramirez from Triple-A Iowa" (Press release) (英語). MLB.com (Chicago Cubs). 24 April 2014. 2017年5月22日閲覧
  8. ^ "Cubs Activate Right-Handed Pitcher Jake Arrieta And Select The Contract Of Outfielder Chris Coghlan" (Press release) (英語). MLB.com (Chicago Cubs). 3 May 2014. 2017年5月22日閲覧
  9. ^ "Cubs place RHP Pedro Strop on 15-day DL, recall LHP Zac Rosscup from Triple-A" (Press release) (英語). MLB.com (Chicago Cubs). 7 May 2014. 2017年5月22日閲覧
  10. ^ "Cubs activate right-handed pitcher Jose Veras, place left-handed pitcher Zac Rosscup on 15-day D.L." (Press release) (英語). MLB.com (Chicago Cubs). 14 May 2014. 2017年5月22日閲覧
  11. ^ "Cubs activate INF Darwin Barney from paternity list, recall LHP Zac Rosscup from Triple-A Iowa" (Press release) (英語). MLB.com (Chicago Cubs). 11 July 2014. 2017年5月22日閲覧
  12. ^ Carrie Muskat (2014年7月20日). “Trade impact still reverberating in Cubs clubhouse” (英語). MLB.com. 2017年5月22日閲覧。
  13. ^ Cubs Call Up Zac Rosscup, Option Dylan Floro To Triple-A” (英語). CBS Chicago. CBS Broadcasting Inc. (2017年5月22日). 2017年5月23日閲覧。
  14. ^ a b c d e f g h MLB公式プロフィール参照。2022年4月17日閲覧。
  15. ^ "Rox place Anderson, CarGo on 10-day DL" (Press release) (英語). MLB.com. 26 June 2017. 2017年6月30日閲覧
  16. ^ Ken Gurnick (2018年7月11日). “Dodgers claim Rosscup off waivers from Rox” (英語). MLB.com. 2018年7月21日閲覧。
  17. ^ Lefty reliever Zac Rosscup agrees to 1-year deal with Mariners” (英語). ESPN.com (2018年12月20日). 2019年1月8日閲覧。
  18. ^ Greg Johns (2019年5月17日). “Mariners DFA Rosscup amid bullpen moves” (英語). MLB.com. 2019年5月18日閲覧。
  19. ^ Greg Johns (2019年5月23日). “Rosscup claimed off waivers by Toronto” (英語). MLB.com. 2019年5月24日閲覧。
  20. ^ Greg Zeck (2019年5月28日). “Borucki to throw bullpen session Friday” (英語). MLB.com. 2019年5月29日閲覧。
  21. ^ Zac Rosscup Elects Free Agency” (英語). MLB Trade Rumors (2019年6月3日). 2019年6月12日閲覧。
  22. ^ Manny Randhawa (2019年6月27日). “Dodgers call up red-hot Rios, reliever Rosscup” (英語). MLB.com. 2019年6月28日閲覧。
  23. ^ Jeff Todd (2019年7月15日). “Dodgers Designate Zac Rosscup” (英語). MLB Trade Rumors. 2019年7月16日閲覧。
  24. ^ Anne Rogers (2019年7月29日). “Cards nab lefty Rosscup from Dodgers for cash” (英語). MLB.com. 2019年7月30日閲覧。
  25. ^ Steve Adams (2020年1月31日). “Rockies Sign Zac Rosscup” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年3月24日閲覧。
  26. ^ Mark Polishuk (2020年8月25日). “Rockies Sign Zac Rosscup” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年7月17日閲覧。
  27. ^ Anthony Franco (2021年7月16日). “Rockies Place Four Players On COVID-19 Injured List” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年7月17日閲覧。
  28. ^ Los Angeles Dodgers at Colorado Rockies Box Score, July 17, 2021” (英語). Baseball-Reference.com. 2021年7月18日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]