ザック・ラッツ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
ザック・ラッツ
Zach Lutz
Zach Lutz on March 7, 2014.jpg
ニューヨーク・メッツ時代
(2014年3月7日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ペンシルベニア州レディング
生年月日 (1986-06-03) 1986年6月3日(33歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
220 lb =約99.8 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 三塁手, 一塁手
プロ入り 2007年 ドラフト5巡目(全体183位)でニューヨーク・メッツから指名
初出場 MLB / 2012年4月24日、マイアミ・マーリンズ
NPB / 2014年6月21日、阪神タイガース
KBO / 2015年3月28日、NCダイノス
最終出場 KBO / 2015年4月22日、ネクセン・ヒーローズ
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ザッカリー・クレイグ・ラッツZachary "Zach" Craig Lutz, 1986年6月3日 - )は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州レディング出身のプロ野球選手内野手)。右投右打。現在はフリーエージェント (FA)

経歴[編集]

メッツ時代[編集]

2007年MLBドラフト5巡目(全体183位)でニューヨーク・メッツから指名され、6月10日に契約[1]。A-級ブルックリン・サイクロンズで1試合に出場した[2]

2008年はA-級ブルックリンで24試合に出場し、3本塁打12打点、打率.333だった。

2009年はA+級セントルーシー・メッツで99試合に出場し、11本塁打62打点1盗塁、打率.284だった。8月31日にAA級ビンガムトン・メッツへ昇格。AA級では8試合に出場した。

2010年はルーキー級ガルフ・コーストリーグ・メッツ、A+級セントルーシー、AA級ビンガムトン、AAA級バッファロー・バイソンズでプレー。この年は左足の疲労骨折で60日間欠場した[3]。AA級では61試合の出場で17本塁打を放った。オフの11月19日にルール5ドラフトのプロテクトで、メッツとメジャー契約を結び、40人枠入りを果たした[4]

2011年3月3日にメッツと1年契約に合意。3月11日にAA級ビンガムトンへ異動した。AAA級バッファローで開幕を迎え、61試合に出場。11本塁打31打点、打率.295だった。

2012年3月4日にメッツと1年契約に合意。3月15日にAAA級バッファローへ異動し、AAA級で開幕を迎えたが、4月24日にメジャーへ昇格[5]。同日のマイアミ・マーリンズ戦でメジャーデビュー。7回裏にラモン・ラミレスの代打として出場したが、三振に終わった[6]。3試合目の出場となった4月27日のコロラド・ロッキーズ戦では、7番・一塁として初めて先発起用され、メジャー初安打を記録した[7]。しかしその後は結果を残せず、4月30日にAAA級バッファローへ降格した[8]。選手枠が拡大された9月1日にメジャーへ昇格[9]。3試合に出場したものの、安打はなかった。この年は7試合に出場し、11打数1安打5三振、打率.091だった。

2013年3月3日にメッツと1年契約に合意。3月31日にAAA級ラスベガス・フィフティワンズへ異動した。6月22日にルーカス・ドゥーダが離脱したため、メジャーへ昇格[10]。主に代打として4試合に出場したが、7月2日にAAA級へ降格した[11]。9月1日に再昇格し、9月2日のアトランタ・ブレーブス戦ではメジャー初打点を記録した。この年は15試合に出場し、2打点、打率.300だった。

2014年3月3日にメッツと1年契約に合意。3月24日にAAA級ラスベガスへ異動した。AAA級では59試合に出場し、7本塁打37打点1盗塁、打率.291だった。

楽天時代[編集]

2014年6月16日に、NPB東北楽天ゴールデンイーグルスへした入団。背番号は9[12]。6月21日の対阪神タイガース戦(阪神甲子園球場)に「5番・三塁手」として、スタメンでNPBの一軍公式戦にデビュー。4回表の第2打席でNPB初安打(二塁打)、8回表1死1・3塁で迎えた第4打席で初打点を記録する[13]と、6月22日の同カード2回表の第1打席で能見篤史から来日初本塁打を放った[14]。後に故障で戦線を離脱。そのままシーズンを終えたため、一軍公式戦への出場は通算で15試合にとどまったが、打率.314、5本塁打という成績を残した。

シーズン終了後に楽天球団がラッツの契約保留権を破棄したため、2015年1月5日付で、NPBから自由契約選手として公示された[15]。ラッツは公示を受けて退団した後に、以上の措置をめぐって、「楽天球団が自身の契約保留権を破棄する方針を立てていながら、2015年に向けた契約交渉の期間中に自身を(2014年12月2日付でNPBから公示された2015年の)保留者名簿から除外しなかったため、他球団との入団交渉に至らなかった」と主張。2017年8月には、交渉期間中の損害賠償を球団側に請求する旨の訴訟を、母国・アメリカの裁判所で起こした。楽天球団も同年11月に、「不法行為を根拠付ける事実は存在しない」として、ラッツへの債務が存在しないことを確認する旨の裁判を仙台地方裁判所で起こしている[16]

楽天退団後[編集]

2015年1月14日に韓国プロ野球斗山ベアーズと契約を結んだ。だが、打撃不振と腰の故障で5月4日にウェーバー公示された。7月16日に、古巣のニューヨーク・メッツとマイナー契約を結んだ[17]。オフの11月6日にFAとなった[1]

2016年1月21日にマイアミ・マーリンズとマイナー契約を結んだが、6月21日にFAとなった[1]

2017年3月1日にアメリカ独立リーグ・アトランティックリーグサマセット・ペイトリオッツと契約したが、4月30日にFAとなった[2]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2012 NYM 7 11 11 1 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 5 0 .091 .091 .091 .182
2013 15 26 20 2 6 2 0 0 8 2 0 0 0 0 6 0 0 6 1 .300 .462 .400 .862
2014 楽天 15 58 51 11 16 3 0 5 34 18 1 0 0 1 4 0 2 7 2 .314 .379 .667 1.046
2015 斗山 8 30 27 2 3 0 0 1 6 3 0 0 0 1 2 0 0 6 1 .111 .167 .222 .389
MLB:2年 22 37 31 3 7 2 0 0 9 2 0 0 0 0 6 0 0 11 1 .226 .351 .290 .642
NPB:1年 15 58 51 11 16 3 0 5 34 18 1 0 0 1 4 0 2 7 2 .314 .379 .667 1.046
KBO:1年 8 30 27 2 3 0 0 1 6 3 0 0 0 1 2 0 0 6 1 .111 .167 .222 .389
  • 2018年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



一塁(1B) 三塁(3B)
























2012 NYM 1 10 1 1 0 .917 -
2013 1 1 0 0 0 1.000 3 0 5 0 1 1.000
2014 楽天 - 12 11 21 1 2 .978
MLB 2 11 1 1 0 .923 3 0 5 0 1 1.000
NPB - 12 11 21 1 2 .978
  • 2018年度シーズン終了時

記録[編集]

NPB

背番号[編集]

  • 19 (2012年 - 2013年)
  • 9 (2014年)
  • 3 (2015年)

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ a b c Zach Lutz Stats”. Baseball-Reference.com. 2017年9月3日閲覧。
  2. ^ a b Zach Lutz Minor, Japanese, Korean, Winter & Independent Leagues Statistics & History”. Baseball-Reference.com. 2017年9月3日閲覧。
  3. ^ “Lutz added to 40-man”. Reading Eagle. (2010年11月21日). http://readingeagle.com/article.aspx?id=266217 2010年12月5日閲覧。 
  4. ^ McCullough, Andy (2010年11月19日). “Mets add three players to 40-man roster”. The Star-Ledger. http://www.nj.com/mets/index.ssf/2010/11/mets_add_three_players_to_40-m.html 2010年12月5日閲覧。 
  5. ^ Mets place Outfielder Jason Bay on the 15-Day Disabled List; recall Infielder Zach Lutz from Buffalo”. MLB.com Mets Press Release (2012年4月24日). 2014年7月3日閲覧。
  6. ^ Scores for Apr 24, 2012”. ESPN MLB (2012年4月24日). 2014年7月3日閲覧。
  7. ^ Scores for Apr 27, 2012”. ESPN MLB (2012年4月27日). 2014年7月3日閲覧。
  8. ^ Glenn Sattell (2012年5月1日). “Torres back in center, hits seventh in lineup”. MLB.com. 2014年7月3日閲覧。
  9. ^ Tom Green (2012年9月1日). “Callups Nickeas, Lutz give Mets some depth”. MLB.com. 2014年7月3日閲覧。
  10. ^ Jay Greenberg (2013年6月22日). “Duda placed on DL; Lutz called up”. MLB.com. 2014年7月3日閲覧。
  11. ^ Chris Iseman, Anthony DiComo (2013年7月3日). “Young moves to second to get Brown in lineup”. MLB.com. 2014年7月3日閲覧。
  12. ^ “【ザック・ラッツ選手】契約合意に関して”. 東北楽天球団公式サイト. (2014年6月16日). http://www.rakuteneagles.jp/news/detail/4281.html 2014年6月16日閲覧。 
  13. ^ “楽天は頼れるザックで快勝”. 日刊スポーツ. (2014年6月22日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20140622-1322030.html 2014年6月22日閲覧。 
  14. ^ “楽天ザック1号「ホッとしました」”. 日刊スポ ーツ. (2014年6月22日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20140622-1322104.html 2014年6月22日閲覧。 
  15. ^ 2014年度 自由契約選手 日本野球機構オフィシャルサイト 2015年1月6日閲覧。
  16. ^ “楽天、ラッツ元選手を提訴 14年途中入団 退団後に損害賠償求め裁判”. スポ ーツニッポン. (2018年8月7日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2018/08/07/kiji/20180807s00001173054000c.html 2018年8月7日閲覧。 
  17. ^ Adam Rubin (2015年7月16日). “New York Mets re-sign Zach Lutz, assign to Vegas”. ESPN. http://espn.go.com/blog/new-york/mets/post/_/id/106822/mets-re-sign-zach-lutz-assign-to-vegas 2015年7月17日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]