サードプラネット

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株式会社サードプラネット
THE 3RD PLANET Co., Ltd.
種類 株式会社
略称 サープラ
本社所在地 日本の旗 日本
224-0003
神奈川県横浜市都筑区中川中央1丁目25番1号 ノースポート・モール6F
本店所在地 746-0045
山口県周南市新地町2484番地9
設立 2015年10月
業種 サービス業
法人番号 9080001012838
事業内容 アミューズメント施設運営
代表者 代表取締役社長 児玉 篤
外部リンク www.3rdplanet.jp
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株式会社サードプラネットTHE 3RD PLANET Co., Ltd.)は、神奈川県横浜市に本社を置くアミューズメント企業。

本稿では、2015年9月まで「THE 3RD PLANET」を運営していた株式会社ザ・サードプラネット(後の株式会社駿河管財)についても記述する。

概要[編集]

全国各地にてアミューズメント施設「THE 3RD PLANET」を直営・フランチャイズ展開する。THE ALFEE高見沢俊彦がデザインしたキャラクター「プラミン」「ブッヒー」を公式キャラクターとして使用。高見沢はかつては港北ニュータウン店(後の横浜本店)の店舗のプロデュースに参加していた他、一時期、旧運営会社の株式会社ザ・サードプラネット社外取締役を務めたことがある[1]

旧運営会社の株式会社ザ・サードプラネットは、2007年3月期に99億1231万円の売り上げがあった。しかし、市場調査の不足による行き過ぎた店舗拡大もあって、わずか2年後の2009年3月期は売上高がほぼ2割減の約82億円と、最終利益は4億円を超える赤字となった。そこから3期連続最終赤字を余儀なくされ、累計損失は10億円を超えた[1]。その後も、スマートフォンゲームなどの台頭や消費不況で不採算店が続出。2014年3月期の売上は約52億8400万円にまで減少し、約5億5000万円の最終赤字となった。このため、不採算店の閉鎖などで経営改善を図ったが、設備投資に伴う借入債務が膨らんで行った。2014年秋頃から同業者の間でザ・サードプラネットの経営を不安視する声か聞かれ始め、2015年5月にはファンドからの融資を断られた。同年6月に東京地方裁判所へ民事再生法を申請し、同日付で保全管理命令を受けた。負債総額約60億円[2][3]。2014年から2015年にかけてのアミューズメント施設の大型倒産としては、2014年12月に破産したアール・アール・ビーの約8億円の約7.5倍、2015年1月に破産したケイ・キャットの約16億円の約3.5倍という巨額の負債による倒産となった[4]

2015年7月に民事再生スポンサーに山口県下関市に本社がある株式会社HANAが選定された。HANAは受け皿会社として株式会社サードプラネットを設立し、同年10月に株式会社ザ・サードプラネットからゲームセンター事業並びに各種権利を譲受した[1]

株式会社サードプラネットの本社所在地は旧:ザ・サードプラネット本社と同じ横浜市都筑区に、本店所在地はHANAの関連会社である株式会社東映コミュニケーションズ周南支店と同一の山口県周南市に置かれる。なお、静岡駅前にある静岡オフィスは本社・本店機能は持たない。

サードプラネット運営になってからは、店舗別キャラクターの設定、新規出店の再開などの経営施策を行っている。サードプラネットは2018年1月1日付で、HANAを逆さ合併の形で吸収合併した[5]

株式会社ザ・サードプラネットは民事再生手続を続け、2015年10月19日に株式会社ザ・サードプラネットから株式会社駿河管財へ商号を変更して清算手続を行うことになった。株式会社ザ・サードプラネットの親会社だった長野興産株式会社も、ザ・サードプラネットの経営破綻直後に経営危機が表面化。2015年10月26日に商号を株式会社アライブへ変更したと同時に、本店所在地を静岡市駿河区中田4丁目から静岡市駿河区中野新田(静岡インターチェンジ近くのマンション)へ移転した。静岡市駿河区中田4丁目に所在した本社ビルも売却された。2016年2月にアライブの代表者の自宅が地元金融機関に差し押さえられ、同年4月に地元金融機関がアライブに対する貸金返還訴訟を静岡地方裁判所へ提訴し、静岡地裁はアライブに対し、地元金融機関が請求した金額の全額を地元金融機関に支払うよう命ずる判決を下した。同年8月にはアライブが所有していた不動産が地元金融機関の差し押さえを受け、これに伴い、駿河管財は2016年11月に本店所在地を静岡市駿河区中田4丁目から申請代理人の弁護士事務所がある東京都千代田区へ移転した[6]。アライブ自体は、2016年11月30日に東京地方裁判所から破産手続開始決定を受け[7]、2017年5月11日に法人格が消滅した[8]。駿河管財自体も2018年7月2日に民事再生手続が結了し、法人格が消滅した[6]

沿革[編集]

株式会社ザ・サードプラネット[編集]

  • 1983年:長野興産株式会社として、静岡県榛原郡相良町(現・牧之原市)に設立。
  • 1988年:カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社フランチャイズに加盟。
  • 1994年:不動産事業部を開設。
  • 1997年:静岡市に本社ビルを落成。
  • 1998年:アミューズメント施設「THE 3RD PLANET」の商標登録を出願(2000年3月に登録)。
  • 2001年:株式会社自然堂フランチャイズに加盟。
  • 2004年:東京都港区六本木ヒルズ内に「東京本社」を開設。東京本社内に「FC事業本部」を開設。
  • 2005年
    • 長野興産の会社分割を実施。アミューズメント事業を「株式会社ザ・サードプラネット」として新設分割の上移管。
    • 六本木ヒルズ森タワー37Fより同29Fへ、東京本社機能を移転・統合。
  • 2007年:神奈川県横浜市都筑区港北ニュータウン店と同所)に本社所在地を移転し、横浜本社を開設。同時に本店所在地を静岡市駿河区へ移転。
  • 2015年
    • 6月29日:東京地方裁判所民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受ける[2][9]。負債総額は約60億円。
    • 7月6日:東京地方裁判所から民事再生手続開始決定を受ける。民事再生スポンサーに山口県下関市に本社がある株式会社HANAを選定[10]
    • 10月:全事業をHANAが設立した株式会社サードプラネットへ譲渡して事業停止。
    • 10月19日:商号をザ・サードプラネットから株式会社駿河管財へ変更。
    • 10月26日:ザ・サードプラネットの親会社であった長野興産が株式会社アライブへ商号変更。
    • 10月28日:駿河管財が子会社である合同会社ザ・サードプラネット・プロパティーズを吸収合併。
  • 2016年
    • 8月:アライブが所有していた不動産が地元金融機関から差し押さえを受ける。
    • 11月4日:駿河管財の本店所在地を静岡市駿河区から東京都千代田区へ移転。
    • 11月30日:駿河管財の親会社であったアライブが東京地方裁判所から破産手続開始決定を受ける。
  • 2017年5月19日:株式会社アライブの法人格消滅。
  • 2018年7月2日:株式会社駿河管財の法人格消滅。

株式会社サードプラネット[編集]

  • 2015年
    • 10月:株式会社ザ・サードプラネットから全事業を譲受して営業開始。本社は旧:株式会社ザ・サードプラネットと同じ神奈川県横浜市都筑区、本店は山口県周南市に置く。
  • 2017年
    • 9月15日:横浜本店がフルリニューアルオープン。
  • 2018年
    • 1月1日:株式会社HANAを吸収合併。

店舗一覧[編集]

現行店舗については、店舗情報を参照。

関連会社[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 藤森徹『あの会社はこうして潰れた』日本経済新聞出版社、2017年4月10日初版、12-15頁、 ISBN 9784532263379
  2. ^ a b TSR速報 (株)ザ・サードプラネット東京商工リサーチ 2015年6月29日
  3. ^ (株)ザ・サードプラネット|横浜市都筑区東京経済ニュース 2015年6月29日
  4. ^ アールアールビー、ケイ・キャットがそれぞれ破産へ『ゲームマシン』2015年2月15日号。
  5. ^ 株式会社HANA国税庁法人番号公表サイト
  6. ^ a b 株式会社駿河管財国税庁法人番号公表サイト
  7. ^ (株)アライブ東京経済ニュース 2016年12月9日
  8. ^ 株式会社アライブ国税庁法人番号公表サイト
  9. ^ アミューズメント施設運営 株式会社ザ・サードプラネット 民事再生法の適用を申請 負債60億円”. 帝国データバンク. 2015年6月29日閲覧。
  10. ^ 追報:(株)ザ・サードプラネット/民事再生開始決定JC net. 2015年7月16日

外部リンク[編集]