サン・アド
種類 | 株式会社 |
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略称 | サン・アド |
本社所在地 |
107-0061 東京都港区北青山2丁目11番3号 A-PLACE青山 |
設立 | 1964年5月 |
業種 | その他 |
法人番号 | 5010401078662 |
事業内容 | 広告宣伝計画・企画の立案・制作全般に関連する業務 |
代表者 |
取締役会長 北川廣一 代表取締役社長 三好健二 |
資本金 | 2403万円 |
純利益 |
1億1529万1000円 (2023年12月期)[1] |
総資産 |
26億0309万5000円 (2023年12月期)[1] |
従業員数 | 125人(2024年4月1日時点) |
決算期 | 12月 |
外部リンク | http://www.sun-ad.co.jp |
株式会社サン・アド(SUN-AD Co.,Ltd.)は、東京都港区北青山に本社を置く、クリエイティブ集団&広告制作プロダクションである。1964年創立。日本の洋酒メーカー、サントリーのグループ企業である。
概要・歴史
[編集]創業当時からパブリシティに強かった壽屋(現・サントリー)宣伝部に所属していた開高健、柳原良平、坂根進、酒井睦雄、山口瞳らがフリーとなり、そこに当時壽屋専務取締役だった佐治敬三、同じく壽屋宣伝部長だった山崎隆夫からの出資を受けるカタチで設立される。
当時から会社を共和主義で運営し、アメリカ直輸入の理論やおためごかしは一切排し、日本人による、日本人のための、日本人の広告をつくることを設立の主旨に盛り込んで会社がスタートする。[2]
当時自社で刊行していたPR誌「洋酒天国」の編集を発端として、親会社であるサントリーの広告(ハウスエージェンシー)のみならず、さまざまな企業のコピー、グラフィックデザイン、イラストレーションなどを手掛けるというスタンスで、広告の企画・立案・デザインをしている(近年ではカレンダーや製品パッケージ等のプロダクトデザインも多い)。
これまでに仲畑貴志や西村佳也といった大物コピーライターや、葛西薫(現在は同社顧問)や副田高行などのアートディレクターに加え、近年は佐倉康彦などのコピーライター、また野田凪や高井薫などの有名アートディレクター、またTVCMディレクターでは東條忠義、亀井武彦、高橋忠和らが在籍し、有名広告を手掛けていることでも知られる。日本で一番長い歴史を持つ広告制作プロダクション、ライトパブリシティと共に、現在も広告・CM業界で活躍する人材を輩出している名だたる一社でもある。
銀座で発足した後に同じ中央区の京橋へ移転。その後、1975年から2008年までは千代田区丸の内1丁目のパレスビルに本社を置いていたが、2008年の途中から現在の港区北青山に本社を移している。
主な作品
[編集]近年の主な作品についての詳細は公式サイトの「仕事紹介」を、創立から2010年代までの作品については「歴史」ページをそれぞれ参照。
サントリーグループ
[編集]- 「水と生きる SUNTORY」(企業メッセージ)
- サントリー黒烏龍茶
- サントリー烏龍茶
- サントリー美術館 - ロゴマーク
- サントリーオールド「アイ ラブ ユー」
- サントリートリス「トリスの味は人間味」
- ザ・カクテルバー「愛だろ、愛っ。」
- 他多数
サントリー以外
[編集]- おかいものクマ(そごう・西武←旧西武百貨店)
- ダイハツ・コペン - ロゴマーク
- トヨタ・86 - 広告・ロゴマーク
- 虎ノ門ヒルズ「トラのもん」 - 電通との協業
- とらや - 店舗・商品パッケージデザイン等
- 青天の霹靂 (米)
- スーモ(リクルートホールディングス) - ロゴマーク
- スタディサプリ(リクルートホールディングス) - ロゴマーク
- 伊藤忠商事 - 企業広告
- 東京メトロ「すすメトロ」
- ほか
出身者、および、在籍中の著名人
[編集]参考文献
[編集]- 「SUN-AD at work」(2002年10月1日・初版発行)宣伝会議 2002年10月にギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催された「サン・アド人」展に合わせて刊行された書籍。[3]
- ブレーン10月号別冊 「そこは表現の学校のような場所でした。」(2014年8月28日発行)宣伝会議
- 2014年、創立50周年に合わせて刊行された特別号。[4]
出典
[編集]- ^ a b 株式会社サン・アド 第61期決算公告
- ^ “創立の言葉(公式サイト「サン・アドについて」歴史より)”. サン・アド. 2021年12月3日閲覧。
- ^ “ギンザ・グラフィック・ギャラリー展覧会情報”. ギンザ・グラフィック・ギャラリー. 2021年12月3日閲覧。
- ^ “「サン・アドの広告表現」を見つけ出す試み ブレーン別冊『そこは表現の学校のような場所でした。』が発売に”. ブレーン編集部. 2021年12月3日閲覧。