サンタ・カンパニー

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サンタ・カンパニー
SANTA COMPANY
監督 糸曽賢志(総監督)
かまくらゆみ
脚本 福島直浩
糸曽賢志
原案 糸曽賢志
製作 糸曽賢志
出演者 藤村歩
梶裕貴
戸松遥
釘宮理恵
櫻井孝宏
音楽 板垣祐介
主題歌 ChouCho「君へ贈る魔法」
制作会社 Nexus
製作会社 KENJI STUDIO
公開 2014年
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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サンタ・カンパニー』 (SANTA COMPANY) は、糸曽賢志による日本のオリジナルアニメーション作品。および小説。日本での公開に合わせて、英語フランス語イタリア語に翻訳され世界中に同時展開。

概要[編集]

アニメーション製作、関連商品展開などのプロジェクト遂行にかかる費用を糸曽賢志が全額出資し、作品製作・商品展開までを一貫して行った作品。助成金クラウドファンディングの活用、作品素材を使用した教材の展開といった手法の組み合わせにより、公開前に製作費用を回収したことでも話題に上った。

2012年11月8日~2012年12月25日の間、小説「サンタ・カンパニー プレゼント大作戦!」の発売に合わせてコールド・ストーン・クリーマリーとタイアップイベントを開催。2012年に駐日フィンランド大使館の公式キャラクター、フィンたんを糸曽賢志がデザインした流れで、フィンランドとタイアップ。アニメーション劇中にフィンたんが登場しているほか、フィンランドのサンタクロースから届いたメッセージが劇中に使用されている。2013年12月に、大阪府茨木市の協力のもと、アニメーションの一部をプロジェクションマッピング上映し2500名を集客。

2013年7月に日本のクラウドファンディングサイト「anipipo」にて支援を呼びかけた結果、目標金額に届かず失敗に終わるが、2013年12月に海外のクラウドファンディング「Kickstarter」にて再度支援募集を開始。30日間で目標金額の50,000ドルを超え、72,270ドルを集めた。2014年に完成したアニメーションは文部科学省選定作品に選出。東京国際映画祭にて招待上映された他、カンヌ国際映画祭のショートフィルムコーナーにて作品紹介された。また、作品の制作過程データを触りながら学べるDVD-ROM教材や、関連書籍も展開。そのDVD-ROM教材の英語版制作費用も「Kickstarter」にて支援募集し、目標金額の15,000ドルを170%以上上回る25,634ドルを調達。プロジェクト累計1000万円以上の調達に成功した 。

プロモーションも兼ねて「株式会社サンタ・カンパニー」を実社会に設立。同社には作品と同じく「サンタ部」「プレゼント部」「トナカイ部」が存在し、実際に事業を行っている。

アニメ版あらすじ[編集]

サンタクロースの会社「サンタ・カンパニー」に入ったばかりの新人ノエルが、正式な「トントゥ」になるための試験にのぞむ。試験内容は「サンタクロースに一番たいせつなものが何かを見つけること」。期限が近づき、未だ答えが見つけられないでいる最中に遅れて会社に届いた子供からの1通の手紙。不備扱いで処理されそうになったその手紙がきっかけで、ノエルと仲間たちはプレゼントを巡る冒険へ旅立つことに。その先にノエルが見つけた答えとは…。小説「サンタ・カンパニー プレゼント大作戦!」から1年後の物語となっている。

アニメ版登場人物[編集]

ノエル・ホワイト
- 藤村歩
本作の主人公。プレゼント部のトントゥ見習いの少女。サンタ・カンパニーに迷い込んでから一年が経過。早く一人前になってサンタ・カンパニーの役に立ちたいと願っている。
ベル・クリスタル
声 - 梶裕貴
サンタ部のトントゥ。ノエルに想いを寄せており、行動力がある少年。小説版よりずいぶんと大人に成長している。
ミント・ロンド
声 - 戸松遥
プレゼント部のトントゥ。ノエルと仲が良く、おてんばな少女。思ったことをすぐに口に出し、ケンカになることも多い。
トーマス・ダウ
声 - 釘宮理恵
トナカイ部のトントゥ。おとなしく優しい少年。ルドルフ3世と心を通わせられる数少ない人間の一人。ミントに想いを寄せている。
ペドロ・ロンド
声 - 櫻井孝宏
プレゼント部所属でSSSの一員。二枚目で女性職員にファンも多い。ミントの兄。
ルドルフ3世
声 - 烏丸祐一
赤鼻のルドルフの孫。気性が荒く、あまり人になつかない。
ニコラ・ホワイト
声 - 東地宏樹
プレゼント部の部長。厳格で部下からの信頼も厚い。ノエルの父親。

アニメ版スタッフ[編集]

  • 企画・原案・総監督・プロデューサー - 糸曽賢志
  • 監督 - かまくらゆみ
  • 脚本 - 福島直浩、糸曽賢志
  • キャラクター原案 -
  • キャラクターデザイン - 原田大基
  • プロップデザイン・総作画監督 - 明珍宇作
  • 作画監督 - 齊藤佳子、後藤孝宏
  • 美術設計 - 青井孝
  • 美術監督 - 小幡和寛
  • 色彩設定 - 末永康子
  • 撮影監督 - 廣岡岳
  • 編集 - 坪根健太郎
  • アニメーションプロデューサー - 中村浩士
  • 音楽 - 板垣祐介
  • 音響監督 - 三間雅文
  • 主題歌 - ChouCho「君へ贈る魔法」(作詞:糸曽賢志、作曲:rino、編曲:清水哲平)
  • アニメーション制作 - Nexus
  • 製作プロダクション - KENJI STUDIO

世界観・用語解説[編集]

サンタ・カンパニー
「サンタ部」「プレゼント部」「トナカイ部」の3つの部署から成る大手企業。クリスマスイブには3つの部署が協力し、親御さんたちからの依頼を受け、自社自慢の能力を活かして安全にプレゼントを運ぶ還元祭を行う。
サンタ部
普段のサンタ部は世界最大規模のセキュリティー事業を営んでおり、クリスマスにはその能力を最大限活かして最小限の時間で、安全に子供部屋へプレゼントを届ける。
プレゼント部
普段のプレゼント部は世界最大規模の物販業&運送業を営んでおり、クリスマスにはプレゼントの用意、包装、配達をスムーズに行う。
トナカイ部
普段のトナカイ部は世界最大規模のナビ事業&動物事業を営んでおり、クリスマスにはサンタクロースとプレゼントを最短経路で目的地まで運ぶ。
トントゥ
「サンタ・カンパニー」で行われる試験に合格し、サンタクロースや会社内の手伝いを正式に任命されている子供。
SSS
サンタクロースが子供たちにプレゼントを運ぶ際に護衛として同行し、「はやく、ただしく、こっそりと」任務を遂行できるようバックアップするチーム。
ムック
プレゼントをねらう怪物。その姿は雪男よりも大きく、その心は魔女よりも冷たい。青く光るいくつもの目は見るものを焼きつくし、手から放たれる光の矢は岩をもつらぬく、と伝わっている。

小説版 サンタ・カンパニー プレゼント大作戦![編集]

『サンタ・カンパニー プレゼント大作戦!』は、福島直浩、糸曽賢志、左による小説。アニメ版『サンタ・カンパニー』の一年前の出来事を描いたアナザーストーリー。アニメでは説明されていない設定が小説で明かされる仕組みになっている。ポプラ社より2012年11月に出版された。

小説版のあらすじ[編集]

11歳の少女ノエルはクリスマスが大嫌い。両親は3年前に離婚し、一緒に住む父親は毎年仕事で忙しく、学校の友達もクリスマスは一緒に遊んでくれない。今年も寂しいクリスマスを過ごすのかとノエルは憂鬱だった。ひとりぼっちのイブの夕方、マンションのエレベーターがノエルの住む5階に着き、ブゥーンと扉が開く。――と、目の前にはいつも飲みなれた風景とは違う巨大な工場が広がっていた。そこは”サンタ・カンパニー”という会社。なんと、サンタは会社化されていたのだ。そこで働くトントゥと呼ばれる子どもたちが引き起こしたトラブルに巻き込まれて、ソリに乗せそこねたプレゼントを届けるための冒険へ。ノエルがすごした、とんでもない、そしてとびきり素敵なクリスマスの物語。

小説版の登場人物[編集]

ノエル・ホワイト
主人公。クリスマスが大嫌い。「サンタ・カンパニー」に迷い込み、未だかつて経験したことのないクリスマスを過ごすことに。
ベル・クリスタル
サンタ部のトントゥ。サンタクロースの天敵と恐れられる「ムック」を退治して、一人前として認められようと悪巧みを画策する。
ミント・ロンド
プレゼント部のトントゥ。ノエルをトントゥと間違え、プレゼント部の手伝いをさせてしまったことがきっかけで仲良しに。
トーマス・ダウ
トナカイ部のトントゥ。頼み事を断れない性格が災いしてベルの悪巧みの共犯者にされてしまい、本人の想いとは違う方向に事態が転じていく。
ペドロ・ロンド
サンタ部のSSSに所属の青年。ミントの兄で、彼女のことをいつも気にかけている。
ルドルフ3世
赤鼻のトナカイ。頬に大きな傷があり人相が悪い。

CAC(キャラクターデザイン・アニメーションカリキュラム)[編集]

『CAC(キャラクターデザイン・アニメーションカリキュラム)』は、「サンタ・カンパニー」のアニメーション制作過程にできたデータを用いて企画から完成までを触りながら学べる実践的教材。DVD-ROMにPSDなどのデータ資料と制作工程を解説したPDFデータが収録されている。史上初の教材として、東京都より助成対象プロジェクトに選定された。

アニメに学ぶ 魅力的なキャラクターと動きの描き方[編集]

『アニメに学ぶ 魅力的なキャラクターと動きの描き方』は、「サンタ・カンパニー」のアニメーション作画素材を用いて、演出意図を含めたキャラクターの気持ちを表現する動き、表情、構図の描き方を解説した教本。マイナビより2014年7月24日に出版し、Amazonのデザイン・グラフィックスカテゴリーでベストセラーランキング1位になっている。

外部リンク[編集]