サンクチュアリ -聖域-
サンクチュアリ -聖域- Sanctuary | |
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脚本 | 金沢知樹 |
監督 | 江口カン |
監修 |
諸鍛冶裕太(アクション) 青木哲也(アクション) 向田翼(アクション) 維新力浩司(相撲) |
出演者 |
一ノ瀬ワタル 染谷将太 忽那汐里 田口トモロヲ きたろう 毎熊克哉 住洋樹 佳久創 戌井昭人 おむすび 寺本莉緒 安藤聖 金子大地 仙道敦子 澤田賢澄 石川修平 義江和也 小林圭 めっちゃ 菊池宇晃 余貴美子 岸谷五朗 中尾彬 笹野高史 松尾スズキ 小雪 ピエール瀧 岩元駿介 |
製作 | |
エグゼクティブ・ プロデューサー | 坂本和隆(Netflix) |
プロデューサー | 藤田大輔 |
制作プロデューサー |
茂木英興(音楽) 舘野信博(音楽) 飯田美保(アソシエイト) 武石宏登(アソシエイト) 小川勝広(ライン) |
撮影監督 | 直井康志(JSC) |
編集 |
和田剛 澤井祐美 |
制作 | SLOW TIDE |
製作 | Netflix |
放送 | |
配信サイト | Netflix |
配信国・地域 | 全世界 |
配信期間 | 2023年5月4日 |
サンクチュアリ -聖域- |
『サンクチュアリ -聖域-』(サンクチュアリ せいいき)は、Netflixが日本で製作し、2023年5月4日より全世界で配信中の大相撲を題材としたオリジナルWebドラマ[1][2]。主演は一ノ瀬ワタル[3]。
概要[編集]
2020年12月7日にNetflixより製作および配信が発表された[3]。
監督は江口カン、脚本は金沢知樹が務めるが、両者のコンビは江口の商業映画初監督作品である『ガチ星』以来となる[3]。
主演の一ノ瀬はオーディションによって選出された[2]。本作が初の主演作品となる[4]。なお、力士役を演じる全ての俳優陣は、専門家の指導の下、1年間に及ぶ肉体改造や相撲の稽古を行っているという[3]。
Netflixは2021年4月より日本における実写オリジナル作品の制作の拠点として東京都世田谷区の東宝スタジオと複数年の賃貸契約を結んでおり、本作についても東宝スタジオにて撮影が行われた[5]。
あらすじ[編集]
借金による家庭崩壊の中で足掻く不良の小瀬清は、猿将部屋の猿将親方にスカウトを受け、金を稼ぐために力士となる。センスはあるが、品性も敬意もない彼の態度に、当然のように嫌悪感をあらわにする周囲だったが、清は真剣になることなく勝利を重ねてゆく。
初めての給料日。最初に聞いていた額よりもはるかに少なかったことに憤慨した清は、その勢いで部屋を逃げ出す。しかし、同門の清水の説得を受けて心境が変わり、力士を続ける。
部屋に戻ってからも、相変わらずふてぶてしい態度の清への、虐待にも似たしごきや、嫌がらせは止まらなかった。そんな中で出会ったホステスの七海と、同じ北九州出身であったことから意気投合した清は、つかの間の心の安らぎを得る。
ある日、父が事故で倒れ、意識はあるが動くことも話すこともできない状態になったことを知る。一切入院費を払うつもりはない、と宣言する母の代わりに、多額の入院費用を工面する必要ができた清は、本腰を入れて相撲に取り組むこととなる。
夜更けに公園でひとり、四股を踏んでいた時、桜を見上げて佇む力士静内を見た清は、彼をからかいつつもコーヒーを奢って僅かな交流を果たした。静内もそんな清を邪険にすることなく、共に煙草を吸うなど、交流を深めてゆく。
その後、清の態度を見た猿将は、彼に『猿桜』の四股名を授けた。「ダサい」と笑いつつも、清は猿桜として5月場所に挑む。勝てば優勝という所まで進むも、その取組は、猿将を毛嫌いする犬嶋親方らが仕掛けた、猿桜を負傷させるための罠であった。猿将から罠のことを聞いていた猿桜は、それを逆手に取り、犬嶋親方の腰巾着である馬山親方に逆襲する。
その日、七海と優勝祝いに飲んでいた猿桜だったが、若くして富豪となった村田と出会う。彼は猿桜のタニマチになると言い、その言動には不快感を覚えつつも、猿桜はそれを受け入れた。
番付も幕下へと昇進し、地位と女、金も手に入れた猿桜は慢心。彼を高く買っており、活を入れようとした古参力士の猿谷を、引退も辞さない負傷へ追い込んでしまう。事件とは無関係に引退を考えていた猿谷は、猿桜を気遣う言葉を掛けるも、彼の心には蟠りが残り、さらに周囲からは孤立する。
猿谷との一応の和解を果たすも、そんな中で迎えたのは、強敵・静内との一番。そこで猿桜は、心身共に深く傷付けられるほどの重傷を負う。頭を狙われると取り乱してしまうほどの心的外傷に見舞われた猿桜は、力士として再起不能となった。
犬嶋親方は、これを機に完全に猿将部屋を葬ろうと、馬山部屋を使い出稽古の形で猿将部屋の力士連中を虐め抜く。その際に猿桜が起こした暴力事件により、もはや彼の解雇は避けられないものとなった。
さらに、以前に恥をかかされたことから猿桜を見放した村田に七海を奪われ、全てを失った猿桜。花の根回しで解雇が取り下げられるも、完全に自信を喪失した猿桜は、自ら部屋を去る。ところが、そんな彼を止めたのは、これまで彼と父を邪険に扱ってきた母であった。猿桜の金を稼ぐ理由のためか、はたまた自分の欲のためか、母は猿桜を激しく叱咤し、ショックによって彼は立ち直ることに成功する。
その日から、猿桜は真面目に稽古に取り組むようになる。さらに猿将や猿谷に教えを請い、猿将の現役時代の取組の型を取り入れ、またそんな彼の態度は、怠惰だった周囲の力士をも変えてゆく。そして、再び馬山部屋の出稽古を迎えるも、今度は実力伯仲となった上、猿桜は勝利を収めた。
迎えた、静内とのリベンジマッチ。仲間たちの檄と、清水の声援を受け、闘志に満ちた猿桜。向かい合った両者は、土俵の上でこれまでの人生を回顧し、激しくぶつかり合うところで、物語は幕を閉じる。
キャスト[編集]
- 小瀬清 / 猿桜(えんおう)
- 演 - 一ノ瀬ワタル[2]
- 猿将部屋の力士。門司区出身。物語中の最終的な番付は幕下。優れた格闘センスと恵まれた体格の持ち主だが、もっぱらそれらはカツアゲや喧嘩に使われている札付きの不良であった。性格は傲慢かつ粗暴だが、女に奥手だったり、からかった相手には詫びのつもりかコーヒーを奢るなど、どこか生真面目な部分もある。
- 幼少時に借金で家庭崩壊し、貯めた金で父・浩二の寿司屋を取り戻そうとしているが、目標金額には遠く及ばず腐っていたところに、猿将のスカウトを受けて入門する。当初から相撲をバカにしており、金のために入門したために敬意や品格は一切ない。当然、部屋内外でも蛇蝎のごとく嫌われており、虐め同然のしごきを受けるも、本人も挑発で返す始末であった。そうした態度が仇となって、静内に敗北した後は完全に孤立するが、立ち直った後は真面目さを見せるようになり、最終的には周囲を良い方向に変えた。破竹の勢いで連勝を重ねる姿は、敵味方問わずどこか心を沸かせる魅力もあり、全く相撲に興味のなかった飛鳥や、目の敵にしていた犬嶋親方の心をも変えさせている。
- 清水
- 演 - 染谷将太[3]
- 猿将部屋の力士。清とは正反対に相撲愛に溢れているが、体格に恵まれず、早々に力士の未来を諦めていた。清と共に部屋から抜け出した後、力士として未来がある清を説得し、彼を留めることに成功する。これを機に清とも仲が良くなった。その後は呼出として清たちと再会。以降は猿将部屋をサポートする形で相撲界と関わってゆく。
- 国嶋飛鳥
- 演 - 忽那汐里[6][2]
- 新聞社の相撲担当記者。帰国子女で、昨今の考えにそぐわない相撲界の常識は変わるべきだと感じている。元は政治部にいたが、強引な取材、それを上司に庇ってもらえなかったことがきっかけで人事異動を受けた。清と出会い、彼の相撲を見る内に興味を惹かれていき、彼を守るために犬嶋親方に土下座をするほどにのめり込むようになる。
猿将部屋[編集]
- 猿将親方(えんしょうおやかた)
- 演 - ピエール瀧[7]
- 清(猿桜)の師匠。清の才能と体格を見初め、相撲の世界にスカウトする。現役時代の四股名は猿風(えんふう)で、最終的な番付は大関。低い姿勢から鋭く当たる取組が得意であり、名力士と謳われていた。
- 問題行動ばかりの清にはたびたび手を焼かされており、時には彼が恐怖を覚えるほどの剣幕で叱りつけることもあるが、基本的には気に入っており、なんとか解雇されないよう手を尽くしている。古くから世話をしていた猿谷のことは実の息子だと考えており、断髪式の際にその胸中を語った。
- 花
- 演 - 小雪[8]
- 女将。優しい態度は清からも慕われている。
- 実父は協会の理事長を務める熊田であり、時には彼の権力を使ったり、昔の関係で龍谷親方を動かしたりと、底知れない人物。
- 猿谷(えんや)
- 演 - 澤田賢澄[9]
- 清の兄弟子力士。元小結。関脇に昇進間近で膝を痛めてしまい、一時は番付も落とすが、再び幕下まで上り詰める。傲慢ながらも才能を感じさせる清を内心で気に入っており、彼をしごきつつも的確なアドバイスを行う。
- その後、再び十両昇進をしたが、再度怪我が悪化し再度幕下に降格。限界を感じ引退を決意する。しかしそれを明かす前に、清との稽古中に膝を怪我。静内との一番でも完敗し、引退することとなった。引退後は部屋付き親方として後進の指導にあたるようになる。相撲に前向きになった清に、まわしを切られないよう小指の重要性を教える。
- 猿空(えんくう)
- 演 - 石川修平
- 清の兄弟子。幕下。猿谷への憧れから、彼に近付こうと努力を重ねる。表には出さないが、猿谷が清を目にかけていることから、清に嫉妬していた。
- ネットの匿名アカウントで憂さを晴らすなど徐々に不安定になってゆくも、猿谷に諭されたことや、清が奮起し、それを受けた仲間たちが徐々に変わり始めたのを見て、彼もまた心意気を新たにした。猿谷の断髪式の際、彼からは「俺を追うな。お前の相撲を追え」と激励を受け、落涙する。最終話では、部屋の面々を代表し、静内とのリベンジマッチに臨む清の背中を張って激励することで彼を送り出した。
- 猿河
- 演 - 義江和也[10]
- 清の兄弟子。三段目。当初から猿将部屋に入門してきたばかりで礼儀を欠く清を良く思っておらず、事あるごとに高橋とつるんでつらく当たり、からかっていた。清が徐々に相撲に目覚めて敬意を持つ様になってからは、次第に認め始めるようになる。
- 猿岳
- 演 -小林圭
- 清の兄弟子。序二段。猿将部屋きってのイケメン力士。SNSにもご執心で大部屋の壁にはファンから送られた物か自撮りなのかは分からないが写真が沢山貼ってある。イケメンな事とSNSが好きな事が猿桜(清)の金策に一役買ってしまう事になる。バレてこっ酷く怒られる猿桜(清)は結果呆気に取られる事になる。
- 高橋
- 演 - めっちゃ[11]
- 清の兄弟子。序二段。猿河とつるんで清に冷たい態度を取り冷笑していたが、必死でくらいついてくる清の態度を見ているうちに感化され始める。猿河に対しても「俺だって強くなりたいんですよ!」と清の特訓にだいぶ遅れて付き合い始める姿が部屋に帯びる熱を表現している。YouTubeでのキャストのインタビューでは、お笑い芸人ならではの気さくなトークで「ちゃんこのトリビア」について語り盛り上げ和やかにしている。
- 石原
- 演 - 菊池宇晃
- 清の兄弟子。序ノ口。主人公の一ノ瀬ワタル演じる清の入門後も仲間でも敵になるでもなく、終始やさしく接している。小兵ながら周りでちょろちょろ動き回る愛らしい存在が部屋の力士達を和ませている。シーズン1の後半での自主的な清の猛特訓にもいち早く同行し、猿将部屋を盛り立てる縁の下の力持ち的な存在。
龍谷部屋[編集]
- 龍貴
- 演 - 佳久創[2]
- 角界で注目されている力士。精悍な顔つきと真摯な態度でファンも多く、角界を背負って立つと目される。
- その裏で、重圧に耐えかねて人知れず嘔吐するなど繊細な一面もあり、自身の持つ連勝記録を侵させないために、静内に八百長を指示した黒幕と疑われていた。だが、本人はその件は関与しておらず、唯一の味方であった弥生が犯人であったことで、拠り所すら失ってしまうこととなる。
- 龍谷親方
- 演 - 岸谷五朗[2]
- 龍貴の父。角界で相当な権力を持ち、実子の龍貴には重いプレッシャーを掛ける。そのために、彼が何を成しても当然のこととして褒めることはしない。
- 伊東を教祖とする新興宗教の信者であるような描写がある。
- 弥生
- 演 - 仙道敦子[2]
- 女将。龍貴の母。料理が上手く、夫に厳しい言葉を掛けられても柔和に対応する良妻賢母。
- 龍貴の連勝記録を崩させないよう、伊東を通して静内へ八百長を持ちかけるも、その事実が夫にバレて家を追い出されてしまう。
- 伊東
- 演 - 笹野高史[2]
- 部屋のタニマチ。新興宗教の教祖と思しき描写がある。
- 八百長疑惑に切り込んできた安井を、暗に家族を人質に取ることで手を引かせた。「お告げ」という形で龍谷親方を操っており、それを利用して弥生を追い出させた。
その他[編集]
- 静内
- 演 - 住洋樹[2]
- 顔に大きな傷のある力士。「化物のような強さ」と称され、ほとんどの相手を苦もなく負かしてしまうため、稽古の際は親方の指示で利き腕を封じている。
- 非常に無口で、劇中では煙草でむせる以外、一切声を出さない。桜が好きなのか、よく桜を眺めている。公園で不貞腐れていた清とも桜の下で出会い、彼からは「フランケン」とあだ名され、たびたび無礼を受けるも、気にしていないのか共に煙草を吸ったりもする。常に無表情であるが、全力を出す前などに微笑むことがある。しかしこの微笑みは過去の母の発言である「悲しいことはこれからもたくさんある そういう時は 無理してでも笑うの」という台詞のトラウマ描写とも取れる。その微笑みの直後、友情が築かれようとしていた猿桜を必要以上の圧倒的暴力とも取れる行動で再起不能にまで追いやっている。
- かつて、幼少時に起きた事件で死んだ母と弟の死亡現場に、凶器である包丁を持って立っていたという過去がある。その事実を掴んだ安井からは、リークをしない代わりに負けるよう八百長を持ちかけられるも、それを無視し、取組相手である清を徹底的に撃破した。実は、優しかった母が育児ノイローゼから虐待をするようになり、弟と共に目の前で無理心中を図った。その際、居合わせた静内が凶器を拾っただけであり、彼は殺害に関与していなかった。
- 七海
- 演 - 寺本莉緒[2]
- 直方市出身のホステス。清と同郷であることから意気投合し、彼を翻弄してゆく。
- 女慣れしていない清をあの手この手で誘惑するも、決して一線を越えさせることはなく、それどころか彼から財布をスリ盗るという悪女である。後述する村田とも繋がりのあった描写があり、清の事は体のいいカモという立ち位置だったが、物語が進んでいくにつれ清に対する思い入れとも取れる態度へと変わっていく。部屋にある卒業アルバムは、『古賀 奈々』という女生徒の顔が塗り潰されている。
- 村田との関係が切れていないなか、清と村田の仲違いの腹いせとして村田に利用され、清に対して女性としての屈辱を味合わされるが、その後も遠巻きながら清の取組に足を運ぶなど、清への想いは失っていない。
- 安井
- 演 - 毎熊克哉[2]
- フリーライター。角界のスキャンダルを追って龍谷部屋の八百長疑惑に切り込むも、伊東の脅迫を受けて手を引かざるを得なくなった。
- 村田
- 演 - 金子大地[2]
- IT企業のCEO。軽薄な性格で、よく意味も知らぬまま猿桜のタニマチを自称する。だがその動機は「力士を従えてると格好いい」というもので、清を不快にさせた。
- 清の都合も考えずに呼び出す、金を渡して宴会芸を強要するなど横暴な振る舞いを続けるも、ついには清に激怒され暴行を受け、失禁させられる屈辱を味わう。その後、謝罪したいと清を呼び出すも、そこで七海を寝取ったのを見せることで、彼の心を完全に折るという復讐を果たした。
- 馬山親方
- 演 - おむすび[12]
- 極度の肥満体で、息が荒いのを犬嶋親方に注意される。犬嶋親方に子分のような扱いを受けている。
- 馬狩
- 演 - 岩元駿介
- 馬山部屋の力士。犬嶋親方の指示で猿将部屋に出稽古に来る。一度目は意気消沈する猿桜(清)を挑発して暴力沙汰にまで発展する。
- 馬牙
- 演 - 荒岡流星
- 馬山部屋の力士。静内に完敗した猿桜(清)が本調子でないうちに犬嶋親方からの指示で馬山部屋の力士の馬狩らと、猿将部屋への嫌がらせと清を潰すために出稽古に来る。猿将部屋の兄弟子たちにも圧勝、不甲斐ない猿桜(清)にも檄を飛ばす。
- 時津
- 演 - 田口トモロヲ[2]
- 飛鳥の上司。定年間近の大相撲担当記者。当初は猿谷の復活劇を追おうとしていたが、次第に猿桜(清)の魅力にも興味を持っていく。政治部で問題を起こして相撲担当に配属替えになった国嶋飛鳥のぶっきらぼうな態度もいなし、常に優しく見守っている。
- 小瀬浩二
- 演 - きたろう[2]
- 清の父。経営していた寿司屋を廃業した後に妻子と別居するようになり、警備員として生計を立てていたが、仕事中に交通事故に遭い寝たきりとなる。清が静内との二度目の取組に臨む直前に、わずかに体を動かせるようになり、テレビで息子の勇姿を見る目には涙が浮かんでいた。
- 小瀬早苗
- 演 - 余貴美子[2]
- 清の母。幼い清に愛情を注ぐ良き母であったが、借金で店を潰した浩二に愛想を尽かして出て行って以来、借金をしては踏み倒したり、男を渡り歩くなど奔放な生活を送る。それが原因で不良化した清から家庭内暴力を受けていた。浩二のことは忌み嫌っており、夫が寝たきりで口を利けないのを良いことに痛罵するなど、夫婦仲は修復不可能の状態にある。しかし、母親としての情は完全に失っておらず、清が解雇されそうになった時は直接東京に乗り込んで来ており、腑抜けた彼を叱咤することで、清が再起するきっかけを作った。
- 犬嶋親方
- 演 - 松尾スズキ[2]
- 現役時代に何度も横綱昇進を阻まれたことから、猿将親方に私怨を抱き、犬猿の仲となっている。あの手この手で猿将部屋を潰そうと画策するも、皮肉にも彼が与えた逆境が、健全とは言いがたかった猿将部屋をより強固な一団にしてしまう。
- 熊田
- 演 - 中尾彬[2]
- 日本大相撲協会の理事長。
スタッフ[編集]
- 脚本 - 金沢知樹
- 監督 - 江口カン
- 撮影監督 - 直井康志(JSC)[13]
- 美術 - 安宅紀史[3]
- 照明 - 田中洵[3]
- 録音 - 小松将人[3]
- 編集 - 和田剛、澤井祐美[13]
- アクションコーディネーター - 諸鍛冶裕太、青木哲也、向田翼[13]
- 相撲監修 - 維新力浩司[13]
- 相撲コーディネーター - 網谷勇志
- 音楽プロデューサー - 茂木英興、舘野信博[13]
- アソシエイトプロデューサー - 飯田美保、武石宏登[13]
- ラインプロデューサー - 小川勝広[13]
- プロダクションスーパーバイザー - 福島聡司[13]
- エグゼクティブ・プロデューサー - 坂本和隆(Netflix コンテンツ・アクイジション部門ディレクター)[3]
- プロデューサー - 藤田大輔[3]
- 制作 - SLOWTIDE
- 製作 - Netflix
配信日程[編集]
配信回 | 配信日 | 配信時間 |
---|---|---|
エピソード1 | 5月4日 | 60分 |
エピソード2 | 48分 | |
エピソード3 | 50分 | |
エピソード4 | 52分 | |
エピソード5 | 54分 | |
エピソード6 | 54分 | |
エピソード7 | 65分 | |
エピソード8 | 31分 |
脚注[編集]
出典[編集]
- ^ 吉田唯 (2021年12月2日). “「今際の国のアリス」シーズン2も!今後のネトフリ日本ドラマに注目”. シネマトゥデイ (株式会社シネマトゥデイ) 2022年7月9日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q “一ノ瀬ワタルが大相撲に挑む『サンクチュアリ -聖域- 』共演者発表【Netflix】”. ORICON NEWS. oricon ME (2023年2月25日). 2023年2月26日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j “一ノ瀬ワタルが力士役で主演のNetflixオリジナルシリーズ制作へ ピエール瀧、染谷将太、小雪が共演”. リアルサウンド映画部 (株式会社blueprint). (2020年12月7日) 2021年5月11日閲覧。
- ^ 一ノ瀬ワタル [@WATARUICHInose] (2020年12月7日). "初主演やらせていただきます。 文字通りに血と汗と涙と土にまみれて、ぶちかましております。 どうぞご期待下さい!!…" (ツイート). 2020年12月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。Twitterより2023年5月4日閲覧。
- ^ “Netflix、日本に初の制作拠点 東宝のスタジオを賃借”. 日本経済新聞 (株式会社日本経済新聞社). (2021年3月18日) 2021年5月11日閲覧。
- ^ “舞台がハリウッドでも変わらない 忽那汐里が挑戦を続けるシンプルな理由”. Forbes Japan (リンクタイズ株式会社). (2021年10月26日) 2022年7月9日閲覧。
- ^ 野澤佳悟 (2020年12月7日). “Netflixで大相撲ドラマ「サンクチュアリ-聖域-」。親方役にピエール瀧”. AV Watch (株式会社インプレス) 2021年5月11日閲覧。
- ^ “小雪:「刺激的な作品に参加させていただくことに」 大相撲の“聖域”描くドラマで美貌の女将に”. 毎日キレイ (株式会社MANTAN). (2020年12月12日) 2021年5月11日閲覧。
- ^ 千代の眞/力士俳優 [@chiyonoshin_999] (2023年2月25日). "5月4日(木)Netflixで配信される『 サンクチュアリ -聖域- 』に、主人公 猿桜の兄弟子『猿谷』役で出演しています!ぜひご覧ください!" (ツイート). Twitterより2023年2月26日閲覧。
- ^ 義江 和也 YOSHIE KAZUYA ジャズヤ [@ucchariyoshie] (2023年2月25日). "[ご報告] 5月4日からNetflixで配信される 「サンクチュアリ -聖域-」に猿河役として出演します!!ぜひご覧ください!!! #サンクチュアリ #Sanctuary #ネットフリックス #ネトフリ #Netflix #義江和也" (ツイート). Twitterより2023年2月26日閲覧。
- ^ 元力士の相撲芸人 めっちゃ [@MECCHAHOSODA] (2023年2月25日). "遂に配信日決定しました(^o^) 5月4日配信決定‼︎ Netflix【サンクチュアリ-聖域-】 僕は高橋役で出させてもうてます‼︎ 早く観たい‼︎ マジどすこい‼︎ #Netflix #サンクチュアリ #聖域 #相撲部屋 #力士 #マジどすこい" (ツイート). Twitterより2023年2月26日閲覧。
- ^ OMUSUBI [@donomusubi] (2023年2月25日). "情報解禁をよばれました🎊 23年5月4日(木)よりNetflixで配信スタートするドラマ 「サンクチュアリ-聖域-」に馬山親方役でレギュラーキャストとして出演させて頂いています😃 是非皆様ご覧ください🍙 #サンクチュアリ #Sanctuary #Netflix #相撲 #ネットフリックス # ネトフリ #おむすび" (ツイート). Twitterより2023年2月26日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “Netflix『サンクチュアリ -聖域-』に岸谷五朗、毎熊克哉、金子大地ら出演 5月4日より配信へ”. Real Sound映画部. blueprint (2023年2月25日). 2023年2月26日閲覧。