サム・ソリマン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Jump to navigation Jump to search
サム・ソリマン
基本情報
本名 サム・ソリマン
通称 King
階級 ミドル級
身長 174cm
リーチ 178cm
国籍 オーストラリアの旗 オーストラリア
誕生日 (1973-11-13) 1973年11月13日(44歳)
出身地 メルボルン
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 58
勝ち 44
KO勝ち 18
敗け 13
引き分け 0
無効試合 1
テンプレートを表示

サム・ソリマンSam Soliman、男性、1973年11月13日 - )は、オーストラリアプロボクサー、元キックボクサーメルボルン出身。第13代IBF世界ミドル級王者。技巧派でタフさを兼ね備えている。トレーナーはデービット・スタンリー。アンソニー・ムンディンと4度の対戦がある。

来歴[編集]

テコンドー空手キックボクシングなどを経験した後ボクシングを始める。キックボクシングでは元ISKAとWKAのチャンピオンだった。

アマチュア時代[編集]

84試合行い、11敗の戦績を残した。

プロ時代[編集]

1997年4月20日、24歳で地元メルボルンのビルボード・ナイト・クラブでデビュー戦を行い、3-0の判定勝ちを収めデビューを白星で飾った。

1997年6月3日、デビュー2戦目がいきなりの国内タイトル挑戦でクイーンズランド州サウスポートのRSLクラブ・サウスポートでオーストラリアクルーザー級王者ピーター・キンセラと対戦し、12回2分33秒KO勝ちを収め王座獲得に成功した。

1997年8月15日、3戦目では2ヶ月間でいきなり階級を4階級下げ、シドニーのRSLクラブ・マリックビルでオーストラリアスーパーウェルター級王者ケビン・ケリーとケリーのタイトルとコモンウェルスイギリス連邦スーパーウェルター級王座決定戦で対戦し、プロ初黒星となる12回0-3(2者が109-120、113-119)の判定負けを喫しオーストラリア王座2階級制覇、コモンウェルス王座獲得に失敗した。

1997年11月28日、4戦目では3ヶ月間で再び階級を4階級戻し、ビクトリア州ジーロングのコリオ・レジャー・センターでエイドリアン・ベリンと対戦し、12回1-2(117-111、111-117、113-115)の判定負けを喫し初防衛に失敗、王座から陥落した。

1999年5月7日、メルボルンのプリンセス劇場モセシー・ソロバイとオーストラリアスーパーミドル級王座決定戦を行い、11回TKO勝ちを収めオーストラリア王座の2階級制覇に成功した

1999年7月9日、ウロンゴンブラッド・マヨとオーストラリアミドル級王座決定戦を行い、3-0の判定勝ちを収めオーストラリア王座3階級制覇に成功した。

1999年9月28日、シドニーのサウス・シドニー・ジュニアラグビーリーグクラブでオーストラリアライトヘビー級王者でIBFパンパシフィックライトヘビー級王者のグレン・ケリーと対戦し、0-3の判定負けを喫しオーストラリア王座4階級制覇、IBFパンパシフィック王座獲得に失敗した。

2000年6月19日、バートン・アポン・トレントネビル・ブラウンとコモンウェルスイギリス連邦ミドル級王座決定戦を行い、9回TKO勝ちを収め王座獲得に成功した。

2000年9月16日、イギリスのロンドンヨーク・ホールハワード・イーストマンと対戦し、12回判定負けを喫しコモンウェルス王座初防衛に失敗、王座から陥落した。

2001年1月27日、オランダアムステルダムヤープ・エデンハルレイモンド・ジョバルIBO世界ミドル級王座決定戦を行い、12回0-2(114-114、112-116、113-116)の判定負けを喫し王座獲得に失敗した。

2001年9月3日、ウロンゴンのウロンゴン・エンターテイメント・センターアンソニー・ムンディンとIBFパンパシフィックスーパーミドル級王座決定戦を行い、12回1-2(114-116、113-115、115-113)の判定負けを喫し王座獲得に失敗した。

2002年7月24日、ビクトリア州アルバート・パークショーン・スライバーンとIBFパンパシフィックミドル級王座決定戦を行い、12回3-0(118-107、120-109、120-102)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。

2002年10月15日、ビクトリア州アルバート・パークでサキオ・ビカと対戦し、12回2-0(116-112、117-112、114-114)の判定勝ちを収めIBFパンパシフィック王座初防衛に成功した。

2003年6月2日、ニューサウスウェールズ州ペンリスネイダー・ハムダンと対戦し、12回3-0(117-112、117-113、118-110)の判定勝ちを収めIBFパンパシフィック王座2度目の防衛に成功した。

2003年8月12日、、ビクトリア州アルバート・パークでラモン・アルトゥロ・ブリテスと対戦し、12回3-0(3者とも120-108)の判定勝ちを収めIBFパンパシフィック王座3度目の防衛に成功した。

2003年9月7日、益城町総合体育館OPBF東洋太平洋ミドル級王者豊住徳太郎と対戦し、12回2-1(118-113、114-116、119-110)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。

2003年11月1日、後楽園ホール鈴木悟と対戦し、12回3-0(119-107、119-108、119-109)の判定勝ちを収めOPBF王座初防衛に成功した。

2003年12月5日、ニューサウスウェールズ州ペンリスでシルビオ・ロハスと対戦し、4回TKO勝ちを収めIBFパンパシフィック王座4度目の防衛に成功した。

2004年1月23日、ニューサウスウェールズ州ペンリスでファン・カルロス・レッティエリと対戦し、初回1分29秒TKO勝ちを収めIBFパンパシフィック王座5度目の防衛に成功した。

2004年3月7日、ニューサウスウェールズ州ペンリスでホルヘ・スクラランディと対戦し、8回1秒TKO勝ちを収めIBFパンパシフィック王座6度目の防衛に成功した。

2004年4月16日、ビクトリア州ダンデノングムーホーディと対戦し、3回TKO勝ちを収めIBFパンパシフィック王座7度目の防衛に成功した。

2004年5月28日、ニューサウスウェールズ州ペンリスでプラサクダ・シンワンチャーと対戦し、3回1分25秒TKO勝ちを収めIBFパンパシフィック王座の8度目の防衛に成功した。

2004年7月18日、アメリカのカリフォルニア州テメキュラレイモンド・ジョバルとIBF世界ミドル級挑戦者決定戦を行い、12回3-0(2者が120-107、119-108)の判定勝ちを収めIBF王座への挑戦権を獲得した。

2005年12月10日、アメリカのコネチカット州アンカスビルモヒガン・サンロナルド・ライトWBC・IBF世界ミドル級挑戦者決定戦を行い、12回0-3(113-115、110-117、112-115)の判定負けを喫しIBF王者アルツール・アブラハムへの挑戦権獲得、WBC・WBO統一王者ジャーメイン・テイラーへの挑戦権獲得に失敗した。

2007年3月7日、シドニーのシドニー・エンターテイメント・センターミッケル・ケスラースーパー王座認定に伴い空位になったWBA世界スーパーミドル級王座決定戦をアンソニー・ムンディンと行い、プロ初のKO負けとなる9回2分26秒KO負けを喫し王座獲得に失敗した[1]

2007年10月30日、NBCが放送するリアリティー・ショーのザ・コンテンダーの準決勝でサキオ・ビカと対戦し、0-3(75-77、2者が74-78)の判定負けを喫し決勝進出を逃した。

2008年5月28日、シドニーのシドニー・エンターテイメント・センターでWBA世界スーパーミドル級王者アンソニー・ムンディンと対戦し、12回0-3(2者が112-116、112-117)の判定負けを喫し王座獲得に失敗した。

2009年8月16日、メルボルンでシントゥン・キャットブサバとIBOアジア太平洋ミドル級王座決定戦を行い、7回1分40秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した。

2009年10月4日、メルボルンでレス・ピッパーWBF世界ミドル級暫定王座決定戦並びにIBFオーストラリアミドル級王座決定戦を行い、7回1分43秒TKO勝ちを収めWBF暫定王座獲得、IBFオーストラリア王座獲得に成功した。

2010年3月13日、ビクトリア州ムーニー・ポンズシャノン・マクマホンとWBF世界ミドル級王座決定戦を行い、11回2分20秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した。

2010年9月23日、ビクトリア州フレミントンプラデープ・シンとIBFパンパシフィックミドル級王座決定戦を行い、10回1分27秒TKO勝ちを収め王座返り咲きに成功した。

2011年11月28日、ビクトリア州フレミントンでエロモセレ・アルバートとIBF世界ミドル級2位決定戦を行い、12回3-0(116-112、118-110、117-111)の判定勝ちを収めIBF世界ミドル級2位となりIBF世界ミドル級王座への指名挑戦権第2位を獲得した。

2012年2月19日、ニューサウスウェールズ州ホームブッシュガース・ウッドとIBFパンパシフィックミドル級暫定王座決定戦を行い、12回3-0(117-114、118-110、119-109)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。

2012年8月24日、ジーロングジョバンニ・ロレンソとIBF世界ミドル級指名挑戦者決定戦を行い、12回3-0(117-114、118-110、119-109)の判定勝ちを収めダニエル・ゲールへの指名挑戦権獲得に成功した。

2013年2月1日、ドイツのデュッセルドルフISSドームで元WBA世界ミドル級スーパー王者フェリックス・シュトルムと対戦し、12回3-0(116-111、2者が114-113)の判定勝ちを収めた[2]。しかしソリマンから違反薬物のシネフリンに対する陽性反応が検出された為、BDBから9ヵ月間の出場停止処分を受け、試合は無効試合に変更された[3]

2013年12月11日、ビクトリア州フレミントンでレス・シェリントンPABAミドル級暫定王座決定戦を行い、9回2分12秒、シェリントンの棄権により王座獲得に成功した。

2014年2月、ジャロッド・フレッチャーの王座返上に伴いPABAミドル級正規王座に認定された。

2014年4月、IBF世界ミドル級王者フェリックス・シュトルムに挑戦する為にPABAミドル級王座を返上した。

2014年5月31日、ドイツのクレーフェルトケーニッヒ・パラストでIBF世界ミドル級王者フェリックス・シュトルムと対戦し、12回3-0(2者が118-110、117-111)の判定勝ちを収め1年3ヵ月ぶりの再戦を制し王座獲得に成功した[4]。、オーストラリアのプロボクサーで最年長王座獲得に成功、プロ転向17年目40歳での世界王者初戴冠となった。

2014年6月22日、IBFは最新ランキングを発表し、上述のシュトルム戦に勝利し王座を獲得したソリマンはIBF世界ミドル級王者としてランクインした[5]

2014年10月8日、ミシシッピ州ビロクシボー・リヴァージュ・リゾート&カジノで元WBA・WBC・IBF・WBO世界ミドル級スーパー王者でIBF世界ミドル級15位のジャーメイン・テイラーと対戦し、12回0-3(111-116、109-115、109-116)の判定負けを喫し初防衛に失敗、王座から陥落した[6]。テイラーは従弟の男性への発砲に関与した疑いで逮捕されたが[7][8]、保釈金25000ドルを支払い釈放され、この対戦に向けたトレーニングも許可されたとはいえ[9]、第一級家庭内暴行容疑及び、加重暴行容疑の重罪で保釈中の身であったため、法律的にも倫理的にも実現が危ぶまれた一戦だった[10][11]

2014年10月18日、IBFは最新ランキングを発表し、上述のテイラー戦に敗れ王座から陥落したソリマンをIBF世界ミドル級8位にランクインした[12]

2015年6月26日、アメリカのワシントン州シェルトンのリトル・クリーク・カジノ・リゾートでドミニク・ウェイドと対戦し10回1-2(94-95、96-93、92-97)の判定負けを喫した。

2015年11月21日、パリパレ・デ・スポール・ポルト・ド・ヴェルサイユで元WBO世界ミドル級王者のハッサン・ヌダム・ヌジカムとIBF世界ミドル級2位決定戦を行うと報道されたが[13]、ヌジカムはルヴァロワ=ペレパレ・デ・スポール・マルセル・セルダンアヴタンディル・クルツィヅェとIBF世界ミドル級2位決定戦を行うことが決定した為[14]、ソリマンとヌジカムの間でIBF世界ミドル級2位決定戦は中止になった。

獲得タイトル[編集]

  • オーストラリアクルーザー級王座
  • オーストラリアスーパーミドル級王座
  • オーストラリアミドル級王座
  • コモンウェルスイギリス連邦ミドル級王座
  • IBFパンパシフィックミドル級王座
  • 第37代OPBF東洋太平洋ミドル級王座(防衛1)
  • IBOアジア太平洋ミドル級王座
  • IBFオーストラリアミドル級王座
  • WBF世界ウェルター級暫定王座
  • WBF世界ウェルター級王座
  • IBFパンパシフィックミドル級暫定王座
  • PABAミドル級暫定王座(防衛0=正規王座に認定)
  • 第21代PABAミドル級王座(防衛0)
  • 第13代IBF世界ミドル級王座(防衛0)

脚注[編集]

  1. ^ <ボクシング>ムンディン ソリマンをKOで降しWBAスーパーミドル級のタイトルを獲得 - オーストラリア 「AFPBB News」 2007年3月8日
  2. ^ ダウン挽回 ソリマン番狂わせでシュトゥルム下す ボクシングニュース「Box-on!」 2013年2月3日
  3. ^ Soliman's banned substance identified THE RING(英語) 2013年3月5日
  4. ^ ソリマン、シュトゥルム攻略 IBFミドル級 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年6月1日
  5. ^ IBF Ratings IBF公式サイト 2014年6月22日
  6. ^ テイラー4度倒して7年ぶり王座復帰 IBFミドル級 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年10月9日
  7. ^ Jermain Taylor Arrested for Allegedly Shooting Cousin BoxingScene.com(英語) 2014年8月26日
  8. ^ テイラー逮捕、ジャモエがキグに挑戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年8月27日
  9. ^ Jermain Taylor shot cousin, cops say ESPN.com(英語) 2014年8月27日
  10. ^ クリチコvsプレフは11.15に、来月3団体トップ会談 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年8月28日
  11. ^ Middleweight Jermain Taylor getting undeserved IBF title fight”. Yahoo Sports (2014年10月6日). 2014年10月13日閲覧。
  12. ^ IBF Ratings IBF公式サイト 2014年10月18日
  13. ^ Hassan N'Dam-Sam Soliman, IBF Eliminator Set, 11_21 BoxingScene.com(英語) 2015年9月21日
  14. ^ Tippspiel KW 47 – 20.-26.11.2015 Boxen.de(ドイツ語) 2015年11月18日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

前王者
豊住徳太郎
第37代OPBF東洋太平洋ミドル級王者

2003年9月7日 - 2004年5月(返上)

空位
次タイトル獲得者
サキオ・ビカ
暫定王座決定戦 対戦者
レス・シェリントン
PABAミドル級暫定王者
2013年12月21日 - 2014年2月
次暫定王者
正規認定により消滅
空位
前タイトル保持者
ジャロッド・フレッチャー
第20代PABAミドル級王者

2014年2月 - 2014年4月(返上)

空位
次タイトル獲得者
ダニエル・ゲール
前王者
フェリックス・シュトルム
IBF世界ミドル級王者

2014年5月31日 - 2014年10月8日

次王者
ジャーメイン・テイラー