サムライせんせい

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サムライせんせい
ジャンル タイムスリップコメディー
漫画
作者 黒江S介
出版社 リブレ出版
掲載サイト クロフネZERO
レーベル クロフネコミックス
発表期間 2013年11月28日[1][2] -
巻数 既刊6巻(2019年1月現在)
テンプレート - ノート

サムライせんせい』は、黒江S介による日本漫画作品である。

2015年10月23日から12月12日までテレビ朝日系でテレビドラマ化された。

あらすじ[編集]

尊王攘夷公武合体かで国論が揺れていた幕末期、失脚して、投獄の身であった土佐勤王党盟主の武市半平太がふと目覚めると、そこは何故か平成の日本であった。紆余曲折を経た後、長い獄中生活による疲弊も相まって力尽きたが、学習塾を経営する温厚な老人・佐伯に助けられる。佐伯の好意によって佐伯家に居候することになった半平太は、幕末と平成との間の様々なカルチャーギャップに戸惑いながらも、佐伯の経営する学習塾を手伝いつつ、志を達するために、元の時代に帰れる日を待ち望む。

登場人物[編集]

幕末の人物[編集]

武市半平太(たけち はんぺいた)
この物語の主人公。土佐勤皇党のリーダー。史実通りに邪魔者(吉田東洋など)を部下である土佐勤皇党員を使い排除して、出世の道を進み出た[注 1]。あることを境に、山内土佐守家中居留守組の階級から投獄される身に落ちた。富子に見守られながら獄中で眠っている時になぜか幕末(正確には元治の時代)の土佐から現代の田舎の公道の橋の上にてタイムスリップしてきた。まだ見ぬ150年後の未来技術にカルチャーショックをうける。タイムスリップ先のトラブル[注 2]から佐伯と出会い、佐伯の家を居候し、佐伯学習教室に通う地元の小学生を指導する塾講師となる。錦絵の美人画や覚えた黒船の絵などを描ききるほど絵が上手いが、富子からクスクス笑いだされるほど歌が下手くそ。竜馬(梅太郎)から「アギ」とアダ名される。
坂本竜馬(さかもと りょうま)[注 3]
有名な偉人。武市半平太を知らないサチコに説明する寅之助の口から名前だけ表示していたが、第2巻にてライター楢崎梅太郎として登場する。武市半平太より現時点の5年前から現代に来ていた。(自身の寺田屋襲撃事件後に両手に傷を負い、左手の人差し指が動けない状態だったが、最新鋭の現代医療技術により動けるようになった)。右目近くや口元と目元頬の左側にほくろと、細い目つきをしている。土佐弁で話す時は一人称が「アシ」。武市のことを「半平太」や「アギ[注 4]」と呼ぶほど親しい関係で、武市からも「アザ」と呼ばれる。
岡田以蔵(おかだ いぞう)
武市の門弟の愛弟子で、後に「人斬り以蔵」となる大柄な体格と素朴な口振りをもった男。土佐勤皇党と自ら行った事件を吐いたせいで師匠である武市を入獄や仲間を死に追い込んだとされている。
土井 哲三(どい てつぞう)
土佐で上士たちからの拷問を受け、精神異常を来たし、現代の平成の東京にタイムスリップされ、パニックを起こして信号無視の不注意での交通事故に遭い、重度の記憶障害になった岡田以蔵。たまたまヒーローショーの悪役を無意識に倒したのがきっかけで清掃員の身からアクション俳優養成所に入る。

その他の人物(幕末)[編集]

武市富子
武市半平太の妻。子を授からないことを夫と共に気にしかけていた。獄中のそばに傍らでいる富子の様子を見た武市は自身が招いた災いを彼女に迷惑至極をかけたことを後悔する。夫の武市から「富」と呼ばれている。
山本琢磨(やまもと たくま)
竜馬と同い年の従兄弟で、武市の親戚関係。
武市半平太とともに江戸の剣術修行先にて、岡田以蔵といた時、町人を胸ぐら掴んで酒に酔った別の侍の前に喧嘩を売って抜刀し、金時計を売ったその侍が琢磨の名を使い、汚名を着せられる。

21世紀の平成の現代人[編集]

佐伯(さえき)
元歴史の先生で、元学芸員の経歴をもち、150年後の平成に右往左往もわからぬ武市に現代の生活などを指導し、わかりやすく説明する穏健な性格をした眼鏡老人の小柄な男性。自宅にある佐伯学習教室を開き、学校帰りの地元の小学生たちを通わせる経営者でもある。楢崎梅太郎(竜馬)が持っていた着物を鑑識する。
佐伯 寅之助(さえき とらのすけ)
佐伯の孫。金髪[注 5]を染めてピアスをしている現役の男子学生。佐伯の影響なのか、幼馴染のサチコより頭がよく、歴史(特に日本史)には詳しい。武市半平太を愚弄するかのように武市の死をある大河ドラマの内容の曖昧なネタバレでバラしかける途端に佐伯(祖父)に蹴りを入れられた。両親は事故で亡くなっているため[注 6]、祖父と二人暮らしでしている。
サチコ
2010年代なのに時代遅れ感ありの女子学生ギャルで、寅之助とは同じ学校を通う幼馴染の同級生。同級生の女子の友達二人がガングロギャル[注 7]で戯れている。寅之助のことを「トラ」とあだ名で呼んでいる。寅之助と共に武市と出会う前は、子供のころ、梅太郎(=竜馬)と面識があって、蛇を使い梅太郎を追いかけ回していた無邪気な少女。

佐伯学習教室の生徒[編集]

坪内(つぼうち)
佐伯学習教室に通う地元の男子小学生。
桜井
佐伯学習教室の生徒で地元の男子小学生。
太田 恒
佐伯学習教室の生徒で地元の男子小学生。
はるな ちゃん
佐伯学習教室に通う地元の女子小学生。母親と同様に武市を母親が作った洋菓子をお裾分けする優しい性格。実名不詳。
ゆみ ちゃん
佐伯学習教室に通う地元の女子小学生で。

書誌情報[編集]

テレビドラマ[編集]

サムライせんせい
ジャンル テレビドラマ
原作 黒江S介
『サムライせんせい』
脚本 黒岩勉
演出 片山修
木村ひさし
植田尚
出演者 錦戸亮
神木隆之介
比嘉愛未
藤井流星ジャニーズWEST
黒島結菜
石田ニコル
梶原善
森本レオ
エンディング 関ジャニ∞
侍唄(さむらいソング)
製作
製作総指揮 内山聖子(ゼネラルプロデューサー
プロデューサー 山田兼司
遠田孝一(MMJ
木曽貴美子(MMJ)
制作 テレビ朝日
放送
音声形式 ステレオ放送
放送国・地域 日本の旗 日本
放送期間 2015年10月23日 - 12月12日
放送時間 金曜23:15 - 翌0:15
放送枠 金曜ナイトドラマ
放送分 60分
回数 8
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2015年10月23日から12月12日までテレビ朝日系の金曜ナイトドラマ枠で放送された。主演は関ジャニ∞錦戸亮[3]

原作は半平太が獄中にいるシーンから始まるが、ドラマ版は半平太が切腹した後からスタートしたり原作には登場しない人物を登場させるなど、原作とは異なるオリジナルの展開も付け加えられた。

キャスト[編集]

レギュラー[編集]

武市半平太
演 - 錦戸亮
幕末にて、尊王攘夷運動の中心を担っていた、土佐藩出身の志士。主君に対して無礼を働いた罪で投獄・切腹させられるが、ふと目を覚ますと、なぜか150年後の日本の神里村にタイムスリップしていた。良く言えば正直で仲間想い、悪く言えば融通の利かない性格で、幕末と現代の日本のギャップに悩まされながらも、元の時代に戻る方法を模索している。
楢崎梅太郎[注 8]坂本龍馬[注 9]
演 - 神木隆之介
半平太と同じく、土佐藩出身の志士であったが、理屈よりも感情で動く半平太に反発し、脱藩した過去がある。半平太が切腹させられた2年後に京都で暗殺された直後に、半平太よりも1年前の神里村にタイムスリップした。現代ではジャーナリストの「楢崎梅太郎(ならさきうめたろう)」を名乗っている。タブレット端末や、「マジで」や「あばうと」等の現代語といった現代の日本の文化に(半平太よりは)馴染んでいる。半平太よりも後に死んだ龍馬が、なぜ半平太よりも早く現代にタイムスリップしたのかは不明。
現代の日本の格差を変えるべく、「平成建白書」というインターネット上のサイトで、自分と同じように現代の日本の格差に不満を抱く「同志」を募っていた。
佐伯晴香
演 - 比嘉愛未
神里村役場の「なんでもやる課」で働く公務員。祖父・真人と弟・寅之助の3人で暮らしている。突然現れた半平太が居候することに当初は反発し、彼の「タイムスリップ」の話も信用していなかったが、次第に違和感を感じないようになる その後神里村の村長になる。
佐伯寅之助
演 - 藤井流星(ジャニーズWEST)
晴香の弟。中学時代は「北吾妻とった寅」が常とう句のヤンキーだったが、現在は自堕落な生活を送っており、ケンカも弱く虚勢を張るだけの小心者だが、性根は優しい。
赤城サチコ
演 - 黒島結菜
寅之助のガールフレンド。ギャルの格好をしているが、実は豪邸に住む県議会議員のお嬢様。
篠原理央
演 - 石田ニコル
晴香の幼馴染で親友。中学時代は「紅の理央」で有名な不良だったが、現在は母親が経営していたカラオケスナックを継ぎ、シングルマザーとして娘の優菜を育てている。「鬼ダルマ」で有名な暴走族の元リーダー・鬼沢と結婚していたが、仕事もせずにケンカをしてばかりいる鬼沢に愛想を尽かし、彼が暴走族同士の抗争で逮捕・勾留されている最中に離婚した。
半平太が村に現れたのを機に、幕末について勉強し始める。半平太のことを「ペータ先輩」と呼んでいる。
中嶋和樹
演 - 山本圭祐
杉崎学
演 - 吉田ウーロン太
篠原優菜
演 - 岩崎春果
理央の娘。小学生。
桜井健人
演 - 五味優人
太田恒樹
演 - 増田怜雄
太田垣碧
演 ‐ 西丸優子
坪内早苗
演 ‐ 中村まゆみ
小見山喜一
演 - 梶原善
神里村役場の「なんでもやる課」の課長で、晴香の上司。村議会議員になることを目指し、村民や村の有力者に媚を売りながら、票集めに奔走している。しかし実際は表面を取り繕い、口が達者なだけの小心者。突然現れた半平太を疎ましく思っている。
選挙に必要な資金のやりくりに困っていたところを、半平太を追って村に来た海道匠から「半平太を捕まえれば、選挙の資金を援助する」という話にすんなりと飛びつくが、村で起きた様々な事件の解決に貢献してきた半平太に恩義を感じていた村民達からの信用を失い、落選した。
武市富子
演 - 谷村美月
半平太の妻。過去の時代の人物。
佐伯真人
演 - 森本レオ
晴香と寅之助の祖父で、学習塾を営んでいる。小学校の元校長で、村の子供や母親達から慕われている。突然現れた半平太を、晴香達の反対を押し切ってまで居候させ、彼に塾の先生として働くことを提案した。
半平太の遠縁で先祖から武市富子が平成の世にタイムスリップした彼にあてた手紙を預かっていた。

ゲスト[編集]

第1話
下平康子
演 - ふくまつみ
(このほかにも高部あいが出演予定だったが、不祥事の影響でカットされた)
第2話
橋本正
演 - 渋谷謙人
氏家八尋(第4・7・8話)
演 - 神尾佑
第3話
三方有紗
演 - 谷村美月
相馬聖太郎
演 - 矢野聖人
仙波和彦
演 - 岡部たかし
第4話
赤城拓馬
演 - 冨家規政
赤城綾乃
演 - 宮澤美保
牧村
演 - 尚玄
第5話
春日井宗男
演 ‐ 大河内浩
小林貞夫
演 ‐ 渡辺火山
手塚公平
演 ‐ 竹財輝之助
第6話
鬼沢克己
演 ‐ RED RICE
第7話
海道匠(第8話)
演 ‐ 忍成修吾
栗橋剛毅(第8話)
演 ‐ 三上市朗
中村恵美子
演 - 左時枝

スタッフ[編集]

放送日程[編集]

各章 放送日 サブタイトル 演出 視聴率
第1話 10月23日 侍がタイムスリップ 坂本龍馬もいた…!?今のニッポンを斬る! 片山修 7.4%[5]
第2話 10月30日 坂本龍馬と今の日本で最強タッグになる!腐った上司を斬る!!
第3話 11月06日 最愛の妻もタイムスリップ!?150年の時を超えた涙の夫婦愛 木村ひさし
第4話 11月13日 人を見下す金持ちを斬れ!幕末最強タッグが乙女の純愛を守る
第5話 11月20日 学校の幽霊は幕末からの使者!?金欲にまみれた学校を斬る! 植田尚
第6話 11月27日 神里村を救え!150年の時を超えた絆…!!幕末最強2人の戦い 片山修
第7話 12月04日 侍がついに東京へ!龍馬の秘密とタイムリープの真相 植田尚
最終話 12月11日 150年の時を超えた衝撃の真相!!命をかけ龍馬と戦う 片山修 7.3%[6][出典無効]
平均視聴率6.7%[出典無効](視聴率は関東地区・世帯、ビデオリサーチ社調べ)


テレビ朝日 金曜ナイトドラマ
前番組 番組名 次番組
民王
(2015年7月24日 - 9月18日)
サムライせんせい
(2015年10月23日 - 12月11日)
スミカスミレ 45歳若返った女
(2016年2月5日 - 3月25日)

映画[編集]

サムライせんせい
監督 渡辺一志
脚本 渡辺一志
原作 黒江S介
製作 ヴァンブック
KOUプロダクション
出演者 市原隼人
忍成修吾
押田岳
武イリヤ
西村雄正
松川尚瑠輝
螢雪次朗
永澤俊矢
奥菜恵
橋爪功
編集 金子尚樹
配給 ピーズ・インターナショナル
公開 日本の旗 2018年11月16日
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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明治維新150周年作品。主演は市原隼人[7]。2017年6月18日から撮影となる予定。すべてを高知県内で撮影。

キャスト(映画)[編集]

武市半平太
演 - 市原隼人
楢崎梅太郎(坂本龍馬)
演 - 忍成修吾
佐伯寅之助
演 - 押田岳
サチコ
演 - 武イリヤ
後藤象二郎
演 - 西村雄正
岡田以蔵
演 - 松川尚瑠輝
吉田東洋
演 - 螢雪次朗
山内容堂
演 - 永澤俊矢
武市冨
演 - 奥菜恵
佐伯
演 - 橋爪功

スタッフ(映画)[編集]

  • 原作 - 黒江S介「サムライせんせい」(リブレ刊)
  • 脚本・監督 - 渡辺一志
  • 企画 - 「サムライせんせい」製作事務局
  • 製作 - ヴァンブック
  • 製作協力 - KOUプロダクション
  • エグゼクティブプロデューサー - 野島康弘
  • プロデューサー - 竹本克明、森満康巳
  • 高知応援団長 - 上田貢太郎
  • 製作事務局長 - 横山公大
  • 協力プロデューサー - 長谷川勝美、小田切雄士、井上順二
  • 宣伝プロデューサー - 坂上也寸志
  • キャスティングプロデューサー - 道上正広
  • 音楽プロデューサー - 安岡孝章
  • 製作協力 - フルフォレストファクトリー
  • 配給・宣伝 - ピーズ・インターナショナル
  • 撮影監督 - 岡田主
  • 照明 - 黒岩秀樹
  • 録音 - 沼田和夫
  • 美術 - 津留啓亮
  • 衣裳 - 青木茂
  • ヘアメイク - 水野みゆき
  • 床山 - 川田明子
  • カツラ - 井上博史
  • アクション・所作指導 - 西田真吾
  • 編集 - 金子尚樹
  • ポスプロプロデューサー - 篠田学
  • 助監督 - 窪田祐介

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 漫画の第七話(第1巻)で、半平太本人が佐伯の家に留守を空ける間、寅之助から武市半平太と幕末の歴史の説明を聞いたサチコから「すげーワルじゃん」と評価される。
  2. ^ 空腹で無一文だったため、「スーパーやまとや」の店員の長谷川に許可得てリンゴを万引きし、公園で隠れてリンゴを食べて駐在に見つかり、追いかけてきた「やまとや」の店主をタックルで打ち倒した。
  3. ^ 第一巻での台詞表記が「龍馬」だが、第二巻からは「竜馬」の表記となっている。
  4. ^ 土佐弁でアゴのこと
  5. ^ 武市の台詞からは赤髪。
  6. ^ 子供のころ、梅太郎(竜馬)に告白したことから判明する。
  7. ^ 第2話(漫画第1巻)に公道の橋でタイムスリップされた武市半平太が隠れて通りすぎかかった初めて出会った人たちで、武市から当初、山賊と間違われていた。2人は武市のことを「ハゲ」呼ばわりする。
  8. ^ 第7話の名刺から判明。
  9. ^ 楢崎姓は龍馬の妻・お龍の旧姓であり、梅太郎という名前も龍馬の変名の一つ「才谷梅太郎」である。

出典[編集]

外部リンク[編集]