サバトン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Jump to navigation Jump to search
サバトン
Sabaton
Hellfest2017Sabaton 01.jpg
フランス・クリソン公演(2017年6月)
Logo de Sabaton.png
バンド ロゴ
基本情報
別名 AEON (前身)
出身地  スウェーデン
ダーラナ県ファールン
ジャンル 北欧メタル
パワーメタル
エピックメタル
シンフォニックメタル
ウォーメタル (俗称)
活動期間 1999年 - 現在
レーベル Underground Symphony
Black Lodge Records
ニュークリア・ブラスト
公式サイト sabaton.net
メンバー ヨアキム・ブローデン (Vo)
クリス・ローランド (G)
トミー・ヨハンソン (G)
パル・スンドストロム (B)
ハネス・ヴァン・ダール (Ds)
旧メンバー オスカー・モンテリウス (G)
リカード・サンデン (G)
ダニエル・ムルバック (Ds)
ほか別記参照

サバトン(Sabaton)は、スウェーデン出身のパワーメタルバンド

数あるヘヴィメタルのジャンルにおいて「ウォーメタル」「ミリタリーメタル」とも形容される北欧のメタルグループ。2010年代には実績を高く評価され、母国や欧州で各賞を受賞。同国音楽界の代表クラスに躍進した。

(※本項では、バンドが主催するロックフェス「サバトン・オープン・エア」も後述する)

概要・略歴[編集]

北欧時代(1999年 - 2009年)[編集]

バンドのコンポーザー ヨアキム・ブローデン (2007年)

[1]1999年、「AEON」というバンドを前身とし、ヨアキム・ブローデン(Vo) パル・スンドストロム(B)らを中心に母国ファールンで結成。

いくつかの録音を重ね、2001年に自主制作のデモ作品『Fist for Fight』を発表。翌2002年には、イタリアのマイナーレーベル「Underground Symphony」に売り込みが成功し、同作を正規のレーベルから初リリースしている。

手応えを掴んだバンドは同年『Fist for Fight』の素材を再レコーディングし、デビューを目指したアルバム『Metalizer』を制作。しかし諸事情が重なり、リリースはお蔵入りとなった。

2004年、バンドは新しく創作を練り直し、このデモが欧州各社の興味を引く。しかしバンドはオファーを全て断り、自費でアルバム制作を進めた。

2005年、本国のインディレーベル「Black Lodge Records」と契約し、完成した1stアルバム『Primo Victoria』を発表。結成から6年目で晴れてデビューを果たす。

2006年、2ndアルバム『Attero Dominatus』を発表。翌2007年には、お蔵入りだった『Metalizer』を3rdアルバムとしてリリース。これが本国のロック部門チャートで1位を獲得した。

2008年、4thアルバム『The Art of War』を発表。初めての米国公演や、母国で主催するロックフェス「サバトン・オープン・エア」を開始するなど、2000年代末まで精力的に実績を積み、後に欧州の大手レーベル「ニュークリア・ブラスト」と契約する。

ワールドワイド進出後(2010年 - 現在)[編集]

2010年、5thアルバム『Coat of Arms』からワールドワイドな配給が開始され[2]、同アルバムが本国のチャートで2位、北欧各国でも上位に食い込む。船上でのライブ企画を新たに開始し、主催する「サバトン・オープン・エア」も大きく発展していくなど、ライブ・パフォーマンスも高い評価を受ける[3]

2012年、設立メンバー オスカー・モンテリウスとリカード・サンデンの両ギタリスト、ダニエル・ムルバックやダニエル・ ミュールら大量の離脱者が相次いだ。脱退したメンバーは新たなバンド「Civil War」結成に向かう。

サラ・ラーションらと母国の受賞式にて (2013年8月)

脱退メンバーの置き土産になったコンセプト作の6thアルバム『Carolus Rex』が[4]、前作から大きくセールスを伸ばし本国でプラチナムに輝く。翌2013年までにかけて欧州で各賞を受賞。特に母国では、グループ・ライブパフォーマンス・アルバムの3部門で最優秀賞を獲得した。

2014年、7thアルバム『Heroes』が本国の総合チャートで1位を獲得。

2015年、欧州の大型HR/HMフェス『ヴァッケン・オープン・エア』にて初のコ・ヘッドライナーを務め[5]、日本のHR/HMフェス『LOUD PARK 15』出演にて初来日を果たした[6]

2016年、8thアルバム『The Last Stand』を発表[7]。2作連続で本国チャート1位を獲得。

2017年、秋の『LOUD PARK 17』参加のため来日[8]。および翌2018年にも来日し、初の単独ツアーを開催[9]

スタイル[編集]

ガトリング砲のギミック (2016年8月ハンブルク公演)

古今東西の戦史、兵士らのヒロイックな面を取り上げ、特に近代戦争をテーマに掲げている。それは戦車重火器を組んだセットや、ミリタリーなキャラクター作りの設定にも拘りを魅せ、ライブ・パフォーマンスを評価される原動力ともなっている。

東洋の会戦については、4thアルバム『The Art of War』が中国『孫子の兵法』からインスパイアされた作品であったり[10]、日本の合戦では、西南戦争/城山の戦いをテーマした楽曲「SHIROYAMA」も制作された[11]

音楽性は、ヨアキム・ブローデンの野太く男臭いボーカルを生かした、叙事的でダイナミック且つ勇壮に溢れるエピック/パワーメタル・サウンドを主体とする。

これらを踏まえ業界からは "ウォーメタル (War Metal)" もしくは "ミリタリーメタル (Military Metal)" とも形容された[12]

メンバー[編集]

現ラインナップ[編集]

  • ヨアキム・ブローデン Joakim Brodén - ボーカル/キーボード (1999– )
  • クリス・ローランド Chris Rörland - ギター (2012– )
  • トミー・ヨハンソン Tommy Johansson - ギター (2016– )
  • パル・スンドストロム Pär Sundström - ベース (1999– )
  • ハネス・ヴァン・ダール Hannes van Dahl - ドラムス (2013– )

旧メンバー[編集]

  • オスカー・モンテリウス Oskar Montelius - ギター (1999–2012)
  • リカード・サンデン Rikard Sundén - ギター (1999–2012)
  • リチャード・ラーション Richard Larsson - ドラムス (1999–2001)
  • ダニエル・ムルバック Daniel Mullback - ドラムス (2001–2012)
  • ダニエル・ ミュール Daniel Mÿhr - キーボード (2005–2012)
  • ロバン・バック Robban Bäck - ドラムス (2011, 2012–2013)
  • トッベ・エングランド Thobbe Englund - ギター (2012–2016)

ディスコグラフィ[編集]

アルバム[編集]

オリジナル・アルバム

ライブ・アルバム

  • World War Live: Battle of the Baltic Sea (2011)[13]
  • Swedish Empire Live (2013)
  • Heroes on Tour (2016)

コンピレーション

  • Fist for Fight (2001 / 2002)
  • Metalus Hammerus Rex (2012)

映像作品[編集]

  • World War Live: Battle of the Baltic Sea (2011)
  • Swedish Empire Live (2013)
  • Heroes on Tour (2016)

その他[編集]

サバトン・オープン・エア[編集]

バンドが主催する野外のロックフェス。2008年以降の毎年夏時期に、母国スウェーデンファールンで開催。開始2年目までは、近隣のグループが少数参加した対バン形式に過ぎなかったが、2010年に2Days、2012年から3Daysと規模が拡大。ビッグネームの参加も増加し、同国最大級のロック・イベントに発展した[6]。10周年を記念した2017年開催では前夜祭を含んだ4Daysと過去最大となり、以来定着している。

開催日/参加者[15]
2018年
8月15日(水) 8月16日(木) 8月17日(金) 8月18日(土)
  • Brothers Of Metal
  • Chainwreck
  • Baruk Khazad
  • Prudence
  • V
  • The Last Heroes

脚注[編集]

外部リンク[編集]