サニディン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サニディン(玻璃長石) 画像 =
サニディン
サニディン
分類 ケイ酸塩鉱物
化学式 (K,Na)AlSi3O8
結晶系 単斜晶系
へき開 一方向に完全、一方向に明瞭
モース硬度 6
光沢 ガラス光沢
白色
条痕 白色
比重 2.6
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
テンプレートを表示

サニディン[1]: sanidine)は、鉱物ケイ酸塩鉱物)の一種。長石グループの鉱物で、高温で形成された単斜晶系アルカリ長石。ガラス光沢の様子から玻璃長石(はりちょうせき)ともいう。

化学組成は (K,Na)AlSi3O8。中温~低温で形成された正長石微斜長石に比べて、Naをやや多く含む。Naをより多く含むのは、三斜晶系アノーソクレース

流紋岩粗面岩などの酸性火山岩斑晶として産する。変成岩に含まれることもある。

アノーソクレースとともに、青色の閃光を放つものはムーンストーン(月長石)という宝石になる。

脚注[編集]

  1. ^ 文部省編 『学術用語集 地学編』 日本学術振興会、1984年、ISBN 4-8181-8401-2。(J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター

関連項目[編集]

参考文献[編集]

外部リンク[編集]