サイコトリア・ヴィリディス
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サイコトリア・ヴィリディス | ||||||||||||||||||||||||
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![]() 鉢植えされた若いサイコトリア・ヴィリディスで、まだ背が低く、繁殖のために切り分けられたばかり。
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Psychotria viridis Ruiz & Pav. | ||||||||||||||||||||||||
シノニム | ||||||||||||||||||||||||
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サイコトリア・ヴィリディス(Psychotria viridis)は[2]、アカネ科の多年生の低木である。ケチュア語で、チャクルーナ(chacruna, chacrona)。chaqruyは混ぜるという意味である。本種の葉はアヤワスカという幻覚性の調合茶に用いられる[2]。
本種は、エクアドルに生息するPsychotria carthagenensis(samiruka、amirucaとも呼ばれる)と密接な関係がある。本種との違いは、本種では葉の茎の根元まで葉の縁が広がっている[3]。
エクアドルではディプロプテリス・カブレラナ (Diplopterys cabrerana) をチャクルーナと呼ぶ[要出典]。
説明[編集]
サイコトリア・ヴィリディスは、約5 m (16 ft)の高さまで成長する。枝の直径は約2 m (6 ft 7 in)[4][信頼性要検証]。
栽培[編集]
本種は、USDAハーディネスゾーンで10以上ならば耐えることができる[5][信頼性要検証]
挿し木が最も簡単である[6]。葉っぱ1枚でさえ、挿し木に十分である[6]。発芽率は1%と低いため[6]、種子からでは難しい。種子は、1グラム当たりでは数は50粒ほどである[5][信頼性要検証]
伝統医学[編集]
ペルーのマチゲンガ族では、葉の汁を目薬にして片頭痛の治療に用いる[6]。
アルカロイド[編集]
乾燥した本種は約3%のジメチルトリプタミン (DMT) を含有する[2]。
β-カルボリンやN-メチルトリプタミンのような他のアルカロイドも含まれる。アルカロイドは、朝に最高濃度となると言われている。[6]
本種の葉はアヤワスカという幻覚性の調合茶に用いられる[2]。
関連項目[編集]
出典[編集]
- ^ “Catalogue of Life : 2008 Annual Checklist : Psychotria viridis Ruiz & Pav.”. www.catalogueoflife.org. 2008年5月4日閲覧。
- ^ a b c d 石川勇一「アマゾン・ネオ・シャーマニズムの心理過程の現象学的・仏教的研究」、『トランスパーソナル心理学/精神医学』第15巻第1号、2016年2月、 62-86頁、 NAID 40020957856。
- ^ “Psychotria viridis Information”. www.kadasgarden.com. 2017年4月7日閲覧。
- ^ “Psychotria viridis”. 2008年5月4日閲覧。
- ^ a b “Psychotria viridis in Profile”. www.b-and-t-world-seeds.com. 2008年5月8日閲覧。
- ^ a b c d e Rätsch, Christian. Enzyklopädie der psychoaktiven Pflanzen. Botanik, Ethnopharmakologie und Anwendungen.. p. 15. ISBN 978-3-85502-570-1.