ゴルゴ13 第一章神々の黄昏

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ゴルゴ13 第一章神々の黄昏
ジャンル アクションアドベンチャー
対応機種 ファミリーコンピュータ
開発元 ビック東海
西武リース
発売元 ビック東海
プロデューサー さいとう・たかを
ディレクター ANGELA
デザイナー 吉川昇一
シナリオ 倉本奈緒
プログラマー 八木としやす
音楽 蓮谷通治
美術 吉川昇一
佐藤博幸
人数 1人
メディア 2メガビットロムカセット[1]
発売日 日本 198803261988年3月26日
アメリカ合衆国 1988091988年9月
その他 型式:日本 VIC-G3
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ゴルゴ13 第一章神々の黄昏』(ゴルゴサーティーン だいいっしょう かみがみのたそがれ)は、1988年3月26日ビック東海が発売したファミリーコンピュータゲームソフト

北米では『Golgo 13: Top Secret Episode』(ゴルゴサーティーン トップ・シークレット・エピソード)というタイトルで発売された。

概要[編集]

本作は、漫画『ゴルゴ13』(1968年 - )を題材にしたゲーム作品で、物語はネオナチとの戦いを描いたゲームオリジナルストーリーである。

基本はアクションゲームだが、アドベンチャー要素あり、3Dガンシューティングあり、3Dダンジョンあり、横スクロールシューティングありといった具合に非常に多彩な内容になっている。何秒かたつとライフが1減り、敵を倒すと体力と弾丸が補充される。敵を倒すと敵が爆発する演出となっている[2]。スナイプモード・シューティング・3D迷路など多彩なステージ構成を楽しめる反面、射撃よりも飛び蹴りが強く弾丸すら飛び蹴りで撃ち落とせる点[3]、なかば理不尽な敵の強さから、問題作と呼ばれることも少なくない。また、ゲーム開始時には愛銃が弾切れを起こしていることから本作のゴルゴを「最弱のゴルゴ」と評価する文献もある[2]

北米版ではいくつかの修正が入り、ネオナチに関する内容がほとんど別物に変更された。

ゲーム内容[編集]

コンティニュー
ライフが0になるとゲームオーバーとなるが、最大51回までコンティニューできる。ゲームオーバー時の表示は、「つづく」、コンティニューの回数が切れたときは「完」。その時の演出が次回予告演出、及び「第2回」などとコンティニュー回数が表示される。また、裏技を使えばステージセレクトも可能である。
ポーズボタン
プレイ中にスタートボタンを押すと、歌詞付き(日本版のみ)の音楽が流れる[2]

設定[編集]

ストーリー[編集]

ニューヨークにある自由の女神の上空でヘリコプターが謎の爆発をした。

爆発したヘリコプターは、細菌兵器カサンドラGを輸送中のCIAのヘリコプターであった。

CIAはKGBの陰謀によるものと断定する。

ワクチンは何者かに盗まれ、ヘリコプターの破片の中からアーマライトM16の弾丸が発見された。

ステージ構成[編集]

Act 1 - The Iron Curtain
Act 2 - The Moving Target
Act 3 - River of No Return
Act 4 - A Farewell to Arms
Act 5 - Spartacus
Act 6 - The Third Man
Act 7 - Sleeping Beauty
Act 8 - All About Eve
Act 9 - Apocalypse Now
Act 10 - From Here to Eternity
Act 11 - The Godfather
Act 12 - Twilight Of The Gods
Act 13 - And There Were None

登場人物[編集]

マリア・ラブレット
フィクサーのエージェント。CIAヘリ爆破事件を調べていた仲間がどこかに消えて、仲間がヘリを狙ったのはゴルゴではないと連絡を残した。仲間の一人であるコンドルを狙うものを殺害するように依頼した。
ダーク・ブリット
マリアの仲間の一人。ゴルゴにKGBが動いたことを聞かせた。
チェリー・グレス
マリアの仲間の一人。ゴルゴに敵の狙撃位置を教えた。ゴルゴに依頼終了後にホテルへ行けと言って、ホテルでゴルゴに抱かれる。その後もゴルゴのパートナーとして様々な情報を提供した。
依頼を終えてホテルに行くとボーイから部屋で待っていると告げられる。なお、部屋に行くと「ふたりだけのセレモニー。。。 おとなは そのまま よ こどもは Bボタンを おしてね」と言われ、そのまま数分待っているとカットが変わってホテルの窓の陰影でベッドインする二人の姿が映される演出が発生する[4]
コンドル
マリアの仲間の一人。秘密を知ったために何者かに命を狙われている。ゴルゴに命を狙われていると告げて、敵の持っていたワクチンファイルの一部をあげて、敵の基地の場所を言おうとしたところで、敵に撃たれるものの、自力で言って死亡。
レディス・ホワイト
緑の館の主人。コンドルの用意した道具をゴルゴに渡して、館に川が繋がっていることを言っている。
オズ・ウィズダム
マリアの仲間の一人。ヘリ爆破事件の真相を追っているうちにネオナチに捕えられた。敵がリオデジャネイロに向かうとゴルゴに聞かせた。
ティファニー
武器の取り扱いに長ける女性で過去ゴルゴとも出会った事がある。M16カスタム化の注文を受けるが、M16を敵に取られたことを言って死亡。
ジョン・ブルスト
CIA研究所でカンサンドラGを開発した人物。ヘリ爆破事件の夜さらわれて、ゴルゴに助けられる。
ネオナチ
偽オズ・ウィズダム
ネオナチの一員。
小男フェイク
ネオナチの一員。「ケッケッケ」と笑う。
イブ・クリスティ
ネオナチの一員だが、ユダヤ人でネオナチを倒す者を待っていた。
スパルタカス
原作にも登場した殺し屋。ネオナチに雇われて、ゴルゴを殺すためにやって来た。サブマシンガンを使う。
偽ヒトラー
顔の左が機械化している。
偽ゴルゴ13
ゴルゴと顔が似ていて、スパルタカスよりライフも高い。ゴルゴより口数が多い。
アドルフ・ヒトラー
ネオナチの最新技術で、脳だけで生きている。

スタッフ[編集]

  • プロデュース:さいとう・たかを
  • ゲームストーリー:倉本奈緒(吉川昇一)
  • 企画:吉川昇一
  • プログラム・ディレクター:八木としやす
  • 3D迷路面プログラム:河村知彦
  • ズームサラウンド面プログラム:成澤都美子
  • メカニックデザイン:佐藤博幸
  • キャラクター・デザイン:吉川昇一
  • BGグラフィック:佐藤博幸、関ともみ、河村知彦、吉川昇一
  • 音楽:蓮谷通治
  • スペシャル・サンクス:四条いくお、飯室やすひと、久松のりひろ、佐野まゆみ、SOGA TATSU-JIN(曽我こういち)、賀茂いくいち、(株)読売広告社
  • 監督:ANGELA(吉川昇一)

評価[編集]

評価
レビュー結果
媒体 結果
ファミ通 21/40点[5]
ファミリーコンピュータMagazine 15.07/30点[1]
仰天B級ゲームの逆襲 否定的[6]
  • ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計21点(満40点)[5]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、15.07点(満30点)となっている[1]。同誌1991年5月10日号特別付録の「ファミコンロムカセット オールカタログ」では、「どんな場合でも冷静で素早い対応が要求される。謎も困難」と紹介されている[1]
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 2.71 2.52 2.44 2.43 2.32 2.65 15.07
  • ゲーム本『仰天B級ゲームの逆襲』(1998年二見書房)では下記の評価を下しており、「なにせゴルゴの操作性が悪くてね、キャラクタがデカいせいか反応も遅いし。結局ゴルゴは敵から撃たれまくる」と評している[6]
項目 イマウケ度 カルト度 グラフィック オリジナリティー ハラダチ度 インパクト
得点 星4 / 5 星5 / 5 星4 / 5 星2 / 5 星4 / 5 星4 / 5

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」、『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店1991年5月10日、 71頁。
  2. ^ a b c マイウェイ出版『ファミコンクソゲー番付』2017年1月25日、p99
  3. ^ M.B.MOOK『懐かしファミコンパーフェクトガイド』49ページ
  4. ^ マイウェイ出版『ファミコンクソゲー番付』2017年1月25日、p98
  5. ^ a b ゴルゴ13 第一章 神々の黄昏 まとめ [ファミコン] / ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2017年5月14日閲覧。
  6. ^ a b 「2 キャラゲーの真実」『仰天B級ゲームの逆襲』 二見書房1998年11月25日、73 - 76頁。ISBN 9784576981727