ゴットフリート・フォン・ハーバラー

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ゴットフリート・フォン・ハーバラー(Gottfried von Haberler、アメリカではゴットフリード・ハーバラー、1900年7月20日-1995年5月6日)はオーストリアウィーンで生まれ、アメリカで活躍した経済学者
『国際貿易論』(1936年)や『景気変動論』(1937年)などで有名であるほか、自由貿易、変動為替相場、マネタリズムを支持していた。長くハーバード大学教授であった。

略歴[編集]

業績[編集]

  • ウィーン大学ではヴィーゼルフォン・ミーゼスに師事した。
  • オーストリア学派の出身であるが、必ずしもオーストリア理論を遵守していないといわれる。
  • 1936年、シュンペーターと同じ時期にハーバード大学に移った。
  • ハーバラーは『国際貿易論』(1936年)で、比較生産費という旧来の古典派理論を、一般均衡論でうまく定式化した。これに対し、ジェイコブ・ヴァイナーは『国際貿易の理論研究』(1937年、1958年)で意義を申し立てたが、結論はでなかった。

著書[編集]

  • 『景気変動論』(現代経済学全集13)、高田保馬訳、日本評論社、1928年
  • 『ハーバラー国際貿易論』(上巻、下巻)、松井清・岡倉伯士共訳、有斐閣、1937年
  • 『好況及び不況の理論――循環運動の理論的分析』、宇治田富造訳、清和書房、1938年
  • 『景気変動論』(上、下)、松本達治・加藤寛・山本英太郎・笹原昭五共訳、東洋経済新報社、1966年
  • 『インフレーション――その原因と対策』、加藤寛孝・小山高雅共訳、東洋経済新報社、1969年
  • 『G.ハーバラー重要論稿撰集』、岡田睦美監修、木村滋・田中喜助・中内恒夫・佐野進策・倉科寿男・嶋村絋輝共訳、啓文社、1987年