コールドウェル (DD-69)

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艦歴
発注
起工 1916年12月9日
進水 1917年7月10日
就役 1917年12月1日
退役 1922年6月27日
その後 スクラップとして廃棄
除籍 1936年1月7日
性能諸元
排水量 1,020トン(基準)
1,125トン(満載)
全長 308' (93.88 m) 水線長
315 ft 6 in (96.2 m) 全長
全幅 31 ft 3 in (9.52 m)
吃水 8' (2.44 m), 11 ft 6 in (3.5 m) max
機関 ソーニクロフト重油専焼缶、パーソンズ式ギアード・タービン、2軸推進、20,000 shp
最大速 35ノット (65 km/h)
乗員 士官、兵員146名
兵装 4インチ砲4門
1ポンド砲1門
21インチ魚雷発射管12門

コールドウェル (USS Caldwell, DD-69) は、アメリカ海軍駆逐艦コールドウェル級駆逐艦のネームシップ。艦名はジェームズ・R・コールドウェル英語版大尉に因む。

艦歴[編集]

コールドウェルは1916年12月9日にメア・アイランド海軍造船所で起工した。1917年7月10日にC・コールドウェルによって命名、進水し、1917年12月1日に艦長B・マッカンドレス少佐の指揮下就役した。

大西洋艦隊への配属を命じられたコールドウェルは1918年1月8日にバージニア州ノーフォークに到着し、3月5日にアイルランドクイーンズタウンに到着した。コールドウェルは哨戒および船団護衛任務に従事したが、その任務はドイツ潜水艦に対抗するための緊急の海中聴音装置の研究実験支援で中断された。第一次世界大戦が終了すると、コールドウェルは地上部隊をフランスブレストに運び、そこでヴェルサイユ会議に向かうウッドロウ・ウィルソン大統領を乗せた輸送船ジョージ・ワシントン (SS George Washington) の護衛に加わった。

コールドウェルは帰国すると大西洋艦隊駆逐艦隊ノーフォーク分艦隊に加わり、第3駆逐戦隊と共に1919年まで東海岸沿いに活動した。1920年8月に予備役に置かれ、限定就役状態でサウスカロライナ州チャールストンロードアイランド州ニューポートで活動した。

コールドウェルはフィラデルフィア海軍造船所で1922年6月27日に退役し、1936年6月30日にスクラップとして売却された。

外部リンク[編集]