コンボイ (映画)
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コンボイ | |
---|---|
Convoy | |
監督 | サム・ペキンパー |
脚本 | ビル・ノートン |
製作 | ロバート・M・シャーマン |
製作総指揮 |
マイケル・ディーリー バリー・スパイキングス |
出演者 |
クリス・クリストファーソン アリ・マッグロー アーネスト・ボーグナイン |
音楽 | ジェリー・フィールディング |
主題歌 |
C・W・マッコール 『Convoy』 |
撮影 | ハリー・ストラドリング・ジュニア |
編集 | ガース・クレイヴン、ジョン・ワイト |
配給 |
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公開 |
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上映時間 | 約106分 |
製作国 |
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言語 | 英語 |
興行収入 | $22,765,081[1] |
配給収入 |
14億5000万円[2] ![]() |
『コンボイ』(Convoy)は、1978年にサム・ペキンパーが制作したアメリカ・イギリスのアクション映画。
概要[編集]
1975年にC・W・マッコールにより作られた、同名のアメリカの大型トラック運転手を題材にしたカントリー・ウエスタンのノベルティ・ソング「コンボイ」を元にして、1978年に製作された。主演はクリス・クリストファーソン。
この映画により「コンボイ」という単語は日本国内でも知られるようになった。コンボイとは本来は護送船団の意であり、ここではトラックが集団で走行する様子を意味している(英語版のTruckers' convoysも参照)。
日本での公開時には、本来の主題歌とは別にプロモーション用のテーマ曲(インストゥルメンタル)「コンボイのテーマ」(作曲・編曲・演奏:U.S.CONVOYS)が日本独自に制作され、シングルレコード(日本クラウン PW-553)は30万枚を売り上げた[3]。U.S.CONVOYS名義になっている参加ミュージシャンは以下の通り。
あらすじ[編集]
1台のタンク・トレーラーを牽引した大型トラックが走っていた。だが、運転する通称"ラバー・ダック"と数人の運転手仲間は保安官ライルとふとしたきっかけでトラブルになり、車載のCB無線で事情を知った多くのトラック仲間達が愛用するトラックで集まりコンボイを形成した。
それを取り締まろうとするライルを含めた司法機関や、利用しようとするマスコミや州知事関係者とのやりとりを描く。
第二監督をペキンパー作品でお馴染み、ジェームズ・コバーンが務めている。最後のエンドクレジットで名前を確認できる。
登場人物[編集]
コンボイ軍団[編集]
- マーティン・ペンウォルド "ラバー・ダック"
- 演 - クリス・クリストファーソン
- 主人公。乗っているトラックのマスコットがゴムのアヒル(ラバー・ダック)なので、皆にそう呼ばれる。
- メリッサ
- 演 - アリ・マッグロー
- 女カメラマン。
- ボビー "ピッグ・ペン" / "ラブ・マシーン"
- 演 - バート・ヤング
- 豚を運んでいるトレーラーの運転手。
- 当初"ラブ・マシーン"と名乗るが、スパイダー・マイクにより"ピッグ・ペン"(豚小屋)と呼ばれてしまう。
- "スパイダー・マイク"
- 演 - フランクリン・アジャイ
保安官[編集]
- ライル・ウォーレス
- 演 - アーネスト・ボーグナイン
- ナトーシャ郡の保安官。ラバー・ダックを目の敵にする。
キャスト[編集]
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | |
---|---|---|---|
テレビ朝日版 | ?版 | ||
マーティン | クリス・クリストファーソン | 西沢利明 | 堀勝之祐 |
メリッサ | アリ・マッグロー | 鈴木弘子 | |
ライル | アーネスト・ボーグナイン | 富田耕生 | |
ボビー | バート・ヤング | 内海賢二 | |
スパイダー | フランクリン・アジャイ | 納谷六朗 | |
ブラック・ウィドウ | マッジ・シンクレア | 中西妙子 | |
ハスキンズ | シーモア・カッセル | 小林修 | |
ホワイト・ラット | ホワイティ・ヒューズ | 峰恵研 | |
パック | ビリー・ヒューズ | 宇南山宏 | |
イグアナ | ビル・クンツ | 前沢迪雄 | |
その他 | 筈見純 緑川稔 村松康雄 石井敏郎 山田礼子 藤本譲 栗葉子 飯塚昭三 古川登志夫 宮村義人 政宗一成 広瀬正志 上田敏也 北村弘一 倉下ひとみ 阪脩 池田勝 好村俊子 |
||
演出 | 佐藤敏夫 | ||
翻訳 | 木原たけし | ||
効果 | 赤塚不二夫 | ||
調整 | 平野富夫 | ||
制作 | 東北新社 | ||
解説 | 淀川長治 | ||
初回放送 | 1980年10月5日 『日曜洋画劇場』 |
登場車両[編集]
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- 主人公"ラバーダック"のトラック。
- RS786LSTと言われているが[誰によって?]、撮影ではシーンによって5台のRS700Lシリーズが使われた[要出典]。
- 1、1977 Mack RS712LST35492
- 2、1973 Mack RS797LST13182
- 3、1970 Mack RS731LST6646
- 4、1970 Mack RS731LST6648
- 5、1977 Mack RSK700KIT
- 本車はタンクトレーラーを牽引しており、爆発性のある化学薬品(ニトロマナイト/nitromanite)を積載していた。
- トレーラーは1960年式トレイルモービル製モデルT4-02-22タンカーで、5800ガロン容量の同じものが2台用意され、1台は撮影で爆破、1台はレストアされている。
- 積荷目録によると5800ガロン容量のタンクに10,000ガロンのニトロマナイトを積み、ルイジアナ州のシュリーブポートに向かっていた、とするトリビアがある[要出典]。
- 1977年式マック・クルーズライナー・WS700Lシリーズ
- "ピッグ・ペン"のトラック。豚を積載したトレーラーを牽引している。
- 1961年式ダイアモンド T 921 DFN
- "スパイダー・マイク"のトラック。カミンズ250馬力、6速ミッション。
- 年式不明(1970年代前半)ブロックウェイ・361
- 交差点で横転する、黒人女性運転手"ブラック・ウィドー"のトラック。
- 1975年式ピータービルト・352・ペースメーカー
- ラット兄弟(パック・ラット、ホワイト・ラット)のトラックで、助手席側のドアの窓が開いたまま壊れている。
- 横転事故でトラックを失った"ブラック・ウィドー"を乗せる。
- 1971年式ケンワース・K123
- "リザード・タン"のトラック。
- 1969年式ピータービルト・352
- "オールド・イグアナ"のトラック。
脚注[編集]
- ^ “Convoy”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2012年4月10日閲覧。
- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)370頁
- ^ a b 松任谷正隆『僕の音楽キャリア全部話します 1971Takuro Yoshida-2016Yumi Matsutoya』新潮社、2016年、85頁。ISBN 978-4-10-350481-8。
関連項目[編集]
- コンボイ (トランスフォーマー)
- 激突!
- 爆走トラック'76
- 警部マクロード - とあるエピソードで[いつ?]、映画同様に大型トレーラー・トラックが走りながらパトカーの外部をスクラップにしたり、軍団を組むシーンがあり、こちらの放送は映画より早かった[いつ?]。
- トランザム7000VS激突パトカー軍団
- グレートスタントマン
- ストローカーエース