コレクター (1965年の映画)

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コレクター
The Collector
監督 ウィリアム・ワイラー
脚本 スタンリー・マン
ジョン・コーン
テリー・サザーン(ゴースト)
製作 ジョン・コーン
ジャド・キンバーグ
出演者 テレンス・スタンプ
サマンサ・エッガー
音楽 モーリス・ジャール
撮影 ロバート・サーティース
ロバート・クラスカー
編集 デヴィッド・ホーキンス
ロバート・スウィンク
配給 コロンビア映画
公開 アメリカ合衆国の旗 1965年6月17日
日本の旗 1965年8月14日
上映時間 119分
製作国 イギリスの旗 イギリス
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
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コレクター』(The Collector)は、1965年に制作されたイギリスアメリカの合作映画。原作は、ジョン・ファウルズの同名小説『コレクター』。孤独な男の女性に対する倒錯した愛情を描いた作品。

この作品はアカデミー主演女優賞サマンサ・エッガー)、監督賞(ウィリアム・ワイラー)、脚色賞にノミネートされた。また、サマンサ・エッガーは、1966年ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ドラマ部門)を受賞した。

新井潤美[1]が指摘するように原作は第一部が(フレディ)クレッグ、第二部がミランダ、第三部が再びクレッグの語りとなっていて言葉遣いから階級や信条、性格が伝わるようになっているため映画化自体難しかった。また、1965年に『ヴィレッジ・ヴォイス』はこの映画が美男美女を起用し、「少々ハリウッド化」していることを肯定的に評価しているという。

ストーリー[編集]

ある日、フレディは蝶を採集している時に人里離れた地下室のある売家を見つける。内気な彼は職場の銀行で皆から馬鹿にされていたが、サッカーくじで大金を手に入れて、この屋敷を購入する。前から気に入っていた美術大学に通う女性ミランダをクロロホルムをかがせて誘拐し、地下室に監禁する。部屋には若い子が好みそうな衣服や美術作品集などが揃っていた。若い頃、バスで一緒になったのが、きっかけで隣の席に座ったこともあり、レディング大学の教授の娘ということも知っていた。階級が違うから普通に出会うことはできないからこんなことをしたという。ミランダが声をかけていた男との関係もずっと気にかける。

フレディは金目当ての誘拐ではなく、監禁したミランダに何をするわけでもなく、紳士的に接して、ひたすらいつかミランダが自分のことを理解してくれるようになるという望みを叶えようと努力する。ミランダに蝶のコレクションを見せるが、これはみんな死んだものだと理解されない。それでも、ミランダの必死の抵抗に、仕方なく監禁の期限を設けるという条件を聞き入れる。この日からおかしな同居生活が始まる。ミランダが欲しがるものは何でも買い与えた。決して監視の目はゆるめず、ミランダもたえず逃げる機会をうかがった。盲腸かもしれないという時、ドアが開いたので出ようとすると隠れて待っていて、ウソを見抜いてしまう。手を縛られて散歩した時も、ある夜に予期せぬ来客があった時も通報する機会をもう少しのところで失ってしまった。『ライ麦畑でつかまえて』をミランダは絶賛するが、フレディは金持ちぼっちゃんの甘えだと怒り始め、ミランダが同調するとウソだと見抜く。ピカソの絵も理解しようとしない。期限の最後の晩にフレディーはミランダに指輪を渡し、結婚してほしいという。ミランダは受諾して誘惑するが、ウソを見抜いてしまう。激しい雨の夜で、地下室に戻される時にミランダはフレディを隙を見てシャベルで殴り、逃走を試みる。彼は血まみれになりながらも、ミランダを芝生の上でひきずり回す。ミランダは雨で濡れた体のままで、フレディを殺してしまったのではないかと心配する。病院で手当てを受けたフレディが帰ってくると、3日間放置されたミランダは肺炎を起こして重体だった。フレディーは医者を呼びに行くといって、結局、薬だけを買ってくるが、ミランダは亡くなってしまう。

フレディは自分が悪かったと思った後すぐに、ミランダがインテリすぎたことが問題だったと納得する。翌日は快晴。フレディは車をゆっくり走らせ、前を行く娘にじっと視線を向けていた。彼の傷の手当てをしてくれた若い看護婦だった。

キャスト[編集]

役名 俳優 日本語吹き替え
TBS NET版1 東京12ch テレビ朝日版2
フレディ・クレッグ テレンス・スタンプ 大塚国夫 松山英太郎 岸田森 沢田研二
ミランダ・グレイ サマンサ・エッガー 二階堂有希子 平井道子 田島令子 佳那晃子
アニーおばさん モナ・ウォッシュボーン 中村紀子子 鈴木れい子
隣人 モーリス・ダリモア 富田耕生 島宇志夫 藤本譲
翻訳 島伸三
演出 加藤敏
調整 前田仁信
効果 TFCグループ
プロデューサー 柳沢隆行
製作 東北新社
解説 荻昌弘 淀川長治 倉益琢真 淀川長治
初回放送日 1971年1月11日
21:00-22:56
月曜ロードショー
1975年1月26日
21:00-22:55
日曜洋画劇場
1978年8月10日
21:02-22:54
木曜洋画劇場
1985年11月10日
21:00-22:54
『日曜洋画劇場』

主な受賞歴[編集]

アカデミー賞[編集]

ノミネート
アカデミー監督賞:ウィリアム・ワイラー
アカデミー主演女優賞:サマンサ・エッガー
アカデミー脚色賞:スタンリー・マン/ジョン・コーン

ゴールデングローブ賞[編集]

受賞
主演女優賞 (ドラマ部門):サマンサ・エッガー
ノミネート
作品賞 (ドラマ部門):
監督賞:ウィリアム・ワイラー
脚本賞:スタンリー・マン、ジョン・コーン

カンヌ国際映画祭[編集]

受賞
男優賞:テレンス・スタンプ
女優賞:サマンサ・エッガー

脚注[編集]

  1. ^ 「『手の届かない女』への偏執」(新井潤美『不機嫌なメアリー・ポピンズ』平凡社新書2005年pp.148-164)。

外部リンク[編集]