コルダイト
ナビゲーションに移動
検索に移動
.303ブリティッシュ弾に使用されている芯棒状コルダイト。
コルダイト (cordite) は、フレデリック・エイベルとジェイムズ・デュワーによって1889年に発明された無煙火薬の1種である。ニトログリセリンとニトロセルロース(綿火薬)からなり、安定剤のワセリンを添加した物をアセトンで溶かして練って粒子状に加工することで製造される。
1914年に第一次世界大戦が始まると大量のアセトンが必要になったが、当時のアセトンは木材を乾留して製造されていたため、安定供給ができなくなった。数年前にクロストリジウム・アセトブチリクム を使ってデンプンからアセトンを合成する手法を開発したハイム・ヴァイツマンはイギリスと協力し工業化に成功、年間3万トンのアセトンを供給可能となった。この功績によりウィンストン・チャーチルやロイド・ジョージなどイギリス政府の要人に知己を得たことで、バルフォア宣言へと繋がっていく。
- コルダイトMk I
- ニトログリセリン58%、ニトロセルロース37%、ワセリン5%
- コルダイトMD
- ニトログリセリン65%、ニトロセルロース30%、ワセリン5%
- なお、MDは MoDified の略である。
- コルダイトRDB/コルダイトSC
- ニトログリセリン52%、ニトロセルロース42%、ワセリン6%
- なお、RDBは Research Department formula B の略であり、SCは Solventless Cordite の意味である。
- コルダイトN
- ニトログリセリン、ニトロセルロース、ワセリンに、3つめの爆発物成分としてニトログアニジンを加えたものである。