コピーキャット (映画)
コピーキャット | |
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Copycat | |
監督 | ジョン・アミエル |
脚本 |
アン・ビダーマン デヴィッド・マドセン |
製作 |
アーノン・ミルチャン マーク・ターロフ |
製作総指揮 |
ジョン・フィードラー マイケル・G・ネイサンソン |
出演者 | シガニー・ウィーバー(田島令子/弥永和子) |
音楽 | クリストファー・ヤング |
撮影 | ラズロ・コヴァックス |
編集 |
アラン・ハイム ジム・クラーク |
製作会社 | リージェンシー・エンタープライズ |
配給 |
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公開 |
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上映時間 | 123分 |
製作国 |
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言語 | 英語 |
製作費 | $20,000,000[1] |
興行収入 |
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『コピーキャット』(Copycat)は、1995年のアメリカ合衆国のサスペンス・スリラー映画。監督はジョン・アミエル、出演はシガニー・ウィーバーとホリー・ハンターなど。タイトルの「copycat」の英語の意味[3]通りに模倣犯を題材にした作品であり、犯罪史に残る猟奇事件を再現していく殺人鬼を追う女性刑事と犯罪心理学に詳しい専門家の女性を描いている[4]。
1990年代に異常犯罪を題材とするサイコスリラーがブームとなった中でヒットした[4]。
ストーリー[編集]
![]() | この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
サンフランシスコに住む犯罪心理学者のヘレンは、講演会場のトイレで自分がかつて担当した凶悪な殺人犯ダリルに襲われたことがトラウマとなってアゴラフォビア(屋外恐怖症)となり、自宅に閉じこもって研究していた。
その後、女性ばかりを狙った連続殺人事件が発生、サンフランシスコ市警察のモナハン刑事らと協力してプロファイリングを始めたヘレンは、それらが全て過去に起きた殺人事件の模倣犯であることに気付く。
そしてその犯人は、刑務所に収監されているダリルから手紙のやり取りによって指示を受け、殺人を行なっていたのである。
登場人物[編集]
- ヘレン・ハドソン
- 演 - シガニー・ウィーバー
- サンフランシスコに住む犯罪心理学者。ダリルに襲われて屋外恐怖症となる。職業から連続殺人の心理にかなり詳しい。娯楽としてチャットやネットゲームをしている。連続殺人事件に関わるようになり警察に協力する。推理力は非常に高く、推測だけで現場の状況を言い当てた。
- M・J・モナハン
- 演 - ホリー・ハンター
- 殺人課の女刑事。連続殺人事件のことでヘレンと関わるようになる。ヘレンの知識を認めており、ヘレンなくして事件は解決できないと多大な信頼を寄せている。
- ダリル・リー・カラム
- 演 - ハリー・コニック・ジュニア
- 凶悪な殺人犯。ヘレンを襲い、トラウマを作った人物でもある。
- ルーベン・ゲッツ
- 演 - ダーモット・マローニー
- 刑事。モナハンと一緒に捜査をしている。ネクタイの柄が悪い。
- ピーター・フォーリー
- 演 - ウィリアム・マクナマラ
- 母親と暮らしている青年。作中の描写から科学捜査に関連する職業についている模様。実は連続殺人事件の犯人。
- トーマス・クイン警部
- 演 - J・E・フリーマン
- 課長。担当する事件とメディアとの板挟みで苦労している。
- ニコレッティ
- 演 - ウィル・パットン
- 刑事。相性はニコ。
- アンディ
- 演 - ジョン・ロスマン
- ヘレンの助手。心を病んでいるヘレンの世話もしている。
- スーザン・シファー
- 演 - シャノン・オハーリー
- 女性リポーター。
キャスト[編集]
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | |
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ソフト版 | テレビ東京版 | ||
ヘレン・ハドソン | シガニー・ウィーバー | 田島令子 | 弥永和子 |
M・J・モナハン刑事 | ホリー・ハンター | 土井美加 | 高島雅羅 |
ダリル・リー・カラム | ハリー・コニック・ジュニア | 江原正士 | 大塚明夫 |
ルーベン・ゲッツ刑事 | ダーモット・マローニー | 辻谷耕史 | 関俊彦 |
ピーター・フォーリー | ウィリアム・マクナマラ | 島田敏 | 池田秀一 |
トーマス・クイン警部 | J・E・フリーマン | 菅生隆之 | 池田勝 |
ニコレッティ(ニコ)刑事 | ウィル・パットン | 牛山茂 | 仲野裕 |
アンディ(ヘレンの助手) | ジョン・ロスマン | 大塚芳忠 | |
スーザン・シファー | シャノン・オハーリー |
- テレビ東京版 - 1998年10月15日放送『木曜洋画劇場』
- テレビ東京版その他声優:岩崎ひろし、大川透、福田信昭、小島敏彦、岸野一彦、堀越真己、稲葉実、星野充昭、武田佳子、乃村健次、すずき紀子、兒玉彩伽、樫井笙人、幸田夏穂
製作[編集]
劇中に登場する事件名や、模倣されている手口は、全て過去実際に起きた殺人事件のものである。
- アルバート・デサルボ
- ヒルサイドの絞殺魔(アンジェロ・ブオノ、ケネス・ビアンキ)
- デビッド・バーコウィッツ
- ペーター・キュルテン
- テッド・バンディ
- エドモンド・ケンパー
- ジェフリー・ダーマー
- ジョン・ゲイシー
- リチャード・ラミレス
作品の評価[編集]
Rotten Tomatoesによれば、57件の評論のうち高評価は75%にあたる43件で、『コピーキャットの優れたキャストは、この不快なことの多いスリラーが、標準的なストーリーのあまり好まれない要素を超越するのに役立っている。』との評価を受けた。平均点は10点満点中6.5点となっている[5]。
Metacriticによれば、19件の評論のうち、高評価は10件、賛否混在は7件、低評価は2件で、平均点は100点満点中54点となっている[6]。
シカゴ・サンタイムズのロジャー・イーバートは星4点満点中3.5の星をつけ、『コピーキャットにはセブンのようなダークトーンや、あの映画特有のルックスはない。しかし、それなりに効果はある。オリジナルのキャラクターを生み出し、プロットよりも重要なものにする。』と作品に対して肯定的な意見を述べた。[7]
シカゴ・トリビューンのジーン・シスケルは星4点満点中2の星をつけ、『シガニー・ウィーバーは殺人犯の目の前にいるサンフランシスコの精神科医を演じ、ホリー・ハンターは担当刑事だ。このキャスティングは、大げさなスリラーでは女性が男性と同じくらい退屈になりうることを証明している。』とし、作品に対して否定的な意見を述べた。[8]
出典[編集]
- ^ “Copycat (1995)” (英語). IMDb. 2021年9月19日閲覧。
- ^ “Copycat” (英語). Box Office Mojo. IMDb. 2010年9月29日閲覧。
- ^ “copycatの意味・使い方・読み方”. 英辞郎 on the WEB. アルク. 2021年9月19日閲覧。
- ^ a b “コピーキャット”. WOWOW. 2021年9月19日閲覧。
- ^ “Copycat” (英語). Rotten Tomatoes. 2021年9月19日閲覧。
- ^ “Copycat Reviews” (英語). Metacritic. 2021年9月19日閲覧。
- ^ “Copycat movie review & film summary (1995)”. 2023年9月17日閲覧。
- ^ “DISAPPOINTING `VAMPIRE' NEITHER FRIGHTENING NOR ROMANTIC”. 2023年9月17日閲覧。
外部リンク[編集]
- WarnerBros.com | Copycat | Movies(英語)
- コピーキャットを視聴 | 全編 | Disney+(ディズニープラス)(日本語)
- コピーキャット - allcinema
- コピーキャット - KINENOTE
- Copycat - オールムービー(英語)
- Copycat - IMDb(英語)
- Copycat - Rotten Tomatoes(英語)