コックピット作戦

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コックピット作戦
戦争第二次世界大戦太平洋戦争
年月日1944年4月19日
場所オランダ領東インド サバン島
結果:連合国軍の勝利
交戦勢力
イギリスの旗 イギリス
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
オーストラリアの旗 オーストラリア
 ニュージーランド
フランスの旗 フランス
オランダの旗 オランダ
大日本帝国の旗 大日本帝国
指導者・指揮官
サー・ジェームズ・サマヴィル大将
サー・アーサー・パワー中将
不明
戦力
航空母艦2
戦艦3
巡洋戦艦1
重巡洋艦1
軽巡洋艦5
駆逐艦15
航空機83
不明
損害
航空機12機損傷 航空機30機大破
駆逐艦1、海防艦1、商船2
インド洋の戦い (第二次世界大戦)

コックピット作戦(: Operation Cockpit)は、第二次世界大戦中の1944年4月19日連合国軍によって行われた航空攻撃である。攻撃部隊には、イギリス海軍オーストラリア海軍フランス海軍オランダ海軍ニュージーランド海軍アメリカ海軍から、2隻の空母を含む22隻の艦艇が参加した。攻撃目標は、日本占領下のサバン島スマトラ島北方沖の島)の港湾と石油施設であった。インド洋における連合国海軍の初の反撃となった。

背景[編集]

スマトラ島地方への攻撃は、ホーランジア攻撃の陽動を望むアメリカ軍の要請によるものだった[1]イギリス東洋艦隊司令長官サー・ジェームズ・サマヴィル大将は、マラッカ海峡の入口という地勢と、レーダー基地、港湾、飛行場といった軍事施設が存在するという事情に鑑みて、攻撃目標にサバン島を設定した。また同時期、ビルマの日本軍はインパール作戦を実行していたが、連合軍の反撃と深刻な補給不足に苦しんでいた。攻撃によって日本軍の状況を更に悪化させ、間接的にイギリス第14軍を支援することも期待された。更に、イギリス海軍と艦隊航空隊が米軍と共に戦う機会を得るという目的や、この後イギリス太平洋艦隊として展開するにあたって必要な手順を学ぶという目的もあった。

この行動は主力艦を護衛する駆逐艦戦力を直近に大幅に増強できたことにより成功した。

攻撃[編集]

艦隊は4月16日トリンコマリーを出撃し、18日にガンビアとセイロンが第69部隊を離脱して空母の護衛に回った[2]。攻撃は19日午前5時半に開始され、イギリスの空母イラストリアスから17機のバラクーダ爆撃機と13機のF4U コルセア戦闘機が発艦し、アメリカの空母サラトガから29機のSBD ドーントレス爆撃機、TBF アヴェンジャー雷撃機と、24機のF6F ヘルキャット戦闘機が発艦した。日本軍は完全に不意打ちを食らった格好になり、迎撃の戦闘機を上げることはできなかった。連合軍航空隊はサバン港とLho Nga飛行場を爆撃、サバンに停泊中の特設運送船「国津丸」(大阪商船、2,721トン)他1隻の商船を攻撃し、国津丸を大破着底させた。また2隻の日本軍駆逐艦と海防艦が機銃掃射され燃え上がった。飛行機30機が飛ばずして破壊され、大型石油タンクは1000ポンド爆弾の直撃によって炎上した。兵舎や無線基地、発電所も深刻な損害を受けた。艦隊が去った数時間後、潜水艦タクティシャンが燃え盛るドックヤードの様子を報告した。

アメリカ軍機12機が対空砲に直撃したが、1機を除いて空母サラトガに帰艦できた。その1機のパイロットはタクティシャンに救出された。

その後[編集]

この攻撃は日本軍に対してまったくの奇襲となり、完全な成功に終わった。サマヴィル大将は[with pants down=「ズボンを下げた状態で、不意をつかれて」という慣用句をひねって]「日本人は着物の裾を上げた状態で襲われた」(Japanese were caught with their kimonos up)と述べた[3]。軍事施設と船舶の破壊により、アラカンでの日本軍の攻勢は停止した[4]。本作戦に引き続き、同年5月にトランサム作戦ジャワ島スラバヤにて実行される。

参加兵力(連合国軍)[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Jackson, Ashley (2006). The British Empire and the Second World War. London: Hambledon Continuum. p. 303. ISBN 1-85285-417-0. 
  2. ^ The Royal New Zealand Navy (pp 358 & 359)”. NZETC. 2015年3月11日閲覧。
  3. ^ The Royal New Zealand Navy (pp 358 & 359)”. NZETC. 2015年3月11日閲覧。
  4. ^ Jackson, Ashley (2006). The British Empire and the Second World War. London: Hambledon Continuum. pp. 303 & 398. ISBN 1-85285-417-0. 
  5. ^ The Royal New Zealand Navy (pp 358 & 359)”. NZETC. 2015年3月11日閲覧。