コジネズミ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
コジネズミ
保全状況評価
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001))[1]
Status iucn3.1 LC.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: トガリネズミ目 Soricomorpha
: トガリネズミ科 Soricidae
: ジネズミ属 Crocidura
: コジネズミ C. shantungensis
学名
Crocidura shantungensis
Miller, 1901
シノニム

Crocidura suaveolens shantungensis
(Pallas, 1811)

和名
コジネズミ
英名
Asian Lesser White-toothed Shrew
Shantung Shrew

コジネズミ(小地鼠、学名:Crocidura shantungensis )は、トガリネズミ目トガリネズミ科ジネズミ属に属する哺乳類である。中国東部から朝鮮半島および対馬に分布する[2] 。かつてはヨーロッパからシベリアまで広く分布する Crocidura suaveolens亜種チョウセンコジネズミ C. s. shantungensis とされた[3][4][5]

形態[編集]

ジネズミより小型で、頭胴長が55-72mm、尾長が28-45mm、後足長が11-13mm、体重が4-5.5gになる[2]。体毛の背面は灰褐色、腹面は淡褐色を帯びた白色になり、尾は短く、通常は頭胴長の70%以下になる[6] 。体側と下面の境目は、腹部では不明瞭だが、頸部と下腿部では明瞭になるのがジネズミとの違いである[7] 。尾には全体に短毛が密生し、先端を除いてまばらに長毛が生える。

生態[編集]

山麓の林縁部や低木林の下草や落ち葉の下、河畔や農耕地周辺のやぶなどに生息し、昆虫クモ類、ミミズなどの無脊椎動物を捕食する[2]。4頭から7頭の子を産むが、繁殖についての詳細はよくわかっていない。

保全状況評価[編集]

脚注・参考文献[編集]

  1. ^ a b Temple, H. 2008. Crocidura shantungensis. In: IUCN 2010. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2010.4.
  2. ^ a b c 小宮輝之 『日本の哺乳類』 学習研究社〈フィールドベスト図鑑〉、2010年、増補改訂版、P168。ISBN 978-4-05-404437-1
  3. ^ Don E. Wilson & DeeAnn M. Reeder (eds.) Mammal Species of the World. A Taxonomic and Geographic Reference (3rd ed.) 2005.
  4. ^ 『原色日本哺乳類図鑑』(今泉 1960年)、『日本の哺乳類』の初版(阿部永 1994年)では日本及び中国、朝鮮半島産をチョウセンコジネズミとしている。
  5. ^ 環境省レッドリストでも2007年公表レッドリストからコジネズミを採用している。哺乳類のレッドリストの新旧対照表
  6. ^ 阿部 永 『日本の哺乳類』 阿部 永 監修、東海大学出版会2008年、改訂2版、P12。ISBN 978-4-486-01802-5
  7. ^ 今泉吉典 『原色日本哺乳類図鑑』 保育社1960年、P22。ISBN 978-4-586-30007-5

関連項目[編集]