コケイラン属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
コケイラン属
Oreorchis patens 5.JPG
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 単子葉類 Monocots
: キジカクシ目 Asparagales
: ラン科 Orchidaceae
: コケイラン属 Oreorchis
学名
Oreorchis Lindl.[1]
  • 本文参照

コケイラン属(コケイランぞく、学名:Oreorchis 、和名漢字表記:小蕙蘭属)は、ラン科に属する[1]

特徴[編集]

地生の多年草偽球茎は球状になり、連珠状に連なる。偽球茎の先端から1-2個のと1個の花茎を出す。葉は細長く、花茎の基部は鞘状葉に包まれる。は小型、中型で黄色。花序は総状になるが、ときに頭状に密集する場合がある。萼片および側花弁は細長く同じ形で離生し、斜上または開出する。唇弁は萼片と同じ長さで3裂し、はない[1]

分布[編集]

インド北部、ヒマラヤ、中国大陸、台湾、朝鮮半島、シベリア東部、日本に分布し、16種知られる。日本には2種が分布する[2]

[編集]

日本に分布する種[編集]

和名、学名はYistによる。

  • コケイランモドキ Oreorchis coreana Finet - コケイランと比べて花が小さく、唇弁の隆起が板状になり、蕊柱は太く短い。本州(栃木県)と済州島に分布する[3]
  • コハクラン Oreorchis indica (Lindl.) Hook.f.シノニムOreorchis foliosa (Lindl.) Lindl. var. indica (Lindl.) N.Pearce et P.J.Cribb)- 亜高山針葉樹林下に生育する。日本の本州中部地方、台湾、中国大陸西部、ヒマラヤに分布する[3]
  • コケイラン Oreorchis patens (Lindl.) Lindl. - 亜寒帯から冷温帯の林内のやや湿った場所に生育する。日本のほか、南千島、カムチャツカ半島、樺太、朝鮮半島、ウスリー、台湾、中国大陸に分布する[3]

国外の種[編集]

  • Oreorchis angustata L.O.Williams ex N.Pearce & P.J.Cribb -中国四川省・雲南省に分布
  • Oreorchis aurantiaca P.J.Cribb & N.Pearce -ミャンマー北部に分布
  • Oreorchis bilamellata Fukuy. -台湾に分布
  • Oreorchis discigera W.W.Sm. -ミャンマー北部に分布
  • Oreorchis erythrochrysea Hand.-Mazz. -チベット南東部から中国四川省・雲南省に分布
  • Oreorchis fargesii Finet -中国中央部・南部、台湾に分布
  • Oreorchis foliosa (Lindl.) Lindl. -ヒマラヤからミャンマーに分布
  • Oreorchis micrantha Lindl. -ヒマラヤからミャンマー北部、台湾に分布
  • Oreorchis nana Schltr. -中国四川省・雲南省・湖北省に分布
  • Oreorchis nepalensis N.Pearce & P.J.Cribb -ネパールからチベット南部に分布
  • Oreorchis oligantha Schltr. -チベット東部から中国甘粛省に分布
  • Oreorchis parvula Schltr. -中国四川省・雲南省に分布
  • Oreorchis porphyranthes Tuyama -ネパールに分布
  • Oreorchis sanguinea (N.Pearce & P.J.Cribb) N.Pearce & P.J.Cribb -ブータンに分布

分類[編集]

上記のうち、コハクラン O. indicaO. erythrochryseaO. foliosaは、コハクラン属 [1] Kitigorchis F. Maek. に分類される場合がある[4]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ a b c d 『日本の野生植物 草本I 単子葉類』pp.227-228
  2. ^ Oreorchis The Plant List
  3. ^ a b c 『改訂新版 日本の野生植物 1』p.218
  4. ^ Kitigorchis The Plant List

参考文献[編集]