ゲーム実況者わくわくバンド

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ゲーム実況者わくわくバンド
別名 わくバン
出身地 日本の旗 日本
ジャンル
活動期間 2014年 - 2015年
2016年 -
レーベル サンバフリー/wkwk Project
(2015年 - 2017年)
Sony Records
(2018年 - )
公式サイト wkwkproject.com/wkwkband/
メンバー
ゲーム実況者わくわくバンド
YouTube
チャンネル
活動期間 2016年 -
ジャンル エンターテイメント
登録者数 7.2万人
総再生回数 約1770万回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2023年4月17日時点。
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ゲーム実況者わくわくバンド(ゲームじっきょうしゃわくわくバンド)は、日本のロックバンドである。愛称は「わくバン[1]ニコニコ動画YouTube動画投稿サイトゲーム実況者や歌い手として活動する5人によって2014年に結成された。「楽しいことを追求したい、ゲーム実況や音楽で新しいエンターテインメントの形を作りたい」ということをコンセプトに活動しており[2]、ライブ演奏の後にゲーム実況を挟み、またライブ演奏に戻るという演奏とゲーム実況を組み合わせたステージパフォーマンスを行っている[3]

メンバー[編集]

湯毛(ゆげ)
ボーカル・ギター担当。本名:安井威(やすいたけし)[4]近畿大学理工学部情報学科卒業[5][6]。バンドマスターを務める。シンガー、番組MCとしても活動している[7]。元々大阪日本橋でアニメソングの弾き語りを行っており、その様子を動画として投稿したのが動画投稿者として初めての活動で、後にゲーム実況を行うようになった[8]。アニソンやGLAYに影響を受けている[2]。大阪にある実家では焼肉屋を営んでいる[9]。イメージカラーは赤[2][3][7]
ぴらの(ヒラノぴらの)
ギター担当。メンバーの中で最年長。ゲーム実況ユニット『課長とモリ君』のヒラノ課長として活動を開始した。90年代のヴィジュアル系や、80年代のニュー・ウェイヴなどが音楽的なルーツであると語っている。イメージカラーは水色[2][7]
フジ
ベース担当。メンバーの中で最年少。ゲーム実況グループ『最終兵器俺達』のメンバーの1人でもあり、個人としてもYouTubeなどで活動している。少年時代にPENICILLINの「ロマンス」に魅了されたことから、ヴィジュアル系全般が音楽的なルーツ。イメージカラーは紫[2][7]
フルコン
ドラムス担当。前述の湯毛と共にゲーム実況グループ『チーム湯豆腐』のメンバーとしても活動している。実家が同じマンションで幼馴染[7] であり、過去にはアニメソングのコピーバンドを湯毛と組んでいた[10]。GLAYからヴィジュアル系に傾倒し、HR/HMやアニメソングなども好む。イメージカラーは黄色[2][7][11]
せらみかる
キーボード担当。イラストレーター、音楽クリエーター、ゲーム実況者としても活動しており、本バンドでもメインコンポーザーおよびグッズのデザイン絵も担当している。動画投稿シーンにおける有名曲「エアーマンが倒せない」の作詞作曲者でもある。音楽的なルーツはゲーム音楽で、ギターフリークスドラムマニアからバンドサウンドに興味を持つ。イメージカラーはピンク[2][7]

来歴[編集]

2014年のゲーム実況のイベントの際、たまたま楽器の各パートが1人ずついたことから1曲演奏することになり結成された[12]。2015年4月に一度解散したが、同年12月に再合流し、2016年4月のduo MUSIC EXCHANGE公演で再結成した[13]

2017年にファーストアルバム『わくわくフルデイズ』を発表、またZepp DiverCity Tokyoでワンマンライブを行った[1][14]。2018年1月には日本武道館で行われたゲーム実況イベント『ゲーム実況わくわくフェスティバル ver.5 ~武道館スペシャル~』にてライブ演奏を行った[2][11]2018年3月7日にメジャーデビューシングル「デンシンタマシイ」をリリースした。「デンシンタマシイ」はテレビアニメ『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』のエンディングテーマ曲として使用された[1][2][11]

2018年4月2日より、初めてのAMラジオレギュラー番組であるニッポン放送「週刊わくわくエクストリーム」がスタートした[15]

評価[編集]

フリーライターの鶴岡八幡は2016年5月21日に行われたコンサートのレポートの中で、バンドとしての完成度が非常に高く、特に湯毛のボーカルに関しては圧倒的な支配力を持っていると評している。MCも舞台慣れを感じさせ、安心して見ていられると述べている[13]

ディスコグラフィー[編集]

シングル[編集]

配信限定シングル[編集]

  • 夜よ明けないで(2015年7月22日))
  • Stand Up Mornin’(2023年4月1日)

インディース[編集]

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st 2015年2月18日 わくわくマイライフ/今日くらい WKWK-0001

Disc1(CD)

  1. わくわくマイライフ
  2. 今日くらい
  3. TON to TON
  4. わくわくマイライフ(オリジナルカラオケ)
  5. 今日くらい(オリジナルカラオケ)

Disc2(CD)

  1. 「ドキュメンタリー オブ わくわく」
オリコン最高45位、登場回数2回[16]

Disc2のDVDには結成から解散(のちに再結成)までのライブやイベントの模様を収録。

2nd 2016年8月31日 時の妖花/完全幸福サレンダー WKWK-0006
  1. 時の妖花
  2. 完全幸福サレンダー
  3. 時の妖花(BEMANI ver.)
  4. 時の妖花(オリジナルカラオケ)
  5. 完全幸福サレンダー(オリジナルカラオケ)
  6. ゲーム実況者わくわく物語 ~解散...そして復活~
オリコン最高39位、登場回数2回[16]

店舗限定で初回特典として「お楽しみDVD vol.1」が付属。

メジャー[編集]

  発売日 タイトル 規格品番 最高位
1st 2018年3月7日 デンシンタマシイ SRCL-9697:完全生産限定盤
SRCL-9701:期間生産限定盤
SRCL-9700:通常盤
22位
2nd 2018年8月29日 シグナル SRCL-9896:完全生産限定盤
SRCL-9899:通常盤
23位
3rd 2021年1月27日 心誰にも SRCL-11656:完全生産限定盤
SRCL-11660:アニメ盤(期間生産限定)
SRCL-11659:通常盤
22位

イベント限定シングル[編集]

  • 僕ガ壊レル前ニ(2015年12月26日「ゲーム実況わくわくフェスティバル ver.2」にて) ※「ゲーム実況もっと!わくわく荘」名義
  • Drive the World/わけありエクストリーム(「ゲーム実況者わくわくバンド 10thコンサート〜Super Hyper Fever Five Years!〜」2019年6月9日東京/6月15日大阪にて)

アルバム[編集]

  発売日 タイトル 規格品番 最高位
1st 2017年3月22日 わくわくフルデイズ WKWK-0007 21位
2st 2024年02月14日 Wonderful Knockout SRCL-12752

映像作品[編集]

発売日 タイトル 規格品番 内容・備考
2015年7月22日 ラスト デイ オブ わくわく WKWK-0003 2015年4月に行われた解散(のちに再結成)前のラストライブの模様とその裏側を収録。2015年6月20日に行われた「ゲーム実況わくわくフェスティバル ver.1」にて先行販売が行われ、購入者には「夜よ明けないで」のCDが配布された。
2019年1月16日 ゲーム実況者わくわくバンド 8thコンサート~オレたちがわくわくバンドだ!~ SRBL-1823(DVD)/SRXL-186(Blu-ray) オリコン最高23位、登場回数2回(DVD)、オリコン最高24位、登場回数2回(Blu-ray)[16]

2018年5月26日に中野サンプラザホールで開催されたライブ映像や、特典としてライブの裏側を収めたメイキング映像などを収録。店頭購入特典としてB2ポスターカレンダー、通販サイト購入特典としてA6カレンダーが付属。

2020年3月4日 ゲーム実況者わくわくバンド 10thコンサート~Super Hyper Fever Five Years!~ SRBL-1918(DVD)/SRXL-253(Blu-ray) オリコン最高32位、登場回数2回(DVD)、オリコン最高35位、登場回数2回(Blu-ray)[16]

2019年6月9日にTOKYO DOME CITY HALLで開催されたライブ映像を収録。特典としてメンバーによるラジオ番組のダイジェスト版CDが付属。ショップ別特典としてわくわくノート(Sony music shop)、L判ビジュアルシート(Amazon)、A6カレンダー(その他応援店舗)が付属。

参加作品[編集]

発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
2016年6月29日 GITADORA Tri-Boost Original Soundtrack Volume.02 GFCA-421 僕ガ壊レル前ニ 「ゲーム実況もっと!わくわく荘」名義
pop'n music éclale Original Soundtrack GFCA-423
2019年12月28日 BORUTO THE BEST SVWC-70468 デンシンタマシイ

ミュージックビデオ[編集]

監督 曲名
ZUMI シグナル
岩口哲也 週末
わくわくフルデイズ
デンシンタマシイ
大畑貴耶 心誰にも
不明 わくわくマイライフ
夜よ明けないで
僕ガ壊レル前ニ

Wonderful Knockout

タイアップ[編集]

出演[編集]

  • 2018年2月17日 - テレビ東京系「特捜警察ジャンポリス[16]
  • 2018年2月20日 - TBS系「ライブB♪」[16]
  • 2018年4月2日より - ニッポン放送「週刊わくわくエクストリーム」(月曜日18:20 - 18:40) パーソナリティ[20]
  • 2020年11月8日 - NHKBSプレミアム「アニソン!プレミアム!」
  • 2021年1月26日 - TBS系「PLAYLIST」

主なライブ[編集]

  • 2014年8月23日・8月24日・09月27日 - ゲーム実況者わくわくバンド 2ndコンサート ~ずいぶん攻めましたね~
  • 2015年1月11日・2月22日・4月4日 - ゲーム実況者わくわくバンド 3rdコンサート ~単純明快わくわく~
  • 2016年4月17日・5月21日 - ゲーム実況者わくわくバンド 4thコンサート ~新装開店わくわく~
  • 2016年9月4日・18日・23日 - ゲーム実況者わくわくバンド 5thコンサート ~プロジェクトZ~
  • 2017年4月1日 - ゲーム実況者わくわくバンド 6thコンサート ~わくわくフルDayZ~
  • 2017年4月16日 - ちゃんげろソニック2017
  • 2017年6月17日・7月29日・8月19日・9月18日・10月1日・11月23日 - ゲーム実況者わくわくバンド 7thコンサート ~わくわくフルでぶっとばせ!~
  • 2018年3月18日 - ゲーム実況者わくわくバンド presents Attack!! ボーナスステージ vol.1(川崎CLUB CITTA')
    w/魔法少女になり隊 / アルカラ
  • 2018年5月26日・6月9日 - ゲーム実況者わくわくバンド 8thコンサート ~オレたちがわくわくバンドだ!~(中野サンプラザホール)
  • 2018年8月4日・10月20日・11月17日・12月15日 - ゲーム実況者わくわくバンド 9thコンサート 〜わくわく道中2018〜(Live House浜松窓枠,郡山HIPSHOT JAPAN,広島CLUB QUATTRO,熊本B.9 V1)
  • 2019年6月9日・6月15日 - ゲーム実況者わくわくバンド 10thコンサート 〜Super Hyper Fever Five Years!〜(TOKYO DOME CITY HALL,NHK大阪ホール)
  • 2019年9月7日 - ゲーム実況者わくわくバンド『わくバン5周年感謝祭!!!!!』(新木場STUDIO COAST)
  • 2021年2月27日 - ゲーム実況者わくわくバンド 11thコンサート ~77777~(LINE CUBE SHIBUYA ※配信のみ)
  • 2023年4月1日・4月2日 - ゲーム実況者わくわくバンド 12thコンサート ~Stand Up Mornin'~(LINE CUBE SHIBUYA)

出典[編集]

  1. ^ a b c 榑林史章 (2018年2月26日). “ネット上で話題の5人組!ゲーム実況者わくわくバンドこと“わくバン”が、念願のアニメ主題歌を担当!”. T-SITE NEWS. TSUTAYA. 2018年4月4日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i 村上順一 (2018年3月7日). “ゲーム実況者わくわくバンドが目指す新しいエンタメの形とは”. MusicVoice. アイ・シー・アイ. 2018年4月3日閲覧。
  3. ^ a b 竹下郁子 (2018年3月19日). “「ゲーム実況者わくわくバンド」って何者? エンタメに新しい波”. AERA dot.. 朝日新聞出版. 2018年4月4日閲覧。
  4. ^ @yugepo (2015年11月2日). "ツイッターに本名つけたし、あとはルートファイブ加入の連絡を待つのみやな". X(旧Twitter)より2020年10月3日閲覧
  5. ^ @yugepo (2014年11月3日). "あ、俺、近畿大学卒だよ!!". X(旧Twitter)より2020年12月7日閲覧
  6. ^ @yugepo (2014年11月3日). "理工学部情報学科!". X(旧Twitter)より2020年12月7日閲覧
  7. ^ a b c d e f g h 石橋悠 (2018年3月3日). “ゲーム実況者わくわくバンドインタビュー|TVアニメ『BORUTO-ボルト』のエンディングテーマ担当”. アニメイトタイムズ. animateLAB. 2018年4月4日閲覧。
  8. ^ 柏木聡 (2015年8月1日). “ニコニコ動画からアニメ主題歌を唄うという目標に向かって”. Rooftop. ルーフトップ. 2020年11月9日閲覧。
  9. ^ @yugepo (2017年4月5日). "焼肉工房炭炭亭とは~". X(旧Twitter)より2021年2月19日閲覧
  10. ^ 湯毛. “「湯毛とフルコンの」”. 湯毛のブロマガでいこう!:ブロマガ - ニコニコチャンネル. KADOKAWA. 2020年11月9日閲覧。
  11. ^ a b c 橋川良寛. “ゲーム実況者わくわくバンドに聞く、『BORUTO-ボルト-』主題歌担当までの軌跡”. Real Sound. blueprint. 2018年4月3日閲覧。
  12. ^ ゲーム実況者わくわくバンド 現在の人気に「こんな未来は予想できてなかった」 - TOKYO FM+”. TOKYO FM+. エフエム東京 (2018年2月22日). 2018年4月4日閲覧。
  13. ^ a b 鶴岡八幡 (2016年5月27日). “圧倒的なステージングとMCのコントラスト! ”ゲーム実況者わくわくバンド” 追加公演レポート”. SPICE. イープラス. 2018年4月4日閲覧。
  14. ^ ゲーム実況者わくわくバンド”. TOWER RECORDS ONLINE. TOWER RECORDS Japan. 2018年4月3日閲覧。
  15. ^ @wkwkproject (2018年3月24日). "ゲーム実況者わくわくバンド初のAMラジオレギュラー番組、ニッポン放送『週刊わくわくエクストリーム』は、4/2(月)18:20スタート!!!!!". X(旧Twitter)より2020年10月3日閲覧
  16. ^ a b c d e f ゲーム実況者わくわくバンド”. ORICON NEWS. oricon ME. 2021年3月12日閲覧。
  17. ^ 橋川良寛「ゲーム実況者わくわくバンド、中野サンプラザに響いた“音楽×ゲーム”の新機軸エンターテインメント」『Real Sound』blueprint、2018年7月5日。2020年11月9日閲覧。
  18. ^ 石橋悠「ゲーム『BORUTO』わくわくバンドインタビュー」『アニメイトタイムズ』animateLAB、2018年8月31日。2020年11月9日閲覧。
  19. ^ アニメ・アニメ音楽のポータルサイト, リスアニ!WEB- (2020年10月28日). “ゲーム実況者わくわくバンド、約2年ぶりの新曲MVは、史上最大のソーシャルディスタンス?!”. リスアニ!WEB (エムオン・エンタテインメント). https://www.lisani.jp/0000157268/ 2020年11月9日閲覧。 
  20. ^ 週刊わくわくエクストリーム”. ニッポン放送. 2018年4月5日閲覧。

外部リンク[編集]