ケンブリッジ飛鳥

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ケンブリッジ飛鳥 Portal:陸上競技
選手情報
フルネーム ケンブリッジ飛鳥アントニオ
ラテン文字 Aska Antonio Cambridge
国籍 日本の旗 日本
競技 トラック競技短距離走
種目 100m, 200m
大学 日本大学 (2012年 - )
生年月日 1993年5月31日(22歳)
出身地 ジャマイカの旗 ジャマイカ
身長 179cm
体重 78kg
成績
地域大会決勝 東アジア大会
200m 優勝 (2013年
4x100mR 優勝 (2013年)
国内大会決勝 日本選手権
200m 6位 (2013年
自己ベスト
100m 10秒21(2014年)
200m 20秒62(2013年)
編集 テンプレートのヘルプを表示する

ケンブリッジ 飛鳥 アントニオ(けんぶりっじ あすか あんとにお、Aska Antonio Cambridge[1]1993年5月31日 - )は、ジャマイカ人の父と日本人の母を持つ、ジャマイカ出身の男子陸上競技選手[2]。専門は100m200m短距離走2013年東アジア大会日本代表

経歴[編集]

ジャマイカ出身。深川第三中学校東京高校卒業、日本大学文理学部在学。

高校時代まで[編集]

2歳までジャマイカで暮らし、その後は日本へ。中学3年の時に大阪から東京へ引っ越している。

小学校では6年間サッカーをやっていて、ポジションは中盤の右だった。中学に進学して陸上部の顧問の先生に勧められ陸上を始める[3]

中学3年時に関東大会全日中に初出場を果たしている。

高校は東京高校に進学。高校2年時に100mで10秒台に突入した。高校3年時の2011年には、8月のインターハイ4×100mリレー(第2走)で高校日本一、10月の日本ジュニア選手権200mでジュニア日本一に輝いている。10月下旬に行われた日本選手権リレーの4×100mリレー(第2走)では40秒02の高校新記録(当時)を樹立[4]

大学時代[編集]

日本大学文理学部に進学する。

2012年、5月の関東インカレ100mで1年生で唯一決勝に残り7位、200mでは2位、4×100mリレー(第2走)で3位に入り、3種目で入賞を果たす。6月の日本選手権200mには初出場するも予選で敗退。7月の世界ジュニア選手権200mは準決勝で敗退。4×100mリレーでは日本ジュニアチーム(大瀬戸一馬橋元晃志、ケンブリッジ飛鳥、金森和貴)の第3走を務め、予選を39秒01のジュニアアジア新記録で通過すると、決勝は39秒02で銅メダルを獲得した[5]。9月の日本インカレでは100mこそ準決勝で敗退したが、200mでは1年生で唯一決勝に残り5位、4×100mリレーでは2走を務めて4位入賞を果たした。

2013年、10月の東アジア大会200mで優勝し、自身初の国際タイトルを獲得した[6]。4×100mリレーでは日本チーム(山縣亮太飯塚翔太、ケンブリッジ飛鳥、大瀬戸一馬)の第3走を務め、大会新記録と日本学生新記録(混成)を樹立して優勝した[7]。翌年2月にはトレーニングの為に単身でジャマイカに渡り、18年ぶりに故郷ジャマイカの地を踏んだ[8]。母の知人の紹介もあって、ウサイン・ボルトが所属するレーサーズトラッククラブで1週間ほど練習をした。3月にはテキサスリレーに出場し、100mで10秒27の自己ベスト(当時)をマーク、4×100mリレーでは日本Bチーム(川面聡大、大瀬戸一馬、高平慎士、ケンブリッジ飛鳥)のアンカーを務めて38秒92の3位[9]

2014年、5月の関東インカレ100m決勝で10秒21の自己ベストをマークしたが、大会中に左太もも裏を痛めてしまう[10]。6月の日本選手権は100mと200mにエントリーしていたが、200mは予選で足を痛めて1組4着で敗退し、100mは棄権した[11]

2015年、オフに本格的な肉体改造に励んで体重が5kg増加。4月の織田記念GP100mは桐生祥秀らを破って初優勝を果たし、この結果を受けて5月のワールドリレーズ日本代表入りを打診されたが、脚の不安で辞退した[12]

自己ベスト[編集]

種目 記録 年月日 場所 備考
100m 10秒21 (+1.6m/s) 2014年5月17日 日本の旗 熊谷
200m 20秒62 (+0.9m/s) 2013年6月9日 日本の旗 東京

主要大会成績[編集]

大会 場所 種目 結果 記録 備考
深川第三中学校
2008 第35回全日中 新潟市 200m 予選 22秒90 (-0.3) 4組7着
東京高校
2009 第3回日本ユース選手権 名古屋市 4x100mR 5位 41秒86 (2走)
2010 第63回インターハイ 沖縄市 4x100mR 5位 41秒38 (2走)
4x400mR 準決勝 3分14秒17 (3走) 2組4着
2010 第4回日本ユース選手権 名古屋市 100m 準決勝 10秒84 (+1.1) 2組5着
4x100mR 7位 41秒91 (2走)
2011 第64回インターハイ 北上市 100m 3位 10秒64 (-0.5)
200m 4位 21秒35 (-0.4)
4x100mR 優勝 40秒20 (2走)
4x400mR 準決勝 3分13秒97 (4走) 2組4着
2011 第27回日本ジュニア選手権 名古屋市 200m 優勝 21秒21 (-0.2)
2011 第66回国体 山口市 少年A100m 4位 10秒67 (-0.1)
4x100mR 2位 39秒92 (3走) 東京選抜
2011 第95回日本選手権リレー 横浜市 4x100mR 5位 40秒18 (2走) 予選:40秒02/高校記録
日本大学
2012 第28回静岡国際 袋井市 4x100mR 7位 39秒47 (2走) 日本ジュニア選抜
2012 ゴールデングランプリ川崎 川崎市 4x100mR 6位 39秒89 (2走) 日本ジュニアB選抜
2012 第91回関東インカレ・1部 東京都 100m 7位 10秒67 (-1.2)
200m 2位 21秒23 (-1.6)
4x100mR 3位 39秒74 (2走)
2012 第96回日本選手権 大阪市 200m 予選 21秒01 (0.0) 3組5着
2012 世界ジュニア選手権 バルセロナ 200m 準決勝 21秒24 (-4.5) 2組3着(同着)
4x100mR 3位 39秒02 (3走) 予選:39秒01/ジュニアアジア記録
2012 第9回トワイライトゲームス 東京都 100m 5位 10秒64 (-0.7)
2012 第81回日本インカレ 東京都 100m 準決勝 10秒74 (-1.7) 1組5着
200m 5位 21秒13 (0.0)
4x100mR 4位 39秒55 (2走)
2012 第28回日本ジュニア選手権 名古屋市 200m 決勝 DNF
2013 第29回静岡国際 袋井市 200m 15位タイ 21秒09 (+2.6) タイムレース
2013 第92回関東インカレ・1部 東京都
横浜市
100m 3位 10秒57 (-1.4)
200m 2位 20秒73 (-0.5)
4x100mR 5位 39秒35 (4走)
2013 第97回日本選手権 調布市 200m 6位 20秒62 (+0.9)
2013 第10回トワイライトゲームス 東京都 100m 2位 10秒33 (+0.1)
4x100mR 6位 47秒50 (4走)
2013 第82回日本インカレ 東京都 100m 4位 10秒44 (+0.5)
200m 2位 20秒88 (+1.1)
4x100mR 5位 39秒47 (4走)
2013 東アジア大会 天津市 200m 優勝 20秒93 (-0.3)
4x100mR 優勝 38秒44 (3走) 日本学生記録(混成)、大会記録
2013 第53回実業団・学生対抗 平塚市 100m 優勝 10秒30 (+2.9)
1000mMR 優勝 1分52秒38 (3走)
2014 第87回テキサスリレー・招待 オースティン 100m 7位 10秒27 (+1.4)
4x100mR 3位 38秒92 (4走) 日本B選抜
2014 第48回織田記念 広島市 GP100m 6位 10秒32 (+0.7)
2013 第30回静岡国際 袋井市 200m B決勝 DNS A予選:2組4着(20秒81/+1.8)
2014 第93回関東インカレ・1部 熊谷市 100m 2位 10秒21 (+1.6) 自己ベスト
4x100mR 8位 41秒18 (4走)
2014 第98回日本選手権 福島市 200m 予選 20秒86 (+1.9) 1組4着
2014 第83回日本インカレ 熊谷市 100m 予選 10秒60 (+2.0) 3組6着
2015 第49回織田記念 広島市 GP100m 優勝 10秒37 (-0.2)
2015 第94回関東インカレ・1部 横浜市 100m 優勝 10秒33 (+1.0)
4x100mR 予選 DNF (2走)

参考文献[編集]

  • Go for 2020 from Univ. ケンブリッジ飛鳥(日大)、『陸上競技マガジン』第64巻第11号、ベースボール・マガジン社、2014年6月号、30-33頁。

脚注[編集]

  1. ^ Athlete-Details 2013年東アジア競技大会公式サイト 2013年12月2日閲覧。
  2. ^ ケンブリッジ飛鳥 9秒お預け桐生に勝った”. 日刊スポーツ (2015年4月20日). 2015年4月20日閲覧。
  3. ^ 東アジア大会も制した東京オリンピック期待のスプリンター。将来を見据える「もの」とは。/日本大学2年ケンブリッジ飛鳥 ガクセイ基地 (2014-1-30). 2014年4月22日閲覧。
  4. ^ 東京高が男400リレーで高校新/陸上”. 日刊スポーツ (2011年10月28日). 2015年4月20日閲覧。
  5. ^ 男子400リレーで日本3位/陸上 日刊スポーツ nikkansports.com (2012-7-15). 2013年12月2日閲覧。
  6. ^ 男子200で飯塚2位 東アジア大会”. 静岡新聞 (2013年10月8日). 2013年12月2日閲覧。
  7. ^ 日本男子、400リレーで優勝=卓球女子団体は銀-東アジア大会 時事ドットコム (2013-10-9). 2013年12月2日閲覧。
  8. ^ 2014年2月1日の本人のTwitterより
  9. ^ 桐生らの日本Aは2位 テキサス・リレー/陸上 サンスポ SANSPO.COM (2014-3-30). 2014年7月16閲覧。
  10. ^ 桐生に競り勝ったケンブリッジ飛鳥「追いついて勝負したい」/陸上”. サンケイスポーツ (2015年4月19日). 2015年4月20日閲覧。
  11. ^ 2014年6月7日の本人のTwitterより
  12. ^ 桐生ら世界リレー選手権代表に ケンブリッジは辞退”. 日刊スポーツ (2015年4月21日). 2015年5月27日閲覧。

外部リンク[編集]

記録
先代:
4×100mリレー日本学生記録保持者(混成)
(38秒44)

東アジア大会日本代表
山縣亮太飯塚翔太ケンブリッジ飛鳥大瀬戸一馬

2013年10月9日 -
次代:
未定
先代:
日本の旗 日本
静岡国際日本ジュニアB
(39秒16)
大瀬戸一馬、橋元晃志、諏訪達郎、金森和貴
4×100mリレージュニアアジア記録保持者
(39秒01)

世界ジュニア選手権日本代表
大瀬戸一馬、橋元晃志、ケンブリッジ飛鳥、金森和貴

2012年7月13日 -
次代:
未定
先代:
大阪高校
(40秒18)
長谷川雄也、高木慶、松原雄介、大原慶浩
4×100mリレー日本高校記録保持者
(40秒02)

加藤勇司、ケンブリッジ飛鳥、猶木雅文、女部田祐
2011年10月28日 - 2012年10月27日
次代:
滝川第二高校
(39秒99)
段林翔希、魚里勇介、三崎大樹、大西絢也