ケンサキイカ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
ケンサキイカ
分類
: 動物界 Animalia
: 軟体動物門 Mollusca
: 頭足綱 Cephalopoda
: 閉眼目 Myopsida
: ヤリイカ科 Loliginidae
: ケンサキイカ属 Uroteuthis
: ケンサキイカ U. edulis
学名
Uroteuthis edulis (Hoyle, 1885)[1]
シノニム
  • Loligo edulis Hoyle, 1885
  • Loligo kensaki Wakiya & Ishikawa, 1921
  • Uroteuthis (Photololigo) edulis (Hoyle, 1885)
英名
swordtip squid

ケンサキイカ(剣先烏賊、Uroteuthis edulis)はヤリイカ科に属するイカの一種。

味がよく、日本各地で漁獲されている。アカイカ・シロイカ・マルイカ等の別名がある。12月-2月の冬場は水深80-100mの深場に生息し、春先の水温上昇とともに浅場へ移動する。通常サイズは20-40cmで、特に大型のものは「弁慶」の別名で呼ばれる。

福岡県・玄界灘と言えばこの「ケンサキイカ」を指し、佐賀県・唐津呼子では「ヤリイカ」と呼ばれている。純白のヤリイカに対して、ケンサキイカは赤茶色を帯びていて見分けが付けやすい。築地市場では山陰・九州北部沖で獲れる胴の短いケンサキイカをシロイカ、伊豆諸島沖で獲れる細長いケンサキイカをアカイカと呼ぶが、遺伝的には同種であり環境による変異であるとされる[2]

デリケートな生き物であるため保存は難しいが、呼子では「生きつくり」が食べられるほか、てんぷら、しゅうまい、塩辛、ご当地バーガーなど、バラエティーに富んだ料理が楽しめる。

大型で肉厚のうえ味がよいため、スルメイカなどと同様のイカ焼きはもちろん、特にスルメの材料として珍重されている。ケンサキイカのスルメは「一番スルメ」と呼ばれ、最も上等のスルメとされる[3]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ WoRMS, Uroteuthis edulis, World Register of Marine Species英語版, http://www.marinespecies.org/aphia.php?p=taxdetails&id=342409 2014年11月4日閲覧。 
  2. ^ おさかな普及センター資料館 さかなの知識あれこれNo.14 赤イカと白イカ 東京魚市場卸協同組合 2015年3月18日閲覧
  3. ^ 「飲食事典」本山荻舟 平凡社 p26 昭和33年12月25日発行