ケラトプス科

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ケラトプス科 Ceratopsidae
トリケラトプス
地質時代
白亜紀
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜形下綱 Archosauromorpha
上目 : 恐竜上目 Dinosauria
: 鳥盤目 Ornithischia
亜目 : 周飾頭亜目 Marginocephalia
下目 : 角竜下目 Ceratopsia
: ケラトプス科 Ceratopsidae
Marsh, 1890
亜科

ケラトプス科(ケラトプスか、Ceratopsidae、Ceratopidae)は、トリケラトプススティラコサウルスなどを含む周飾頭亜目恐竜分類群

分類の仕方[編集]

既知のは全て四足歩行の草食動物であった、また生息は白亜紀後期の北アメリカと東アジアに限定される。口(の奥の歯列)によって特徴づけられ、フリルを備える。グループは2つの亜科に分割される。

ケラトプス亜科あるいはカスモサウルス亜科は、長い三角形のフリルおよび、発達した上眼窩角によって一般に特徴づけられる。

セントロサウルス亜科は発達した鼻角か鼻のこぶ、より短く、より多くのホーンレットを備えた長方形のフリルなどの特徴をもっていた。

装飾の用途[編集]

これらの装飾は著しい変化を示し、様々な種を認識する主要な手段であるが、用途は明らかではない。捕食動物に対する防御は、考えられる用途の一つである。ただしフリルは多くの種において非常に脆弱である。

現代の有蹄動物のように、それらがディスプレイ、あるいはオス同士の格闘のために使用される第2次性徴であったという説は、より有力である。

パキリノサウルスおよびアケロウサウルスの頭骨上の厚いこぶは、それらが頭で突進した可能性を示唆し、現生のジャコウウシの角に似ている。

生活様式[編集]

セントロサウルス亜科は、ほとんど1種だけで構成されたボーンベッドという形で頻繁に見つかることから、それらが大きなに生きていたと考えられる。

一方カスモサウルス亜科は、1個体分の化石が単体で発見されることや、足跡などから考えて、一生の大半を単独で生きていたらしい。

主な属[編集]

ディアブロケラトプス[編集]

ディアブロケラトプス
Diabloceratops
ディアブロケラトプス
D. eatoni 頭骨(右下)
地質時代
白亜紀後期
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜形下綱 Archosauromorpha
上目 : 恐竜上目 Dinosauria
: 鳥盤目 Ornithischia
亜目 : 周飾頭亜目 Marginocephalia
下目 : 角竜下目 Ceratopia
: ケラトプス科 Ceratopidae
亜科 : セントロサウルス亜科 Centrosaurinae
: ディアブロケラトプス属 Diabloceratops
学名
Diabloceratops
Kirkland et al, 2012
  • D. eatoni Kirkland et al, 2012
ディアブロケラトプス・エアトニの頭骨(大阪市立自然史博物館特別展・恐竜戦国時代の覇者!トリケラトプスにて)

ディアブロケラトプスDiabloceratops)はかなり原始的なセントロサウルス亜科の一つで、アメリカ合衆国ユタ州の後期白亜紀の地層であるワウウィープ層の下部から発見され、2010年に記載論文が発表された[1]。推定で全長5.5mほどに成長したと考えられる中型の角竜である[2]。 模式種であるD.エアトニは半分風化した一個体分の頭部のみで知られている[3]。 特徴的な目の上の長い角と目立つスパイクの生えたフリルが「悪魔の角をもつ顔」あるいは「悪魔のケラトプス」という意味の学名の由来で、丸みを帯びた鼻と相まって他のセントロサウルス亜科の角竜とは似つかない。むしろ目の上の長い角と短い鼻の角という組み合わせは先述のとおりカスモサウルス亜科を思わせる形質である。前後に短い鼻面もまた他の角竜類と区別される点である[4]。 D.エアトニの唯一の標本は1998年に発見され、2000年にユタ自然史博物館らによって発掘された。ディアブロケラトプスは最古のケラトプス類というわけではないが、その発見はケラトプス類の初期の進化を知る上で重要であると言える[5]

関連項目[編集]

  • ^ Kirkland, J.I. and DeBlieux, D.D. (2010). "New basal centrosaurine ceratopsian skulls from the Wahweap Formation (Middle Campanian), Grand Staircase–Escalante National Monument, southern Utah", In: Ryan, M.J., Chinnery-Allgeier, B.J., and Eberth, D.A. (eds.) New Perspectives on Horned Dinosaurs: The Royal Tyrrell Museum Ceratopsian Symposium. Bloomington, Indiana University Press, pp. 117–140
  • ^ Glut, D. F., 2012, Dinosaurs, the Encyclopedia, Supplement 7: McFarland & Company, Inc, 866pp.
  • ^ *Michael J. Ryan, Brenda J. Chinnery-Allgeier, David A. Eberth, (2010)『New Perspectives on Horned Dinosaurs: The Royal Tyrrell Museum Ceratopsian Symposium』en:Indiana university press, ISBN 02533580,9780253353580. 128 pp
  • ^ DIABLOCERATOPS”. 2015年5月12日閲覧。
  • ^ Diabloceratops eatoni”. 2015年5月12日閲覧。