グンナル・グンナルソン
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グンナル・グンナルソン | |
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現地語名 | Gunnar Gunnarsson |
誕生 |
1889年5月18日![]() |
死没 |
1975年11月21日(86歳没)![]() |
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グンナル・グンナルソン(アイスランド語:Gunnar Gunnarsson、1889年5月18日 - 1975年11月21日)は、アイスランドの作家[1]。
生涯
[編集]当時はデンマーク領のアイスランド東部の町フリョウツダールル(en:Fljótsdalur)の農家と牧師の家系に生まれる。1907年、18歳で作家になる決意をもってデンマークに渡り、ユトランドの名門アスコウ(en:Askov)の国民学校に入学した。1912年にコペンハーゲンで認められると次々とデンマーク語で作品を発表した。1939年に故郷のフリョウツダールルに戻り農業のかたわら文筆に励んだ。1948年にレイキャヴィークに移住した。1974年にもアイスランド大学から博士号が贈られた。晩年は自著のアイスランド語翻訳に力を注いでいる[1]。
作品
[編集]グンナルソンの作品は40巻余りを数え、代表作はデンマークで暮らした30余年の間に創作されたもので、全てアイスランドの伝統と歴史を主題としている[1]。
1930年代にはドイツでも評価されたが、ナチスにも悪用された。1936年にはクヌート・ハムスンと共にハイデルベルク大学から名誉博士号を贈られ1940年のデンマーク侵攻の数日前にはアドルフ・ヒトラーと面会している[1]。
1918年、1921年、1922年、1955年、1960年、1961年にはノーベル文学賞の候補に挙がった[1]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 清水誠『北欧アイスランド文学の歩み 白夜と氷河の国の六世紀』現代図書、2009年12月28日、168‐169頁。ISBN 978-4-434-13498-2。