グレーゾーン

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グレーゾーンとは、物事の中間領域・あいまい領域の事を指す俗語和製英語である。

概要[編集]

日本語として古くから「白黒つかない」「白黒はっきりさせる」のような慣用句が存在する。グレーゾーンとは、そんな白でも無い黒でもない曖昧な状態をグレー灰色)と喩え、どちらとも付かない状態のことを指す。場合によっては「黒(白)に近いグレー」という言い方もし、通常は白が合法・適切を意味することが多い。

狭義には、法の未整備などを原因として、法的に合法()であるか違法()であるか難しい脱法行為の事例を指す。また、違法である場合でも罰則規定が無いことや拡大解釈、法を遵守した方がかえって弊害が出るなどの理由によって、事実上平然と行われている例もグレーゾーンであるといえる。

事例[編集]

  • パチンコ - 三店方式と呼ばれる換金方式が、別々の経営主体であるという建前にあるため、ただちに違法とは言えないが、換金行為が実質賭博となっているという疑義もあり、グレーゾーンとされる。
  • ソープランド - 客と従業員が性交して金銭の受け渡しがあり、管理売春で売春防止法にあたるのではないかいう疑義もあるが、当事者同士の自由恋愛で性交が行われているという建前があるため、グレーゾーンとされる。
  • (オンレート)フリー雀荘 - 麻雀でお金を賭ける事は少額であっても賭博罪が成立するため禁止されているが、一般的なフリー雀荘では最終的な得点状況により、点3・点5・点10などレートが乗っている=お金を賭けているのが実情である(ただし、逮捕される事は珍しい)。なお、近年増加している全くお金を賭けないノーレート雀荘や、健康マージャンについては問題ない。
  • グレーゾーン金利 - 利息制限法の利率と出資法の利率の間にある金利のことで、利息制限法を越える金利については法的に無効であるものの、出資法を越えない金利については「債務者が任意に払ったこと」として罰則規定が無いことから、こう呼ばれる。
  • 安全保障 - 「純然たる平時でも有事でもない幅広い状況」をグレーゾーン事態と呼ぶ。2014年防衛白書において正式に定義された。

関連項目[編集]