グレッグ・ケリー
グレッグ・ケリー | |
|---|---|
| 生誕 | 1956年7月??日 |
| 国籍 |
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| 出身校 | ロヨラ大学 |
| 職業 | 実業家、弁護士 |
| 著名な実績 | 日産自動車代表取締役 |
| 罪名 | 金融商品取引法違反 |
| 犯罪者現況 | 公判中 |
| 配偶者 | ドナ・ケリー |
| 受賞 | 文藝春秋読者賞 |
グレッグ・ケリー(Greg Kelly、1956年7月 - )はアメリカ国籍の実業家、弁護士。前日産自動車代表取締役。
経歴
[編集]1956年7月に生まれる。1978年にアメリカ合衆国のオーガスタナ大学を卒業し行政学学士取得、1981年にロヨラ大学を卒業し法務博士号を取得[1]。1981年にバーンズ&ソーンバーグ法律事務所の弁護士を経て、1988年北米日産に入社[1]。2012年に日産自動車代表取締役就任[2]。2018年11月19日、一連のカルロス・ゴーンによる金融商品取引法違反容疑による不正問題で逮捕され[3]、ゴーンとともに解任された[4]。
略歴
[編集]- 1978年(昭和53年)6月 - オーガスターナ大学卒業、行政学学士取得。
- 1981年(昭和56年)6月 - ロヨラ大学法学部卒業、法務博士号取得。
- 1981年(昭和56年)6月 - バーンズ&サンバーグ法律事務所 弁護士。
- 1988年(昭和63年)3月 - 北米日産会社に入社。法務部シニア・マネージャー、次席弁護士。
- 1993年(平成5年)8月 - 日産自動車人事部ダイレクター。
- 2000年(平成12年)4月 - 日産自動車人事部シニア・ダイレクター。
- 2005年(平成17年)10月 - 日産自動車バイス・プレジデント、人事・組織開発担当。
- 2008年(平成20年)4月 - 日産自動車執行役員。
- 2009年(平成21年)4月 - 日産自動車常務執行役員。
- 2012年(平成24年)6月 - 日産自動車代表取締役、常務執行役員。
人物
[編集]ケリーは、プロ意識が強く、正々堂々としており、失敗には厳しい対応をする人物であった[5]。カルロス・ゴーンの懐刀として日産米国法人採用担当者から日産自動車の代表取締役にまで上り詰めた[6]。就任後は日産にはほとんど出社せず、自身の牧場経営や日産の資金によるプライベートカンパニーをゴーンと作っていたとされる[6]。ケリーはゴーンへの忠誠ぶりで知られ、ゴーンからは、問題解決などで頼られることがしばしばあった[5]。日本に移った後、CEOオフィス責任者として取締役会議を運営した。また、日本では親しい同僚と飲みに行くこともあった[5]。
事件
[編集]2018年11月19日、金融商品取引法違反容疑でゴーンとともに東京地検特捜部に逮捕された[7]。ケリーはゴーンの役員報酬50億円を有価証券報告書に記載せず、報酬の隠蔽を主導していたとされる[8]。逮捕後は無罪を主張する他、妻のドナ・ケリーが夫は西川廣人らによるクーデターに巻き込まれたとウォール・ストリート・ジャーナルの動画で訴えるなどした[9]。
2018年12月25日、保釈保証金7000万円を即日納付し保釈された[10]。
アメリカの証券取引委員会と役員報酬の虚偽記載について10万ドルの課徴金を支払うことで和解[11]。
2019年12月31日、ゴーンが日本国外へ密出国。ケリーは日本に残され弁護する者を失う不利な環境となった。2020年3月10日、アメリカ上院議員のロジャー・ウィッカーらが政治情報サイトの論評を通じてケリーの処遇ぶりを批判。日本政府に対して公正な裁判を保証するよう求めた[12]。
2020年、雑誌「文藝春秋」に発表した「西川廣人さんに日産社長の資格はない」により第81回文藝春秋読者賞を受賞。
2022年3月3日、東京地裁は起訴された8年分の役員報酬のうち2017年分のみ有罪とし、懲役6か月・執行猶予3年の判決を言い渡した[13]。被告側と検察の双方が判決を不服として控訴した[14]。2025年2月4日、東京高裁は一審判決を支持し、検察、弁護側双方の控訴を棄却した。弁護側は判決を不服として即日上告した[15]。
脚注
[編集]- ^ a b グレッグ・ゲリー【Greg Kelly】日産自動車株式会社 代表取締役のプロフィール モーターファン、2018年11月20日更新。
- ^ 控えめな「腹心」=逮捕された日産自動車のゲリー容疑者-米紙 時事ドットコムニュース、2018年11月22日更新。
- ^ “2018年11月19日 日産のゴーン会長ら、東京地検特捜部が逮捕”. 日本経済新聞 (2020年11月18日). 2025年11月19日閲覧。
- ^ “日産、ゴーン会長の解任を決議 全会一致で”. 日本経済新聞 (2018年11月22日). 2025年11月19日閲覧。
- ^ a b c ゴーン氏の「懐刀」、ケリー氏とはどんな人物か
- ^ a b 日産に追放された「辣腕経営者」ゴーンの功罪 東洋経済オンライン、2018年11月20日更新。
- ^ 日産のゲリー代表取締役も逮捕 共同通信社、2018年11月19日配信。
- ^ ケリー容疑者、隠蔽を主導の疑い ゴーン容疑者の報酬 朝日新聞デジタル、2018年11月25日更新。
- ^ 日産ケリー前代表取締役の妻、夫の無実を主張 ダイヤモンドオンライン、2018年12月21日更新。
- ^ 日産のケリー前代表取締役が保釈「虚偽記載は一切ない」 朝日新聞デジタル、2018年12月25日更新。
- ^ 日産に課徴金16億円 米SEC、ゴーン元会長は1億円 :日本経済新聞
- ^ “米上院議員らが日本に圧力、日産元代表取締役のケリー被告の処遇巡り”. ブルームバーグ (2020年3月11日). 2020年3月11日閲覧。
- ^ “ケリー被告に有罪判決 虚偽記載 大半は無罪 日産に罰金2億円”. 産経新聞. (2022年3月3日) 2025年2月4日閲覧。
- ^ “日産事件、検察側も控訴 ケリー被告大半無罪に不服”. 共同通信社. (2021年3月16日) 2022年3月16日閲覧。
- ^ “ケリー被告、二審も一部有罪 ゴーン元日産会長報酬隠し―大半無罪「誤りない」・東京高裁”. 時事通信. (2025年2月4日) 2025年2月4日閲覧。