グリーンベルト
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グリーンベルトとは、「みどり」で形成した帯のこと。都市計画分野では都市の保護政策で行う緑化帯で、都心の人口密度増加による市街地、住宅地の無秩序な拡大を阻止するために設置された森林帯、公園緑地系統などがある。
概要[編集]
このアイデアはイギリスのガーデンシティ構想から、都心部を含む中心市と郊外の衛星都市群の間にグリーンベルトと呼ばれる緑地帯をはさむものを存在させ、世界的に広域的緑地計画に大きな影響を与えてきた。このほかにも具体的には農村地帯、農業地帯等を総称する概念としてのカントリーベルト、生駒都市山麓グリーンベルトなどあるが、現在では砂防分野のグリーンベルト整備事業 六甲山系グリーンベルト構想、砂防樹林帯、都市山麓グリーンベルト整備工事(旧建設省河川局砂防部砂防課傾斜地保全課) 防風防雪原林から、火災の延焼を防ぐための函館市のグリーンベルト[1]、コミュニティ・コンピュータ・ネットワークの電子グリーンベルトなどもある。アメリカの都市名にもグリーンベルトホームズとして取り上げられている。
また、水耕ニラの種類にも「グリーンベルト」という品種があるほか、武道の階級での緑帯も「グリーンベルト」と呼ばれている。
その他[編集]
- アムステルダムで1924年に開催された国際都市計画会議において市街地外周のグリーンベルト設置など6か条の決議が採択されている。
- ニューヨークではグリーンベルトは1984年、島の自然を保護するために指定
- 富士急行 FD-グリーンベルト塗装など車両のカラーリングが「グリーンベルト」で統一
- グリーンベルト
- 仙台市では仙台のグリーンベルトの構想 グリーンベルト地区(稲作地保全地区)を設定している
- アイダホフォールズ (アイダホ州)のグリーンベルト
- ウルトラマンコスモスではグリーンベルト星が出てくる
- 名古屋大学大学キャンパスグリーンベルト 若宮大通(100メートル道路)の延長線上にある
- 大ロンドン計画でグリーンベルトは都市のスプロール化を防止するために保全。ロンドンを囲むグリーンベルトの外側に建設された都市の呼称がニュータウンである
- アメリカメリーランド州にグリーンベルトという都市、アメリカ航空宇宙局(NASA)のゴダード宇宙飛行センターなどがある
- もったいない アフリカの緑化活動、「グリーンベルト運動」を軌道に乗せるまでの苦難の半生を描いたもの
- モエレ沼公園建設は、札幌市の市街地の周囲を緑化しようという「緑化環状グリーンベルト構想」で始まった。宮丘公園も構想の一部をなす
- 千手堂駅や梅林駅 (岐阜県)などいくつかの駅で安全地帯 (交通)はなく、路上を緑色塗装してあるだけだったものを「グリーンベルト」と称した
- アヤラ駅 グリーンベルト・モール
- 阪堺電気軌道阪堺線グリーンベルト式併用軌道がある
- 日本では首都圏整備計画で構想を立てられているが、1965年の首都圏整備法法改正でグリーンベルト構想は撤回されている
- 筑摩書房にグリーンベルト・シリーズがある
- 東京農業大学第三高等学校・附属中学校の校舎を一周ぐるっと囲む緑色のラインがあり、グリーンベルトで生徒は立ち止まり一礼することを指導されていた
- ホーボーケン (ニュージャージー州)グリーンベルト歩道は、グリーンサーキットとも呼ばれる
- イトーヨーカドー広畑店、新日鐵社宅敷地跡はグリーンベルト等に変わっている
- おのみちバスに「グリーンベルト」停留所
- 間々田駅 平和(ひらわ)地区との間に、農家の防風林からなるグリーンベルトがある
- 緑 (守谷市) 工業団地にも街路樹をはじめとしたグリーンベルトを設けている
- 御堂筋の本線と測道の間にグリーンベルト
- キリスト教の芸術祭典「グリーンベルト・フェスティバル」
- サウスポートランド (メイン州) 歴史あるグリーンベルト歩道は、幾つかの地区を横切る
- 紀の川大堰 保全計画として1991年(平成3年)に紀の川リバーグリーンベルト構想を発表
- 異形コレクション グリーンベルト(矢崎存美)
- 戦災復興都市計画では、市街地外周に緑地帯(グリーンベルト)を設けることなどが盛り込まれていた
- 多摩田園都市は首都圏整備計画で定められた「グリーンベルト」地域に計画地域の大部分が含まれる
- 守谷市 街路樹をはじめとしたグリーンベルトを設け、従来の工業団地とは一線を画した
- 姫路市企業局交通事業部では25メートル幅の道路の中央に5メートル幅のグリーンベルトを設け、そこにモノレールを敷設する構想があった
- 京都市立勧修小学校「学校グリーンベルト事業」を実施
- 広幅員大通りの中央などのみどりで形成された帯もグリーンベルトとしばしば呼ばれる。仙台では定禅寺通「定禅寺通グリーンベルト」などと呼ばれているほか、高田屋通りなど、また坂出市加茂町の上氏部交差点には高架橋用地と思われるグリーンベルトが残されている。東京都道249号福生青梅線の東福生交差点から末広2西交差点間の4車線がグリーンベルトつきである。平和通り (福島市)は昭和30年代に入ってグリーンベルトは車線の拡張のために、第二京浜国道も1961年(昭和36年)頃に銀杏並木のグリーンベルトが撤去されている
- 函館山の麓には、1934年(昭和9年)の函館大火の復興事業で、防火線としてグリーンベルトが設定された[1]。
- みなと大通り公園は、幅員50メートルのみなと大通りの中央のグリーンベルトに設けられている遊歩道風の公園のこと。鹿児島市役所前から鹿児島港まで大通りの中央帯もグリーンベルトと化し、散策路のようになっている
- 競馬場のトラックにも、移動柵を内側にずらすことで、内側の走路3メートル幅の芝生が生えそろった痛みの少ない芝をつかった箇所を「グリーンベルト」とよぶ
- グリーンベルト (建物解体業)は岡山県津山市にある建物解体業者。