グランピング
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グランピング(英: glamping)とは、グラマラス (glamorous) とキャンピング (camping) を掛け合わせた造語で、ホテル並みのサービスを野外で愉しむ魅力的なキャンプという意味である。
歴史
[編集]1100年代モンゴル帝国にその原型がある円形テントの『ゲル』が起源で、1600年代にテント内を豪華にするスタイルが欧州貴族階層で生まれた。1900年代に植民地サファリに行っても快適なキャンプ生活を過ごせるように改良したテントスタイルも生まれた。1960~1970年代に掛けて、観光客向けに常設のロッジが多く作られた。2000年代初頭には、すでにラグジュアリーキャンプといった言葉が使われ、富裕層向けに豪華なサファリロッジが登場していた。アフリカの贅沢なサファリロッジが現在のグランピングの源流の一つ。[2]
2015年10月30日、日本初のグランピングリゾート 「星のや富士」が開業[3]。2019年7月13日、スノーピークの最上級グランピングフィールドが長野白馬村の北尾根高原に開業[4][5]。2022年4月15日、スノーピーク初“温浴施設”中心の複合リゾート「フィールド スイート スパ ヘッドクォーターズ」(FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS)が新潟県三条市下田地区に開業[6][7][8][9]。
2016年8月、広島県廿日市市の岩倉ファームパークにて、木製品メーカー「WOODPRO」と地域起業家らによる民間グランピングイベントが開催された。当時全国2番目の事例として注目を集め、第1回は1日限定で約600名が来場した。廿日市市を拠点とする音響・広告・空間演出の専門家3名によるユニット「etc.CARAVAN」(株式会社エトセキャラバン、代表取締役:安村通芳)が企画・運営し、以後継続開催された[10]。
市場規模
[編集]「開業当初よりグランピング施設を作る」という目的で、一定の敷地面積を確保し、開業した施設は全国で115ヵ所[11]である。国内グランピング施設は約350施設×標準的な売上(1棟あたり年商600万円〉で、市場規模は150億円~200億円と推計。グランピングを謳っていないコテージ、バンガロー、キャビン、トレーラー施設は国内には数多くあり、全国では1,000施設以上である。市場規模は合計約650億円~約700億円と推計。[12]
分類
[編集]立地条件
[編集]- 国立公園・国定公園・都道府県立自然公園・国民休暇村・国民休養地
- 国営公園・県民の森・ジオパーク・エコパーク
- 国立青少年自然の家・少年自然の家・国立青少年交流の家・グリーンピア
- 牧場・海水浴場
- ゴルフ場・日帰り入浴施設・スーパー銭湯
- クロスカントリースキー場・スキー場
- 河川公園・ダム公園・釣り
- 棚田・日本の棚田百選・離島
- 星空観賞〈人口密度が低く、空気が乾燥していて綺麗で、標高の高いところにある施設〉
- トレッキング・ウォーキング・ジョギング・サイクリング・ナショナルサイクルルート・スカイランニング・トレイルランニング
- 日本百名山・日本二百名山・日本三百名山・花の百名山・新・花の百名山
- 併設型:既存の施設〈宿泊施設・温浴施設・レジャー施設など〉
- 単独型:集客機能〈自然・アクティビティを活かした非日常体験コンテンツ〉・収益機能〈グランピングテント〉
書籍
[編集]- 留田紫雲著『グランピング施設開業・運営 完全マニュアル』Dot Homes ISBN 978-4991234200 (2021年11月20日)
- 『絶景CAMP GUIDE (JTBのムック)』JTBパブリッシング ISBN 978-4533146879 (2021年10月18日)
- 『キャンプ場&グランピング完全ガイド (英和ムック) 』英和出版社 ISBN 978-4867300435 (2021年5月27日)
- 『グランピングBOOK 関東周辺 (昭文社ムック) 』昭文社 ISBN 978-4398292063(2019年4月9日)
- 『グランピング雑誌 Glamp(グランプ)』講談社 ISBN 978-4063899146〈2015年9月27日〉
運営会社
[編集]- スノーピーク[18]
- ニュー・グリーンピア津南
- PICAリゾート
- 星野リゾート「星のや富士」[19]
- リゾートグランピングドットコム[20]
- Dot Homes[21]
- にしがきマリントピアリゾート[22][23]
- デュラクスアウトドアリゾート[24]
- グランペディア[25]
- 株式会社カプセル[26]
- aaa
- グランピングに特化した検索・情報サイトGlamPicks[27]
- グランピングラボ[28]
- アウトドアリゾート「PICAリゾート」[29]
- キリンジ[30]
- 国内初、サラブレッド牧場とグランピングを融合した 体験型リゾートHaga Farm & Glamping[31]
- 余市ヴィンヤードグランピング [32]
- エコホテルinパタゴニア[33]
- 世界にはこんなにある!グランピングの種類[34]
- モンベル アウトドアヴィレッジ本山[35]
- モンベル五ケ山ベースキャンプ[36]
- グランピング予約情報サイト ワングランピング[37]
関係法規
[編集]関連政策
[編集]| 省庁 | 関連政策 |
|---|---|
| 内閣府 | 地方創生 棚田地域振興[40] 指定棚田地域[41] 国境離島[42] 企業版ふるさと納税〈人材派遣型〉[43] |
| 総務省 | ふるさと納税 地域おこし協力隊 |
| 農林水産省 | 農業次世代人材投資資金[44] 農泊[45][46] サトChef[47] ジビエ[48] 食品ロス[49]・生ごみ 棚田地域の振興[50] 耕作放棄地再生 農村型地域運営組織(農村RMO)[51] 農地中間管理機構 人・農地プラン[52] 次世代型農業支援サービス[53][54] 農福連携[55][56] 小水力発電 再生可能エネルギーの導入促進[57] 食関連産業のデジタルトランスフォーメーション[58] みどりの食料システム戦略[59][60] |
| 林野庁 | 木材の利用の促進について[61] 木づかい運動でウッド・チェンジ![62] 保安林・水源林・林業 森林環境税 国有林における森林レクリエーション[63] |
| 経済産業省 | GXリーグ・水素・燃料電池 エコキュート・ヒートポンプ |
| 中小企業庁 | 事業再構築補助金[64] |
| 資源エネルギー庁 | なっとく!再生可能エネルギー[65] 地熱発電[66] |
| 環境省 | 地中熱 国立公園満喫プロジェクト[67] 国立公園オフィシャル パートナーシップ[68] |
| 国土交通省 | 離島振興法・離島振興[69] 河川総合開発事業 電線類地中化[70] 浄化槽 ロードヒーティング・消雪パイプ・床暖房 道の駅・Pasar・EXPASA |
| 観光庁 | 観光圏 第2のふるさとづくりプロジェクト[71] 「持続可能な観光」の取組[72] 観光地域づくり法人(DMO)[73] アドベンチャーツーリズムの推進[74] 「アドベンチャー・トラベル・ワールド・サミット(ATWS)2023」[75] |
脚注
[編集]出典
[編集]- ↑ かもめ島マリンピング 日本財団 海と日本PROJECT
- ↑ “グランピングとは”. グランピングについて知る. 一般社団法人グランピング協会 (2026年6月22日). 2026年5月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年6月22日閲覧。
- ↑ “五感を開き 森を遊ぶ 丘陵のグランピング”. 星のや富士. 2022年3月18日閲覧。
- ↑ “スノーピークの最上級グランピングフィールドが長野白馬村の北尾根高原に、標高1,200mで自然を満喫”. FASHION PRESS. 2022年3月22日閲覧。
- ↑ “アウトドア宿泊施設『Snow Peak FIELD SUITE HAKUBA KITAONE KOGEN』”. スノーピーク. 2022年3月22日閲覧。
- ↑ “FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS”. スノーピーク. 2022年3月22日閲覧。
- ↑ “隈研吾設計〈FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS〉スノーピーク初の温浴施設併設の体験型複合リゾートが三条市の本社エリアに4/15開業”. ©tecture.inc. 2022年3月22日閲覧。
- ↑ “新潟 スノーピーク本社に温泉リゾート誕生!4/15「FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS」”. おんせんニュース. 2022年3月22日閲覧。
- ↑ “スノーピーク初“温浴施設”中心の複合リゾート「フィールド スイート スパ ヘッドクォーターズ」新潟に”. FASHION PRESS. 2022年3月22日閲覧。
- ↑ “廿日市でグランピングイベント、木の玩具や木材なども体験”. 広島経済新聞 (2016年9月1日). 2026年3月19日閲覧。
- ↑ “グランピングの調査レポート”. 一般社団法人グランピング協会. 一般社団法人グランピング協会 (2026年6月26日). 2026年2月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年6月26日閲覧。
- ↑ “グランピング業界の市場規模”. 一般社団法人グランピング協会 (2026年6月26日). 2026年2月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年6月26日閲覧。
- ↑ “インスタントハウス”. 株式会社LIFULL . 2022年3月21日閲覧。
- ↑ “JR東日本エリア初!無人駅にグランピング施設が誕生!上越線土合駅を活用した地域活性化実証実験開始”. PR TIMES Inc.. 2022年3月21日閲覧。
- ↑ “LIFULL、VILLAGE INC.と資本業務提携を締結。インスタントハウスを活用したグランピング事業など地域活性化の取り組みを強化”. 会社概要. 2022年3月21日閲覧。
- ↑ “水も電気も自給自足!トレーラーで移動する「居住ユニット」はまるで国際救助隊? CEATEC会場でリアル体験!”. INTERNET Watch (2022年10月14日). 2022年12月16日閲覧。
- ↑ “株式会社ARTHが、エネルギーと水を100%自給するオフグリッド型居住モジュール「WEAZER」(ウェザー)を開発。本製品を活用した世界初のオフグリッド型ホテルが西伊豆エリアに今秋オープン!”. PR TIMES (2022年6月1日). 2022年12月16日閲覧。
- ↑ “大自然でラグジュアリーな宿泊体験グランピング事業”. スノーピーク. 2022年3月21日閲覧。
- ↑ “星野リゾート流グランピングの定義 四季を感じる星のや富士の滞在”. 星野リゾート. 2022年3月21日閲覧。
- ↑ “リゾートグランピングドットコム”. リゾートグランピングドットコム. 2022年3月21日閲覧。
- ↑ “グランピング施設開業に関するこんなお悩みはありませんか?”. Dot Homes. 2022年3月21日閲覧。
- ↑ “2022年は20施設を新規開業、業界最大手の年商50億円規模のグランピング運営会社に向けて グランピング業界No1へ向けて”. PR TIMES. 2022年3月21日閲覧。
- ↑ “「高規格グランピング」の積極展開を通じリゾート宿泊事業の上位マーケットを掴み安定経営を目指す”. 月刊レジャー産業資料 2022年1月号. 2022年3月21日閲覧。
- ↑ “グランピング施設運営事業”. 株式会社ゼンシン. 2022年3月21日閲覧。
- ↑ “グランピングの企画プロデュース・コンサル・運営受託について”. グランシーズ. 2022年3月21日閲覧。
- ↑ “グランピングプロデュース事業”. 株式会社カプセル. 2022年3月21日閲覧。
- ↑ “グランピングに特化した情報サイト 「グランピックス」が国内最大の施設掲載数に!”. 株式会社ダイブ. 2022年3月21日閲覧。
- ↑ “グランピング事業の計画・開始・拡大を支援”. グランピングラボ. 2022年3月21日閲覧。
- ↑ “キャンプ場、公共施設、遊休地を極上のアウトドアリゾートにしませんか”. 株式会社ピカ. 2022年3月21日閲覧。
- ↑ “地域の大切な場所にもう一度、未来を灯そう。”. キリンジ. 2022年3月21日閲覧。
- ↑ “国内初、サラブレッド牧場とグランピングを融合した 体験型リゾート『Haga Farm & Glamping』が 2020年8月1日にOPEN(栃木県芳賀郡)”. @Press. 2022年3月21日閲覧。
- ↑ “ワイン醸造用のぶどう畑”ヴィンヤード”の緑が広がる北海道・余市でグランピング。地元食材を使用したBBQ”. Yoichi Vineyard. 2022年3月21日閲覧。
- ↑ “ラグジュアリーと地球に優しい旅行が融合したエコホテルinパタゴニア”. Ecotourism World. 2022年3月23日閲覧。
- ↑ “世界にはこんなにある!グランピングの種類”. グランピング スタイル. 2022年3月23日閲覧。
- ↑ “土佐れいほくに「モンベル アウトドアヴィレッジ本山」がグランドオープン”. モンベル. 2022年3月22日閲覧。
- ↑ “【クライミング、グランピング、愛犬家も歓迎!】モンベル五ケ山ベースキャンプ[初心者にもおすすめ]”. コドモトネット. 2022年3月23日閲覧。
- ↑ “ワングランピング”. ワングランピング (2023年5月15日). 2024年2月27日閲覧。
- ↑ “ハザードマップポータルサイト”. 国土地理院. 2022年3月22日閲覧。
- ↑ “ハザードマップ”. 国土地理院. 2022年3月22日閲覧。
- ↑ “棚田地域振興”. 内閣府地方創生推進事務局. 2022年3月23日閲覧。
- ↑ “指定棚田地域について”. 内閣府地方創生推進事務局. 2022年3月23日閲覧。
- ↑ “国境離島”. 内閣府. 2022年3月23日閲覧。
- ↑ “企業版ふるさと納税ポータルサイト”. 内閣府地方創生推進事務局. 2022年3月23日閲覧。
- ↑ “農業次世代人材投資資金(旧青年就農給付金)”. 農林水産省. 2022年3月23日閲覧。
- ↑ “「農泊」の推進について”. 農林水産省. 2022年3月24日閲覧。
- ↑ “農泊”. 農泊ポータルサイト. 2022年3月24日閲覧。
- ↑ “サトChef”. 株式会社パソナ農援隊. 2022年3月24日閲覧。
- ↑ “ジビエ利用の推進について”. 農林水産省. 2022年3月24日閲覧。
- ↑ “食品ロスとは”. 農林水産省. 2022年3月24日閲覧。
- ↑ “棚田地域の振興について”. 農林水産省. 2022年3月23日閲覧。
- ↑ “農村型地域運営組織(農村RMO)の推進 ~地域で支え合うむらづくり~”. 農林水産省. 2022年3月23日閲覧。
- ↑ “人・農地プラン”. 農林水産省. 2022年3月23日閲覧。
- ↑ “次世代型農業支援サービス”. 農林水産省. 2022年3月25日閲覧。
- ↑ “農業支援サービス関係情報”. 農林水産省. 2022年3月25日閲覧。
- ↑ “農福連携の推進”. 農林水産省. 2022年3月25日閲覧。
- ↑ “農福連携”. 農林水産政策研究所. 2022年3月25日閲覧。
- ↑ “再生可能エネルギーの導入促進”. 農林水産省. 2022年3月23日閲覧。
- ↑ “農林水産業・食関連産業のデジタルトランスフォーメーション”. 農林水産省. 2022年3月23日閲覧。
- ↑ “みどりの食料システム戦略”. 農林水産省. 2022年3月23日閲覧。
- ↑ “みどりの食料システム戦略(概要) ~食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現~”. 農林水産省. 2022年3月23日閲覧。
- ↑ “木材の利用の促進について”. 林野庁. 2022年3月24日閲覧。
- ↑ “木づかい運動でウッド・チェンジ!”. 林野庁. 2022年3月23日閲覧。
- ↑ “国有林における森林レクリエーション”. フォレスト・サポーターズ運営事務局. 2022年3月22日閲覧。
- ↑ “事業再構築補助金”. 経済産業省. 2022年4月1日閲覧。
- ↑ “なっとく!再生可能エネルギー”. 資源エネルギー庁. 2022年3月23日閲覧。
- ↑ “地熱発電について”. 資源エネルギー庁. 2022年3月23日閲覧。
- ↑ “国立公園満喫プロジェクト”. 環境省. 2022年3月23日閲覧。
- ↑ “国立公園オフィシャル パートナーシップ”. 環境省. 2022年3月23日閲覧。
- ↑ “離島振興”. 国土交通省. 2022年3月23日閲覧。
- ↑ “無電柱化の推進”. 国土交通省. 2022年3月22日閲覧。
- ↑ “第2のふるさとづくりプロジェクト”. 観光庁. 2023年3月10日閲覧。
- ↑ “「持続可能な観光」の取組”. 観光庁. 2022年3月23日閲覧。
- ↑ “観光地域づくり法人(DMO)”. 観光庁. 2022年3月23日閲覧。
- ↑ “アドベンチャーツーリズムの推進”. 観光庁. 2022年3月23日閲覧。
- ↑ “「アドベンチャー・トラベル・ワールド・サミット(ATWS)2023」の開催地が北海道に内定”. 観光庁. 2022年3月23日閲覧。