グザヴィエ・ル・ピション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
グザヴィエ・ル・ピション
生誕 (1937-06-18) 1937年6月18日(86歳)
フランス領インドシナ連邦の旗 フランス領インドシナ連邦クイニョン
居住 フランスの旗 フランス
国籍 フランスの旗 フランス
研究分野 地球物理学
研究機関 パリ第6大学エコール・ノルマル・シュペリウールコレージュ・ド・フランス
出身校 カーン大学コロンビア大学ストラスブール大学
主な受賞歴 ウォラストン・メダル(1991年)
プロジェクト:人物伝
テンプレートを表示

グザビエ・ル・ピション(Xavier Le Pichon、1937年6月18日 - )は、フランス地球物理学者である。1968年にプレートテクトニクスのモデルを提出し、この分野のパイオニアである。

略歴[編集]

フランス領であったベトナムクイニョンで生まれた。カーン大学(University of Caen Normandy)で学んだ後、アメリカ合衆国に渡り、1963年にコロンビア大学で助手として研究した後、1966年、ストラスブール大学博士号を得た。1968年に最初のプレートテクトニクスのモデルを提案したことで知られる。

ダン・マッケンジーロバート・L・パーカーの理論に基づいて、6つのプレートと1億2千万年の間の相対的なプレートの移動のモデルを作った。このモデルは地震帯の分布と大陸の歴史の理解に貢献した。1973年にジャン・ボナン (Jean Bonnin) と Jean Francheteau と共著でプレートテクトニクスに関する著書を執筆した。1969年にブレスト海洋学、地質学研究所の所長となり、1978年にパリ第6大学ピエール・エ・マリ・キュリー教授、1984年にエコール・ノルマル・シュペリウールの教授、1986年にコレージュ・ド・フランスの地球力学講座主任教授となった。

受賞歴[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ ジャパンプライズ(Japan Prize/日本国際賞)”. 国際科学技術財団. 2022年10月5日閲覧。

外部リンク[編集]