クール=エイドを飲む

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クールエイドの説明書き

クールエイドを飲むDrinking the Kool-Aid)は、アメリカ英語スラング慣用句

仲間内の同調圧力に屈して誤った、あるいは無謀な選択をしてしまうことを意味し、「盲信する」、「無批判に従う」、「固定観念に囚われる」などといった意味で使用される。近年では「原因や目的への極端な献身」の意味も持つようになった。

語源[編集]

クールエイド英語版とは、アメリカで1927年から発売されている、ポピュラーな粉末ジュースのことである。

この表現は、1978年にアメリカのカルト教団である人民寺院が起こした事件に由来する[1]。教祖ジム・ジョーンズは、南米ガイアナジョーンズタウンを建設し、信者と共同生活を送っていたが、やがて立ち行かなくなったことから「革命的自殺」を考えるようになり、粉末ジュースにシアン化合物などの毒物を混ぜたものを飲み、900人以上の信者が集団自殺した。[2] この際に用いられた粉末ジュースがクールエイドであったことから慣用句として用いられるようになったが、実際には競合ブランドであるフレーバー・エイド英語版も一緒に用いたとされる。[3]

参考文献[編集]

  1. ^ Higgins, Chris (2012年11月8日). “Stop Saying 'Drink the Kool-Aid'”. The Atlantic. The Atlantic. 2013年7月22日閲覧。
  2. ^ Hall, John R. (1987) (英語). Gone from the Promised Land: Jonestown in American Cultural History. Transaction Publishers. p. 282. ISBN 9780887388019. https://books.google.com/books?id=D8MCb1xqqo8C&pg=PA282. 
  3. ^ “Cult's survivors sought in jungle”. The Ledger (Lakeland, Florida). (1978年11月21日). https://news.google.com/newspapers?id=zY4sAAAAIBAJ&sjid=9foDAAAAIBAJ&pg=6704,6145800 2010年8月16日閲覧。