クートネー川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
太いオレンジ色の線がクーネト川。細いオレンジ色の線はコロンビア川

クートネー川(クートネーがわ、Kootenay River)は、カナダブリティッシュコロンビア州およびアメリカモンタナ州アイダホ州を流れるである。コロンビア川の支流であるこの川は、北アメリカを流れる川の中でカナダに源流があり、一度アメリカに入った後に再びカナダに戻る唯一の川である。

流路[編集]

クートネー川下流にある、リビーダム入口。

ブリティッシュコロンビア州東部のロッキー山脈に源を発し、最初は南に流れクートネー国立公園英語版を流れる。キャナル・フラッツ英語版付近でロッキー山脈トレンチ英語版という峡谷に入り、アメリカとの国境に向け南に流れる。ウォードナー英語版でモンタナ州リビー英語版付近にあるリビーダム英語版によりつくられるクーカニューサ湖英語版へ入る。ダムの下流では西に向きをかえてロッキー山脈トレンチを出ると、アイダホ州に入りボナーズ・フェリー英語版を流れる。それから北へ向きを変えてクレストン英語版の南で再びカナダに入ると川幅が広がりクートネー湖英語版になる。ネルソンで再び川になり、南西に流れキャッスルガー英語版でコロンビア川に合流する。

1994年に両国国境の付近にあるカナダのクレストン渓谷英語版一帯はラムサール条約登録地となった[1]

脚注[編集]

  1. ^ Creston Valley | Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (2001年1月1日). 2023年4月1日閲覧。