クロード・アヴリーヌ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
クロード・アヴリーヌ
Claude Aveline, 1989.jpg
1989年撮影されたアヴリーヌ
ペンネーム Evgen Avtsine、Minervois
誕生 クロード・アヴリーヌ
(1901-07-19) 1901年7月19日
フランスの旗 フランス共和国パリ
死没 (1992-11-04) 1992年11月4日(91歳没)
フランスの旗 フランスパリ
職業 小説家詩人
ジャンル 小説、詩
サイン
Portal.svg ウィキポータル 文学
テンプレートを表示

クロード・アヴリーヌ(Claude Aveline, 1901年7月19日 - 1992年11月4日)は、フランスパリ出身の小説家詩人、フランスのレジスタンス(en:French Resistance)のメンバー

1937年ルイ・デリュック賞の審査員、1968年に開催される予定だった第21回カンヌ国際映画祭の審査員を務めた。

生涯[編集]

1901年7月19日、フランスパリ5区ユダヤ系ロシア人であった両親の元に生まれる。両親はロシアでのユダヤ系に対する迫害ないし人種差別を逃れるためにフランスへ移住していた[1]

1905年にフランス国籍を家族全員で取得し、アヴリーヌはパリ5区のアンリ4世校 (en) に入学したが、途中両親がヴェルサイユに引越ししたため、同地のオッシュ校 (fr) に転校した。同校在学中の1915年ボランティア第一次世界大戦メディックを務めた。その後さらに、パリ16区のジャンソン・ドゥ・サイイ校 (fr) で学んだ。同サイイ校在学中、健康を害したため勉学を中断し、1918年から1919年にかけて南仏カンヌ近郊ル・カネに移り住み、作家活動をする。

1919年、アヴリーヌのマガジンに掲載され、フランスの詩人、小説家、批評家であるアナトール・フランス友人になり、メンタリングとなった。

1920年にパリに戻り、1922年に自分自身の出版社を設立し[2]、フランスで最も若い出版社と呼ばれた[3]

1923年、アヴリーヌが病気の療養中のためフォン=ロムー=オデイヨ=ヴィアにいた時、後に映画監督となるジャン・ヴィゴと親しくなる。

1929年に回想記『夜明け』を著し、1930年から1955年にかけて全三部作からなる大河小説『フィリップ・ドニの生涯』を著した。

1937年にルイ・デリュック賞の審査員を務める。

第二次世界大戦時にはフランスのレジスタンスに参加し、1952年にはイタリア賞を受賞した。

1968年に開催される予定だった[4]第21回カンヌ国際映画祭の審査員を務めた。

1974年より回想録を著し、1992年にパリで亡くなった。

なお、日本に於けるアヴリーヌの著作はフランス文学者翻訳家である三輪秀彦河盛好蔵俳人、詩人、評論家安東次男により翻訳され、出版されている。

小説[編集]

ミステリ長編(殺人課フレデリック・ブロ課長もの)[編集]

  • ブロの二重の死  La Double Mort de Frédéric Belot (1932年) 
  • 七号車一五座席  Voiture 7 Place 15 (1937年) 
  • U路線の定期乗客  L'Abonné de la Ligne U (1947年)
  • Le Jet d'Eau (1947年)

大河小説(フィリップ・ドニの生涯)[編集]

  • マイヤール夫人  Madam Maillart (1930年)
  • Les Amours et les Haines (1930年)
  • Philippe (1955年)

児童小説[編集]

  • 黒ちゃん 白ちゃん  Baba Diéne et Morceau-de-Sucre (1937年)

脚注[編集]

  1. ^ Schoenbrun, David (1980). Soldiers of the night: the story of the French Resistance. Dutton. http://books.google.com/books?ei=t_VETN2KBo66OOna2LkI&ct=result&id=lWhkAAAAMAAJ&dq=%22claude+aveline%22jew&q=%22was+a+jew%22. 
  2. ^ Fouché, Pascal (1983). Au sans pareil. Bibliothèque de littérature française contemporaine de l'Université Paris 7. http://books.google.com/books?ei=EyhHTNuQB9vNjAf12Oz2Bg&ct=result&id=GgoVAQAAIAAJ&dq=%22avait+cr%C3%A9%C3%A9+sa+maison%22+aveline&q=%22avait+cr%C3%A9%C3%A9+sa+maison%22#search_anchor. 
  3. ^ ジョルジュ, デュアメル (1951). Chronique de Paris au temps des Pasquier. Union latine d'éditions. http://books.google.com/books?ei=WwNHTMrhH4yTjAeAmJD1Bg&ct=result&id=N6cZAAAAIAAJ&dq=%22jeune+editeur%22+claude+aveline&q=plus+jeune. 
  4. ^ カンヌ国際映画祭粉砕事件が起きたため、中止となった。

参考文献[編集]