クロウカード

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クロウカードは、『カードキャプターさくら』に登場する魔法のカード。

本稿では、漫画版・テレビアニメ(以下アニメ)版双方に登場するだけでなく、アニメ・劇場版のオリジナルも含む全てのクロウカードおよびさくらカードについて記述する。

クロウカード[編集]

クロウカードは、クロウ・リードが創った、封印が解かれるとこの世に災いが起こるとされる魔法のカードである。カード1枚1枚が生きており、それぞれに「名前」「姿」「魔力」がある。なお、クロウはイギリス人の父と中国人の母を持つハーフである為、彼の魔術は西洋魔術と東洋魔術が混ざっており、カードの名前は全て英語漢字で表されている。性格が多彩であり、戦いを好まないものから好戦的なもの、頭の良し悪しなどもある。クロウによって本の中に封じ込まれていたが、監視役だったケルベロスの不手際により散逸してしまっていた(アニメ版では本を開いたさくらが知らずに『風』のカードを発動させたために他のカードが飛び去ってしまった)。カードに名前を書けば、その名前の人以外の言うことは聞かない。クロウは占い師でもあった為、ある程度の枚数があればタロットのように占いも出来る。原作では、全部で19枚ということになっている。

アニメ版では、封印者のさくらに限らず自分の力を抑えた人物に従うという設定が加えられ、アニメ版のみに登場する何枚かは小狼の所有となっていた[1]が、最終的にはそれらも月の試練を突破してクロウカードの主と認められたさくらの所有となった。「星の杖」でクロウカードを使ったシーンでは、属性が異なる(クロウカードは「闇」属性)ため、正常に発動しなかった。

劇場版第2作では、52枚(名前のないカードを含めれば53枚)はプラスの力を持ち、「無」のカードはその力を相殺するだけのマイナスの力を持つことが明かされた。「無」のカードは封印されていたが、エリオルの家(元クロウの家)が解体されたことにより、封印が解けてしまった。また原作、アニメ共通の3枚の特殊カード(「鏡」「光」「闇」)と同じく人語を話すことができる(他のカードも「うん」や「あ!」などの短い言葉や、声を立てて笑うことなどはできる。「歌」「声」など人間の声を奪うことで人語が話せるようになるカードもある)。

さくらカード[編集]

上記のクロウカードを、木之本桜が自らの魔力で創り替えたものがさくらカードである。

クロウカードの活動の源がクロウ・リードがカードに込めた魔力であるのに対して、さくらカードの活動の源はさくら自身の魔力である。またその性質上、クロウカードから変わっていないカードは一時は魔力が足りなくて危険な状態にあったが、最終的にはすべてのカードがさくらカードに創り変えられている。カードを創り変えることは新たな魔法を創造することと同義であり、カードの力に見合うだけの魔力が必要となる。そのため、魔力が少ない段階では、カードを変えるたび強い眠気に襲われていた(初めてカードを変えた翌日は、午後3時まで寝ていた)。特に、アニメ版で登場したタイムとリターンのカードをさくらカードに変えるには、小狼も心配するほど魔力が必要。またライトとダークは最も強力なカードである上に、2枚同時にさくらカードに変えなくてはならないため、月とケルベロスの助力も必要だった。しかし、劇場版第2作ではクロウカード52枚分の魔力を持つ「無」のカードを一人でさくらカードに変えるほどにさくらの魔力は成長している。

ほとんどのカードの性質は基本的にクロウカードから変わっていないが、前述の魔法を創造するという面によりさくらカードに創り変える際にその性質を変えることも可能(これにより「翔」のカードが、杖の羽飾りが大きくなって飛ぶスタイルから術者の背中に羽が生えるスタイルに変わっている)。アニメでは特に使用する理由もないのにカードを創り変えた場合、カードが暴走する危険性がある。

このようにして、さくらは段階的に強い魔力に目覚めるように仕組まれていた。

なお、アニメではカードの絵柄も性質同様、基本的に大きな変化がないものがほとんどである。しかし原作では「盾」「剣」のように、クロウカード時から大きく絵柄が変化したカードも存在する。また、原作のさくらカードの絵柄には総じて"星"が何らかの形で入っているのが特徴と言える。ただし、『雷』には入っていない。

カードの種類[編集]

以下において、カードの並び順は原作(またはアニメ)で封印された順に準ずる。

原作・アニメ共に登場[編集]

ウインディ(THE WINDY)「風」
さくらが最初に手に入れたカード。温和で優しく争い事を嫌う性格で、さくらと出会った時には自ら本の中に戻った。アニメではカードがばらばらになった(本のページの一番上に収まっており、さくらがカードの名を読んだため魔法が発動した)時、さくらの手元に唯一残っていた。風をまとった女性の姿を取り、風を生み出し操る力を持ち、風の鎖で相手を捕らえる、風を使って相手を包み込み動きを封じるなど捕獲系のカードとしてさくらを何度も手伝う。四大元素カードのひとつで「月」の属性カード。
ウッド(THE WOOD)「樹」
木の精霊を連想させる女性の姿をとる。優しい性格で、アニメではさくらが封印をしなくても自分からカードへ戻った。能力は植物の操作・生成で、つる草で相手の動きを封じたり、巨大な樹木を生み出し、落下の衝撃を和らげるクッション代わりにするなど、使い道は様々。「月」の属性カード。
ジャンプ(THE JUMP)「跳」
目つきの悪いピンク色のモコナのような姿で、好戦的で巨大化することもできるが、頭は悪い。真樹の店、ツイン・ベルのぬいぐるみたちを操り、騒動を起こしていた。原作第1話冒頭でさくらの封印シーンが最初に描かれたカード(アニメでは「翔」よりも後になる)。使用すると、靴に小さな翼が生え、驚異的なジャンプ力を得る。
フライ(THE FLY)「翔」
大きな鳥の姿をとるカード。杖の先(さくらカードへの変化後は背中)に翼を生やし飛行能力を付加する。原作での性格は「風」と同じくらい大人しいが、怪我をしており、痛みに耐えかねて暴れていた。原作では風属性なので「風」のカードが効かなかったが、アニメ版では通用した。また、アニメ版では元々荒い性格を持っているという設定になっている。
ウォーティ(THE WATERY)「水」
人魚を連想させる少女の姿で実体化。水が多くある場所を好み、原作では学校のプール、アニメでは水族館の水槽に潜み、近づいた者の足を引っ張り、溺れさせようとしていた。攻撃用に造られたため、気性は荒く攻撃的。「水」にまつわるカード(例:「雨」)の力を逆に利用することができ、実体を持たないため封印も難しい厄介なカードだが低温には弱く、凍らされると動けなくなってしまう。最後は学校の(アニメでは水族館の)冷凍室に誘導され、封印される。「月」の属性を持つ四大元素カードのひとつ。
イリュージョン(THE ILLUSION)「幻」
能力は相手が強く思う者や場面の幻を見せること。公園前の池の中に住み着いており(アニメは学校裏の崖)、その力によって怪談騒ぎを引き起こしていた。さくらに対しては撫子の姿を見せた。
フラワー(THE FLOWER)「花」
能力は様々な種類の花を出現させられること。実体化するとロールした髪と踊り子のような衣装が特徴の女性の姿をとる。踊りと賑やかなことが大好きな性格で、運動会の楽しげな空気に引かれて友枝小の屋上に現れ、踊りながら大量の花びらを学校中に降らせた。ケルベロスによると「クロウの気まぐれな性格」から創られたカードらしい。
ソード(THE SWORD)「剣」
実体化すると杖が細身の剣の形をとる。使用者を剣術の達人にするが、その意識を支配することもある。使い手の思い次第で切れ味を自在に変えることが出来、峰打ちから岩まで何でも切ることができる。カードたちを封印しているさくらの噂を聞き、ピンブローチに成りすましてさくらの友人である利佳に買うように仕向けて操り、さくらの家を訪れて襲撃した。
杖が剣に変化する為、クロウカード時代には同じく杖が変化するフライと同時使用が不可能だったが、さくらカードに変化後のフライのスタイルの変化により可能となった。
サンダー(THE THUNDER)「雷」
本来は猛獣(雷獣)のような姿。原作では「影」のカードを封印する時に使用されたが、アニメでは逆に「影」のカードを使って封印された。雷を操ることが出来、性格はきわめて獰猛。
シャドウ(THE SHADOW)「影」
その名の通り能力は影の操作。ローブをまとった人の姿で実体化。影を集めてまとうことで巨大化し、封印を困難にさせることが出来るが、集めた影は光に弱く、原作では「雷」を使って円形に並ぶ公園の街灯に落雷させて照らし、アニメでは学校のライトで四方から照らすことで本体を見つけ出した。影であるため、大きさの変化がある程度自由で、固定形を持たない物(霧など)を包み込み動きを封じることを得意とする。
全カードの中でもかなり素早く、また影であるため触れることがなかなか難しいことなどからかケルベロスによれば「クロウも扱いに苦労した」らしい。ただし「剣」を使えば触れるようになっている。原作ではさくらの噂を聞き、さくらを試す為に彼女の前でわざと騒ぎを起こして捕まえに来させるように仕向けた。ケルベロスによると「偏屈な性格」。
ミラー(THE MIRROR)「鏡」
声 - 丹下桜
任意の人や物に変身できる。詳しくはカードキャプターさくらの登場人物の『ミラー(鏡)』を参照。
シールド(THE SHIELD)「盾」
ほとんどのカード及び魔力を防御することができる。ケルベロスによると「いい性格」で、大切なものを守ろうとする習性があり、知世と園美の大切な物が入った宝箱を守っていた。「剣」によってその効果を無効化することが可能。
メイズ(THE MAZE)「迷」
迷路に迷わせる。「剣」や「翔」のカードを無効化し、さらには複雑な迷路に変えてしまう。厳しい性格で空を飛ぶなどの不正は許さないが、さくらたちは観月の鈴で迷路の壁を破壊して出られた。
イレイズ(THE ERASE)「消」
女性の道化師のような姿をとる。物体や記憶を"消す"能力を有する(劇場版の「無」と似ているが、こちらは空間ごとではない)。能力を使用している間は無防備。
グロウ(THE GLOW)「灯」
蛍のような光を出しているが、小狼が察知できなかったほど気配が微弱。さくらは予知夢でその存在を察知した。
ライト(THE LIGHT)「光」
声 - 佐久間レイ
金髪の巻き毛を背に流した女性の姿をとる。カードの解放後はさくらの心の中に存在したため、すべてが闇に包まれてもさくらだけは光を失わずにすんだ。あきらめない心が呼び寄せたカード。「闇」とは双子の姉妹のような関係。クロウカードの中で「闇」と同じ最高位カード。ケルベロスの第一配下カードで、「太陽」の属性カード。言葉を話すことができるカードのひとつ。
ダーク(THE DARK)「闇」
声 - 佐久間レイ
まっすぐな黒の長髪を背に流した女性の姿をとる。文化祭の劇の最中にさくらを闇に包ませた。特殊カードであり、「光」と同時でないと封印することが出来ない。クロウカードの中で「光」と同じ最高位カード。ユエの第一配下カードであり、「月」の属性カード。言葉を話すことができるカードのひとつ。
ファイアリー(THE FIREY)「火」
炎の髪を持つ少年の姿をとる。攻撃力はほぼ同等ながら、気性の荒さと攻撃的な性格は「水」のそれを上回る。四大元素カードのひとつで、「太陽」に属するカードの為、ケルベロスが本当の姿になるには必要となる。「風」「水」のカードを同時に使い、動きを止めて封印した。
アーシー(THE EARTHY)「地」
原作、アニメ共に最後に登場したカードで、巨大な土の龍の姿となって実体化(カードに戻すと女性の姿になる)。五行相克の関係上、「樹」に弱いという弱点を持つ。四大元素カードのひとつで、「火」のカード同様ケルベロスの「太陽」属性カード。

原作初期の雑誌掲載時「樹」はウッディ(THE WOODY)、「跳」はジャンピング(THE JUMPING)とされていたが、以後それぞれウッド、ジャンプに変更された。 なお、ファイアリー(THE FIREY)の綴りは、発音上FIERYとする方が正確である。また、ウォーティ(THE WATERY)は本来「ウォータリー」と発音するのが正しい。

アニメ版にのみ登場[編集]

タイム(THE TIME)「時」
その名の通り能力は時間操作。実体化するとローブに身を包み、砂時計を持った老人の姿になる。「一日に一度だけ午前0時に」戻せる。友枝町の時計台に潜み、同じ一日を送らせる悪戯を繰り返していた。また自己防衛として局所的な巻き戻しやスロー、早送りをすることもできる。時間を一時的に止めるためによく使用され、眠のカードの一時的な代用品としても使われることがある。小狼が最初に手に入れたカードで小狼が最も使用していたカードである。魔力の消費が激しい。ユエの配下のカード。
リターン(THE RETURN)「戻」
人間1人を過去へ飛ばすことが出来る(魔力がものすごく高ければその限りではない)。小狼が3枚目に手に入れたカード。時のカード同様魔力の消費が激しく、発動させるのにそれなりの条件がある。
作中では月峰神社のご神木の魔力と満月であることで人間1人を過去に戻すことができた。
ミスト(THE MIST)「霧」
金属を腐食させる効果のある霧を発生させる。「影」のカードで封印した。
スノウ(THE SNOW)「雪」
雪を自由に降らせることが出来るカード。また吹雪を起こすことも出来る。町を雪で埋めかける事態を引き起こすが、「火」のカードを使って力を奪われ、封印した。
サンド(THE SAND)「砂」
砂を生み出し、操る力を持つ。早朝の学校で劇の練習をしていたさくらと小狼に砂の津波と化して襲い掛かった。砂であることを利用し、四散することで封印を逃れる厄介な特性を持つが、「水」と「凍」のカードで動きを止めて封印した。小狼が「雲」のカードと交換する形でさくらにもらい、7枚目のカードとなった。
ファイト(THE FIGHT)「闘」
強い者との決闘を好むカード。拳法着の女性の姿で実体化し、格闘家を闇討ちしていた。小狼にカードを封印させようとする苺鈴と互角に戦うが、カードである為疲れを知らず、徐々に優勢になる。ピンチになった苺鈴を助ける為、さくらが力の塊である「力」のカードを発動。それに惹かれてさくらに攻撃を仕掛けるが、反射的に振り下ろされた杖の一撃を頭部に受けて昏倒、封印される。
ドリーム(THE DREAM)「夢」
対象者に夢を見させるカード。水色の蝶の姿を取る。通常は幻が見えるだけだが、強い魔力の持ち主の場合、昏倒して予知夢を見ることがある。小狼が「時」のカードで止めて封印した。小狼の6枚目のカード(実質7枚目)。
サイレント(THE SILENT)「静」
その名の通り静寂を好む性格の持ち主。そのため静かな美術館の絵に勝手に住み着いていた。うるさいのが嫌いで周囲の音を消し去る力を持つほか、うるさいと感じた相手を離れたところに転移させることも出来る。「影」のカードで窓の外から影を伸ばし、封印。
ソング(THE SONG)「歌」
声 - 岩男潤子
気に入った相手の歌声をコピーし、本人と同じように歌うことが出来るカード。知世の歌がうまかったためにコピーしたが、本人がまだ練習中のためカードも夜な夜な練習をし、怪談として噂になってしまっていた。目には見えないが性格は穏やか。
スルー(THE THROUGH)「抜」
物体を通り抜けることができる。アニメ版では捕獲シーンはないが名前のみ出て来る。
ビッグ(THE BIG)「大」
実体化すると長身の女性の姿を取る。生物を巨大化させる能力を持ち、深夜の町で悪戯をしていたが、性格は大人しく割とあっさり封印された。使用する場合、使用者は自分の意思で巨大化するサイズを決めることは不可能で、これは「小」も同様である。
リトル(THE LITTLE)「小」
実体化すると小人の少女の形を取る。能力は触れた相手のサイズと魔力を小さくしてしまうこと。戻るにはもう一度触れる必要がある。
ツイン(THE TWIN)「双」
生物・無生物問わずあらゆるものを2つにしてしまう。双子の子供の形で実体化し、同時に行動不能にしないと封印することが出来ない。小狼と苺鈴の連携によって封印。小狼の8枚目のカード。
ストーム(THE STORM)「嵐」
能力は竜巻を起こすこと。小狼が竜巻の中心に攻撃したことで力を失い、封印された。小狼2枚目のカード。
クラウド(THE CLOUD)「雲」
雲を操る力を持つカード。実体化した姿は後述の「雨」に似ている。友枝町一帯を分厚い雲で覆ってしまった。町を覆い尽くすと捕獲不可能に等しい。カードは小狼を所有者として認めたが、小狼はこのカードをさくらに譲った。
レイン(THE RAIN)「雨」
ピエロのような服装の少女の姿で実体化。雨を降らせる力を持ち、悪気は無いものの性格はかなりのいたずら好き。たまたま居合わせた「樹」の成長を早めた。
バブル(THE BUBBLES)「泡」
泡を立てる。クロウがケルベロスを洗うために作ったらしいが、これで食器も洗っていたという。劇場版カードキャプターさくら 封印されたカードに登場した知世のビデオの記録でそれらしい捕獲シーンがあった。
スイート(THE SWEET)「甘」
能力は食べ物を甘くしたり無機物をお菓子に変えること。実体化すると小さな女性の姿を取る。食べ物を見ると何でも甘くしたがる性格の持ち主で、食べ物以外にも黒板や机などもお菓子に変えた。さくらたちの調理実習で作ったケーキを極端に甘いものにした。塩辛いものが苦手で、塩をかけられて力を失い、封印された。クロウの生活観が反映されたようなカード。
パワー(THE POWER)「力」
使用者に常人離れした怪力を付与するカード。実体化すると小柄でかわいい女の子の形を取るが、名前の通り大変な力持ち。自分の力を誇示するのが好きらしく、公園の遊具をひっくり返すなどの悪戯を行っていた。封印するには力比べをして勝たなければ(正確には負けを自覚させなければ)ならない。さくらはゾウの親子に協力してもらって綱引きに挑むが、徐々に劣勢に立たされてしまい、近くの樹上で様子を見ていた小狼が「時」を使って細工したことで封印できた。
アロー(THE ARROW)「矢」
劇場版カードキャプターさくらに登場。攻撃カードの一種で、魔力で構成した矢を放つことができる。放たれた矢は増えていく。
ショット(THE SHOT)「撃」
見掛けが似ていたためおまじない用のカードに混じり、雑貨屋で売られていた。「撃つ」や「狙う」などと言うと発動する攻撃カードで、目標やその周囲に対して魔力の弾を打ち出し攻撃を加える危険なカード。小狼を狙って攻撃し続けていたが、さくらの機転で打ち出した弾を「鏡」で跳ね返され、封印された。
ヴォイス(THE VOICE)「声」
声 - 岩男潤子
ハーピーを連想させる少女の姿を取る。気に入った声を自分のものにしたがる癖があり、声を取られた人間は話すことが出来なくなる。しかも声を取ることに成功すると取り返されるのを恐れて隠れてしまう厄介な性質を持つ。知世の声を奪い隠れてしまうが、彼女の声をコピーしていた「歌」のカードでおびき出され、封印された。
スリープ(THE SLEEP)「眠」
眠りを呼ぶ粉をばら撒き対象を眠らせるカード。妖精の少女の姿で実体化、藤隆の務める大学に現れ、手当たりしだいに粉を撒き散らして人々を眠らせる。動きはかなり俊敏だが、最後には風のカードで捕獲された。作中、人がいるところで魔法を使う必要があるときによく使われた。魔力を持つ者には無効(しかし、アニメ22話ではケルベロスが眠る、45話では魔力のない知世が眠らないといった矛盾がある)。
フリーズ(THE FREEZE)「凍」
対象を凍らせる力を持つ。冷気に惹かれ、巨大な魚型潜水艦の姿でスケート場に現れた。氷の下を泳ぎ回り、魔力を持たない者を凍らせて回るが、小狼の作戦によって封印され、小狼5枚目のカードになる。
チェンジ(THE CHANGE)「替」
青白いカメレオンの姿で実体化する。体に同時に触れたものを青い光に包み込み、魂を入れ替える力を持つ。戻すには翌日にカードの発動の際、入れ替わった者同士が抱き合う必要がある。カードを封印する際に、ケルベロスと小狼が入れ替わってしまった。
ダッシュ(THE DASH)「駆」
その名の通り短距離走が得意なカードで、一瞬の素早さ、瞬発力にかけては随一。ただあまり長時間全速力で動くことは出来ない。能力は対象の走るスピードを高めること。さくらとの交戦中に怪我をし、逃げ込んだ玲の家でピューイと呼ばれかわいがられていた。怪我が完治した頃に小狼が見つけ、封印した。小狼4枚目のカード。
さくらカード編ではさくらが他のカード数枚と一緒にさくらカードに変えようとして「駆」のみ失敗したため、桃矢の自転車に取り憑いて暴走した。
ウェイブ(THE WAVE)「波」
波を起こすことができる。捕獲シーンはなくさくらカードに変えようとした時名前のみで登場。
ループ(THE LOOP)「輪」
次元を繋ぎ合わせ、空間を無限ループさせることができるカード。繋ぎ目を斬られると力を失い、封印できるようになる。
クリエイト(THE CREATE)「創」
ページが白紙の本の形を取って実体化。自分に書かれたものを実体化させることが出来る。本を閉じれば効果がなくなり封印できる(ただし、姿が消える前に封印しなければならない)。
フロート(THE FLOAT)「浮」
羽を生やした風船の形で実体化。能力は対象を浮かせることで、「翔」のカードのように素早く思い通りに飛ぶことは出来ないが、複数の対象に同時にかけられる、静かに移動できるなどの利点がある。性格は悪戯好き。
ロック(THE LOCK)「錠」
鍵穴に取り付き、施錠する効果を持つ。「鏡」のカードと同様に特殊カードであるため、他のカードによる魔法では封印できない。さくらたちが訪れたイチゴ農園の資料館の扉を塞いでいた。鍵を開けることで力を失うが、普通の鍵では開けることは不可能。さくらは封印の鍵で開錠に成功した。
ムーブ(THE MOVE)「移」
能力は物体の瞬間移動。物の持ち運び用にと作られたらしいが、あまり重い物や生き物は動かせず、一度に移動できる距離も短い。さくらと小狼の読書感想文の本を瞬間移動させた。性格は大の悪戯好き。ケルベロスも認める使えないカードらしい。
ライブラ(THE LIBRA)「秤」
嘘をついているか分かるカード。名前のみで登場。
(名前のないカード)
ハートのマークとそれを包み込む一対の翼の絵が描かれており、「心」または「愛」(CLAMP的表現では「想い」)の象徴と解釈される。

このうち「抜」「矢」「波」「秤」「泡」のカードは第1期と第2期の間(冬休み~春休み中)に捕獲されたことになっている。「矢」については劇場版第1作で描かれたが、他のカードは実際に捕獲されたところが描かれていない。ただし「抜」「泡」は第3期で使用されていた(「抜」は名前のみ)。 また守護者の第一配下のカードである「光」と「闇」、四大元素カードの「風」「水」「火」「地」の六枚にはそれぞれ属性のカード達がいる。

太陽属性
「光」
「大」「創」「灯」「小」「戻」「影」「甘」
「火」
「矢」「闘」「力」「撃」「剣」「抜」「雷」「双」
「地」
「花」「秤」「錠」「輪」「迷」「鏡」「砂」「盾」
月属性
「闇」
「替」「夢」「消」「幻」「静」「眠」「時」
「風」
「駆」「浮」「翔」「跳」「移」「歌」「嵐」「声」
「水」
「泡」「雲」「凍」「霧」「雨」「雪」「波」「樹」[要出典]

劇場版第2作目に登場[編集]

ナッシング(THE NOTHING)「無」
声 - 坂本真綾
アニメ版では、さくらが真に最後に封印したカード。ウェーブの長髪に、頭と服が羽をあしらった少女の姿をしている。長年たった一人でいたため、極度の寂しがり屋。
クロウ・リードが、プラスの力を持つ52枚のクロウカードとのバランスを保つ為に作り出したマイナスの力を持つカードであり、元々はクロウ・リードの屋敷の下に封印されていたが、屋敷が取り壊され、さらに他のクロウカードが全てさくらカードに変わったために封印が解けてしまった。クロウの屋敷跡地に建てられた遊園地の時計塔を根城にしていた。このカードの存在はカードの守護者であるケルベロスや月も知らなかった。
「無のカード」の名の通り、能力はあらゆる物を黒い球体に閉じ込めて消し去ることであり、さくらカードを奪う(彼女にとっては「お友達を取り戻す」)ために、友枝町(最初はポストや橋など小規模だったが、終盤では、なでしこ祭で賑わう商店街や人々を一気に消し去っている)を消して威力を増し、次々にカードを奪った。この絶大なマイナスの力の前には、52枚のカード達も、ケルベロスや月の力も一切通じず、無に帰してしまう。また、さくらにこのカードのことを知らせていたエリオルにも気付き、エリオル(クロウ)直々の魔力をも打ち破って電話線を消し去っている。
ついに全てのカードを奪うが、「一方的に相手を自分のものにしようとするのが友達だ」という、彼女の友達の考え方をさくらは否定し、それに応答するようにカード達も彼女から離れ、泣き崩れてしまう。そんな彼女を見て、さくらは温かく迎え入れ、封印することに成功する。
しかしその直後、彼女の封印の代価として、さくらが一番大事に思う想い=小狼のさくらを思う心を消されそうになるが…。
ホープ(THE HOPE)「希望」(= ナッシング(THE NOTHING)「無」+ 名前のないカード)
声 - 坂本真綾・丹下桜
無のカードの封印直後にカード封印の代償で、最も魔力の強いもの(=さくらが魔力をたくさん使ってしまい残りが少なかったため小狼が選ばれた)の一番大事にしている思い(小狼のさくらへの想い)が消されそうになって、さくらが彼の名を叫んだ瞬間、名前のないカードの光が小狼に当たり、上記の2枚が1つとなって生まれたカード。
小狼の心が消滅したと思ったさくらに「泣かないで、大丈夫よ」と言い聞かせながら、彼女の手におさまっていった。このカードの絵柄のみが、アニメ版のカードでは星のあしらいがある。

脚注[編集]

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  1. ^ 封印はさくらが持つ杖でしか行えないが、一度封印されると使用は小狼が所持する剣でも可能。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

ピクシブ百科事典 必殺技辞典 カードキャプターさくら