クリスマスの12日間

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
歌の中に登場する贈り物を描いたイラスト。

クリスマスの12日間(クリスマスのじゅうににちかん、英語: Twelve Days of Christmas)はクリスマスを祝う歌のひとつで、クリスマスから公現祭までの「クリスマスの12日」に毎日貰った贈り物について歌っている。1780年にイギリスで歌詞が作られて、現在のメロディーは1909年のフレデリック・オースチン(en:Frederic Austin)が民謡から取ったという[1][2]

歌詞[編集]

当楽曲の歌詞は「つみあげうた」の形を取っている。

1.
On the first day of Christmas my true love sent to me
a Partridge in a Pear Tree.
2.
On the second day of Christmas my true love sent to me
Two Turtle Doves
and a Partridge in a Pear Tree.
3.
On the third day of Christmas my true love sent to me
Three French Hens,
Two Turtle Doves
and a Partridge in a Pear Tree.

中略。

12.
On the twelfth day of Christmas,my true love sent to me
twelve drummers drumming,
eleven pipers piping,
ten lords a-leaping,
nine ladies dancing,
eight maids a-milking,
seven swans a-swimming,
six geese a-laying,
five golden rings.
four calling birds,
three French hens,
two turtle doves,
and a partridge in a pear tree.

12番の歌詞の日本語訳(一例)

クリスマスの12番めの日に私の恋人が私にくれた
12人の太鼓を叩いている鼓手
11人の笛を吹いている笛吹き
10人の飛び跳ねている貴族
9人の踊っている貴婦人
8人の乳搾りしている女中
7羽の泳いでいる白鳥
6羽の卵を生んでいるガチョウ
5個の金の指輪
4羽の鳴いている鳥
3羽のフランスめんどり
2羽のキジバト
そして1羽の梨の木にいるヤマウズラ

英語の歌詞は韻を踏むことが優先されているので、日本語に訳すと意味が奇妙になるところも多い。なお、11番に登場する「pipers」は特にバクパイプ等の笛吹きを指すことが多い。10番に登場する「lords」は「領主」や「君主」などの訳も見られる。5番の「golden rings」は北アメリカでよく見られる歌詞だが、本家・英国では「gold rings」となっている。4番に登場する「calling birds」は米国で主に使われる歌詞で、英国では「colly birds」(「煤けた黒い鳥」の意味でムクドリの一種)とされることが多い。2番に登場する「turtle doves(キジバト)」は、英語圏では仲の良い夫婦やカップルに例えられる鳥(日本で言うところのオシドリに近い)であるため「2羽」である。

a-leapingなど「a+現在分詞」は進行形の古形であるが、ここでは音節数を合わせるために、直前の名詞が単音節の場合に限りa-の形を採用し、直前の名詞が2音節の場合はa-をつけていない。また、12番から9番までの贈り物の順序が違う歌詞もある。1~12番の「my true love sent to me」を「my true love gave to me」とする歌詞もある。

なおそれぞれの数字に意味があり、例えば10人の貴族は十戒、1羽のヤマウズラはイエスを隠喩する。

替え歌[編集]

この歌は替え歌が多数ある。

ハワイでは、マグーン、ケニー、フェルプス三者(Eaton Bob Magoon, Jr., Edward Kenny, and Gordon N. Phelps)作詞のハワイの文物を詠みこんだ『クリスマスの12日間、ハワイアン・スタイル』が盛んで、クリスマス時期に子供たちのコンサートなどでジェスチャー入りでよく歌われる。歌詞は「「Numbah one day of Christmas my tutu gave to me.」で始まり、ハワイ語で「tutu」はおじいさん・おばあさんの意味[3][4]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

関連項目[編集]