クリスチャン・ミハレス

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この名前は、スペイン語圏の人名慣習に従っています。第一姓(父方の)はルシオ第二姓(母方の)はミハレスです。
クリスチャン・ミハレス
基本情報
本名 クリスティアン・リカルド・ルシオ・ミハレス
通称 El Diamante(ダイヤモンド)
階級 フェザー級
身長 168cm
リーチ 173cm
国籍 メキシコの旗 メキシコ
誕生日 (1981-10-02) 1981年10月2日(35歳)
出身地 ドゥランゴ州の旗 ドゥランゴ州ゴメスパラシオ
スタイル サウスポー
プロボクシング戦績
総試合数 65
勝ち 55
KO勝ち 26
敗け 8
引き分け 2
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クリスチャン・ミハレスCristian Ricardo Lucio Mijares、男性、1981年10月2日 - )は、メキシコプロボクサー。元WBAWBC世界スーパーフライ級スーパー王者。第22代IBF世界スーパーフライ級王者。ドゥランゴ州ゴメスパラシオ出身。

左ボクサー型のコンバーテッドサウスポー(右利きのサウスポー)で、しっかりとした防御技術を軸に、パワーはないものの的確な高速コンビネーションで相手を懐に入れさせず、回転の速さで対戦相手を切り刻むアウトボクシングを得意とする。一時期、本来のアウトボクシングではなく接近戦を挑み連敗を喫していた。しかしその後アウトボクシングに立ち戻り、階級もスーパーフライ級に戻して、IBF世界スーパーフライ級王座を戴冠した。オスカー・デ・ラ・ホーヤゴールデンボーイ・プロモーションズ所属。

来歴[編集]

1997年8月20日、16歳でプロデビューする。

2003年までの約7年間で18勝3敗1分けの戦績で、2003年3月12日、トマス・ロハスを12回判定で破り全メキシコスーパーフライ級タイトルを獲得した。その後、同国内タイトルを守り続け、世界ランキングを上げていく。

2006年9月18日、横浜パシフィコ横浜で元WBC世界スーパーフライ級王者の川嶋勝重日本大橋ボクシングジム)と対戦。2回に川嶋の右ロングフックを受けキャリア初のダウンを喫するも[1]、以降手数と的確さで盛り返し、2-1の判定勝ちを収めWBC世界スーパーフライ級暫定王座を獲得した[2]

2006年12月6日、徳山昌守(日本/金沢ボクシングジム)の王座返上に伴い空位となった正規王座に認定され正規王者になった。

2007年1月3日、前回対戦した川嶋勝重(WBC世界スーパーフライ級2位)と対戦し、10回TKO勝ちを収め2度目の防衛に成功した[3]

2007年4月14日、テキサス州サンアントニオアラモドームで3階級制覇を狙うメキシコの人気ボクサーホルヘ・アルセ(メキシコ)の挑戦を受けたが、戦前の予想を覆してアルセを圧倒し、3-0の判定勝ちで3度目の防衛に成功した[4]

2007年7月13日、ドゥランゴ州ゴメスパラシオ菊井徹平(日本/花形ボクシングジム)の挑戦を受ける。地元での凱旋試合となったこの試合は、内容で菊井を圧倒し10回2分28秒TKO勝ちで4度目の防衛に成功した。

2007年10月20日、キンタナ・ロー州カンクンでWBC世界スーパーフライ級10位のフランク・ ゴルジュフランス)に1回2分11秒TKO勝ちし5度目の王座防衛に成功すると共に[5]、WBCから5回防衛王者に贈られるスーパーベルトも手中にした。

2008年2月16日、ネバダ州ラスベガスホセ・ナバーロアメリカ)と対戦、2-1の判定勝ちを収め6度目の王座防衛に成功した。

2008年5月17日、ドゥランゴ州ゴメスパラシオでWBA世界スーパーフライ級王者のアレクサンデル・ムニョスベネズエラ)と王座統一戦で対戦し、2-1の判定勝ちを収めWBA王座とWBC王座統一に成功、WBA規定でスーパー王座に認定された。

2008年8月30日、ヌエボ・レオン州モンテレイモンテレー・アリーナで元WBC世界フライ級王者のチャッチャイ・サーサクンタイ)と対戦、3回1分20秒でKO勝ちし、WBA王座は初防衛、WBC王座は8度目の防衛に成功した。

2008年11月1日、カリフォルニア州ホーム・デポ・センター・テニスコートにてIBF世界スーパーフライ級王者ビック・ダルチニアンオーストラリア)と王座統一戦を行う。初回終了間際にダウンを奪われると9回には左右コンビネーションでダウンを追加されると、ミハレスは失神しレフェリーがカウントを途中で止めて9回終了時KO負けを喫した。試合に敗れ三団体王座統一に失敗、WBA王座は2度目の防衛、WBC王座は9度目の防衛に失敗し王座から陥落した[6]

2009年3月14日、階級を上げ、コアウイラ州トレオンのアウディトリオ・センテナリオでWBA世界バンタム級暫定王座決定戦を2位ミハレスと3位ネオマール・セルメニョ(ベネズエラ)とで争うが相手のペースに乗せられインファイトを挑んで1-2の判定負けとなり、プロ戦績で初の連敗を喫した。

2009年9月12日、ヌエボ・レオン州モンテレイのモンテレー・アリーナでWBA世界バンタム級暫定王者ネオマール・セルメニョ(ベネズエラ)にダイレクトリマッチで再戦を挑むが3-0の判定負けとなり2階級制覇に失敗した[7]。敗戦後すぐに現役引退を表明したが[8]、すぐに現役続行を決めた。

2009年11月20日、復帰戦を行い3回KO勝ちを収め再起に成功した。

2009年12月12日、試合を行い6回KO勝ちを収め再起2連勝を飾った[9]

2009年10月、メキシココアウイラ州トレオンに自身のジムをオープンした[10]

2010年4月10日、ホルヘ・アルセの弟のフランシスコ・アルセ(メキシコ)とNABF北米バンタム級王座決定戦とWBC世界バンタム級王座挑戦者決定戦を行い、2-1の接戦を制しNABF王座とWBC王座への挑戦権を獲得した。

2010年12月11日、階級を元来のスーパーフライ級に戻してIBF世界スーパーフライ級王者ファン・アルベルト・ロサス(メキシコ)に挑戦し、12回判定勝ちを収めて王座獲得に成功するとともに、約2年ぶりの世界王座返り咲きに成功した[11]

2011年5月15日、指名挑戦者のラウル・マルチネスニカラグア)と対戦する予定だったが、マルチネスの練習中の怪我のため、13位カルロス・ルエダに急遽変更になった。試合はミハレスがルエダを常時コントロールし、大差判定勝ちで初防衛に成功した[12]

2011年8月20日、バンタム級に転向しキャリアを進める為にIBF世界スーパーフライ級王座を返上した[13]

2011年9月10日、サカテカス州サカテカスジョナサン・ペレスコロンビア)とスーパーバンタム級10回戦を行い、3回2分40秒TKO勝ち。

2012年4月21日、メキシコミチョアカン州モレリアエディ・フリオ(コロンビア)とWBCインターナショナルスーパーバンタム級シルバー王座決定戦を行い、4回2分47秒KO勝ちで同王座の獲得に成功した。

2012年10月27日、ラファエル・マルケス(メキシコ)と対戦。マルケスに攻められるシーンがあったが、9回左ロングフックを当てマルケスをぐらつかせ、最後は連打をまとめてレフェリーストップ。9回1分58秒TKO勝ちを収めUSNBCスーパーバンタム級王座の獲得に成功した[14]。一時対戦予定だったノニト・ドネアとの対戦に興味を示し、ホルヘ・アルセとの試合後にオファーを出すことを発表したが実現しなかった。

2013年4月20日、メキシコシティアレナ・シウダ・デ・メヒコアブネル・マレス(メキシコ)の王座返上に伴うWBC世界スーパーバンタム級王座決定戦でビクトル・テラサス(メキシコ)と対戦し、12回1-2(113-114、114-113、112-115)の判定負けを喫し王座獲得に失敗、2階級制覇に失敗した[15]

2013年12月14日、メキシコシティの社会保険労働者ドームジョバンニ・ソト(メキシコ)と対戦し、3回1分4秒TKO勝ちを収めた[16]

2014年3月8日、MGMグランド・ガーデン・アリーナサウル・アルバレスの復帰戦の前座でWBC世界スーパーバンタム級王者レオ・サンタ・クルスと対戦し、12回0-3(2者が108-120、109-119)の判定負けで悲願の2階級制覇に完封で失敗した[17]

2014年6月21日、カンクンでセバスチャン・ダニエル・ロドリゲスアルゼンチン)とフェザー級10回戦を行い、7回2分59秒TKO勝ちを収め、再起に成功した。

2014年11月15日、カンクンでレスター・メドラノニカラグア)とフェザー級10回戦を行い、3-0(3者とも99-91)の判定勝ちを収めた[18]

獲得タイトル[編集]

脚注[編集]

  1. ^ アルセか、徳山か? 新王者の今後 ボクシングニュース「Box-on!」 2006年9月19日
  2. ^ 川嶋ダウン奪うも判定負け WBC暫定王座決定戦 ボクシングニュース「Box-on!」 2006年9月19日
  3. ^ 川嶋無念の10回TKO敗 ミハレスV2 ダブル世界戦 ボクシングニュース「Box-on!」 2007年1月3日
  4. ^ パッキアオKO勝ち ミハレス防衛 ソーサ新王者 ボクシングニュース「Box-on!」 2007年4月15日
  5. ^ ミハレス、ゴリオーを一蹴。電撃KOでV5 ボクシングニュース「Box-on!」 2007年10月23日
  6. ^ ダルチニヤン3冠統一 ミハレスを強烈KO ボクシングニュース「Box-on!」 2008年11月3日
  7. ^ セルメーニョ、ミハレスを返り討ち WBAバンタム級暫定戦 ボクシングニュース「Box-on!」 2009年9月13日
  8. ^ Mijares Retires from Boxing Boxing News 2009年9月14日
  9. ^ ミハレスが再起に成功 ボクシングニュース「Box-on!」 2009年12月14日
  10. ^ ミハレスが地元にジムをオープン ボクシングニュース「Box-on!」 2009年10月20日
  11. ^ ミハレス3つ目のベルト獲得 IBF・J・バンタム級 ボクシングニュース「Box-on!」 2010年12月14日
  12. ^ ミハレス完封 IBF初防衛 ボクシングニュース「Box-on!」 2011年5月15日
  13. ^ ミハレスが王座返上 マルティネスーゲレロで決定戦ボクシングニュース「Box-on!」2011年8月20日
  14. ^ ミハレス、マルケス弟をストップ メキシコの元王者対決 ボクシングニュース「Box-on!」 2012年10月28日
  15. ^ テラサス、ミハレスに辛勝 WBC世界S・バンタム級王座決定戦 ボクシングニュース「Box-on!」 2013年4月21日
  16. ^ ミハレスが3回TKO勝利 Boxing News(ボクシングニュース) 2013年12月15日
  17. ^ カネロが再起、アングロを10回TKO Boxing News(ボクシングニュース) 2014年3月9日
  18. ^ ガンボアTKO勝ちで再起、ミハレスも勝利 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年11月16日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

暫定王座決定戦 対戦者
川嶋勝重
WBC世界スーパーフライ級暫定王者
2006年9月18日 - 2006年12月6日
次暫定王者
正規認定により消滅
空位
前タイトル保持者
徳山昌守
第19代WBC世界スーパーフライ級王者

2006年12月6日 - 2008年11月1日

次王者
ビック・ダルチニアン
前WBA正規王者
アレクサンデル・ムニョス
WBAWBC世界スーパーフライ級スーパー王者
2008年5月17日 - 2008年11月1日
次スーパー王者
ビック・ダルチニアン
前王者
ファン・アルベルト・ロサス
第22代IBF世界スーパーフライ級王者

2010年12月11日 - 2011年8月20日(返上)

空位
次タイトル獲得者
ロドリゴ・ゲレロ