クラーケン

クラーケン(英語:kraken、ノルウェー語等: krake)は近世ノルウェーに伝わっていた海の怪物。
そのはっきりとした姿は不明だが、巨大な体に多数の腕(触手)[注 1]を持つとされ、夏の凪の日に海面に浮上してその腕で獲物を(人や船すらも)捕らえるという。
あるいは、島のように途方もなく巨大な体を持ち、食事の吐き戻しで魚を集めて巨大な口で一気に飲み込むとされる。これはグリーンランドの海に出ると伝わる怪物もしくは鯨ハーヴグーヴァの特徴であり、両者は同一視されることがある。
フランスの軟体動物学者モンフォールがその正体を巨大な蛸であるとしたことから蛸のイメージが定着し、通念となっている。近代の研究者は、実在のダイオウイカに由来すると考えれば説明がつくとする。
小説家ヴィクトル・ユーゴーやジュール・ヴェルヌはクラーケンの研究に影響を受けて、危険な巨大頭足類を作品に登場させた。現代のファンタジー創作においても、クラーケンの名で頭足類の姿をした海の怪物がしばしば登場する。
名称
[編集]クラーケン(英語: kraken;[ˈkrɑːkən])は、 ノルウェー語の kraken, kakjen に由来するが、これは-n が付いた定性表現[注 2]でありノルウェー語における標準形はクラーケ(krake; [ˈkra:'ke])である[2][3][4]。原典資料の多くはデンマーク語で記されているが、ノルウェー語を話すノルウェー住民からの聞き取りに基づく。
別称として søe-krake, kraxe, horv, søe-krabbe, søe-horv, anker-trold 等が記録されている[5][注 3]。søe は「海」を意味し、søe-krake であれば「海のクラーケ(ン)」の意味になる[注 4]。
また、クラーケンに対して文献上にsøe-trold(海のトロール)の一種と言う表現が見られるが、この場合のトロール(trold)という言葉の意味は「奇妙なもの」程度のものであり[注 5]、現代においてよく見られる人型の怪物(妖精)としてのトロールなどとは無関係である。
ヨハン・エルンスト・グンネルス(1718 - 1773年)によると、近世ノルウェー語において krake は「打ち払った枝の付いた原木」を意味し、またそこから、水底に留めるために枝付きの原木を利用した粗造りの錨の一種を意味した[9][注 6]。フィンヌル・ヨウンスソン(1858 - 1934年)も krake には'鉤縄 dregg'や'錨'の意味があり、頭足類(タコ・イカ)を連想させるとしている[12]。別称の anker-trold もまた「anker(錨)のtrold(トロール)」の意味であるが、グンネルスはこれを頭足類(Bleksprute)の別称と記す[9]。

現代のノルウェー語ブークモール[注 7]においても、krake はクラーケンを指す他、「曲がった樹、変形して伸びた樹」を意味し、また krok(鉤)も同じ語源を持つとされる[14]。スウェーデン語でもkrakeは「棒、竿」の意味を持ち[16][18]、また ノルウェー語ニーノシュクやスウェーデン語においては現代でも krake を木製の粗造りの錨の意味で使うことがあるという[19][20]。アイスランド語でも kraki が棒と錨の両方を意味した[21]。
別称 harv について、グンネルスは長柄の鎌の一種と説明する[9]。一方、ヨウンスソンは、horv は harv(馬鍬)の異形だと説明し、タコ・イカの動作がまるで海を鋤くようだから、と理由づけている[12]。
シェトランド方言またはノルン語で krekin は「鯨」を意味する隠語(タブー回避語)で、同根語であるとされる[15][22]。
クラーケンとの同一視の見られるハーヴグーヴァは、「海の蒸気」を意味するとされる。また、異称[注 8]として、リングバック(lyngbakr)があり[24]、こちらは「ヘザー(ヒースの野原)の背」の意味である。
概説
[編集]ノルウェー人司祭クリステン・イェンセンによる『Den Norske Dictionarium eller Glosebog(邦訳:ノルウェー語辞書または用語集)』(1646年)に Krake として、海のトロール(søe-trol)の一種であり、凪の日に岩礁のように海面に現れ、触手で舟を丸ごと抱えるほどの大きさであると載る[25]。
ドイツ人医師クリスティアン・フランツ・パウリーニは1677年に、ドイツ人医師・占星術師アンブロシウス・ロディウスがラップランドで耳にした話の伝聞としてSeekrabbe(独:See(海の) krabbe(蟹))についてを記した[26]。これはコンラート・ゲスナーが Cancer heracleoticus と記した種類のカニ[注 9]に似ているが、兵士1部隊が楽に座れるほど背中が広く、夏の日射しが柔らかな日にゆっくりと海面に浮上し、日が傾くとまたゆっくりと沈んでいくが、誰かが舟で近づくと鈎針(hamis ac uncis)でそれを捕らえるという。その浮かんだ姿は苔むした岩のようで、パウリーニの別の友人によるとその背中には高い木が生えていることもある。[注 10]
北欧を探訪したイタリア人司祭フランチェスコ・ネグリによる旅行記『Viaggio settentrionale (邦訳:北方旅行)』(1700年)の中のノルウェーに関する記述に、Sciu-Crak[注 11] の名で載り[27][28][30]、海蛇(sciu-orm)のいない海域に夏至の頃の凪の日に現れること、背中が平たく、四方に広がった角もしくは腕を持ちそれらで船を押し潰すことが記される。漁師は、普段よりも水深が浅いあるいは錘の重さを感じない時は、浮上してくるSciu-Crakの背に針と錘が乗っていることに気付き、その海域から逃げる。また、その大きさはクジラのように巨大だと語る者もいるという。
ノルウェー人司祭ハンス・エーイェゼ(ハンス・エゲデ[注 12])は『Det gamle Grønlands Nye Perlustration(邦訳:古いグリーンランドの新しい調査)』(デンマーク語 1729年、ドイツ語訳1730年、英訳1745年)[31]において、トルモドール・トルファソンによる『Gronlandia antiqua』(1706年)に載る『王の鏡』(古ノルド語:『Konungs skuggsjá』, 1250年頃)のラテン語訳から、ハーヴグーヴァ(Havgufa)を紹介し[注 13]、故郷ノルウェーの漁師はクラーケン(Krake)という海の怪物をハーフグーヴァと同じものだと述べたことを記す[32][33][注 14]。彼らによるとクラーケンは、海のトロールの一種であり、凪の海に現れ、数マイルにおよぶ巨大な体は浮上すると島のようであり、多くの頭といくつもの鉤爪(Kløer)を持つという。また、クラーケンの上は沢山の魚が集まる漁場(Fiske-Grund)なのでそれとは知らずに多くの舟が集って漁を行うが、クラーケンに釣り針が掛かるとクラーケンは浮上してきて船を全て捕らえてしまう。ただし、クラーケンに気付いてその名を唱えればクラーケンを海底に戻らせることができるという。
ノルウェー国教会のエーリク・ポントピダン司教は『Det første Forsøg paa Norges naturlige Historie ノルウェー博物誌』(1753年)にて、クラーケンに関する古今の伝承を収集・分析して詳述し、この書によってクラーケンは広く世界に知られるようになる(後述)。ポントピダンはクラーケンをタコもしくはテズルモズルであると述べ、ここに既にタコ説がみられるが、タコ説の発表者としては下記のモンフォールが著名である。
フランスの軟体動物学者ピエール・デニ・ド・モンフォールはクラーケンの伝承の正体は巨大なタコであるとし、またそれを、クジラほどの大きさで船や人を襲う「Poulpe Colossal(巨大蛸)」と、島のように途方もなく巨大な「Poulpe Kraken(クラーケン蛸)」の2種に分類した(後述)。その版画は二つの巨大種の区別をあやふやに複製・模写され[注 15]、「船を襲う巨大な蛸クラーケン」というイメージが形成される。
19世紀になると、漂着した巨大なイカが標本として科学者の手元に届くようになり、ヤペトゥス・ステーンストロップによって1958年に Architeuthis dux(ダイオウイカ)と命名される。巨大な頭足類の実在が確認されたことで、クラーケンの正体がこのダイオウイカであるという説が提唱されるようになった。
ハーヴグーヴァ
[編集]クラーケンとハーヴグーヴァが同一であるという話はエーイェゼの著作に確認される[7]。
その後、ダーヴィット・クランツの『Historie von Grönland(邦訳:グリーンランド史)』(1765年)も、クラーケンをハーヴグーヴァと同一と説いている[36][37][注 16]。近年の学者の著述でもクラーケンとハーヴグーヴァは同義に扱われることがある[38][7][注 17]。
ハーヴグーヴァは、1250年頃のノルウェーで書かれたとされる百科全書的書物『Konungs skuggsjá 王の鏡』においてグリーンランドの海の鯨[注 18]の一種であり[40][41][42]、「島と見紛うほど巨大な魚で、げっぷとともに撒いた吐き戻しで魚を誘き寄せ、開け放たれた大きな口に入り込んだ魚たちを一度に丸ごと捕食する。あまりに巨大なので多数いるとは考えられず、おそらくこの世に2匹しかいない」と書かれる。また、1300年前後に書かれたとされる『Historia Norvegiæ ノルウェー史』に、ノルウェー北部の海に生息し、「haffkittaとともに海の怪物の中で最大のもの」であると記される[注 19]。
また、聖ブレンダンが島と間違えて上陸した大魚がハーヴグーヴァであるともされるが、「魚群を招き寄せて一口に食す」「島と間違えて上陸する」という逸話はどちらも、5世紀以前の成立とされる『フィシオロゴス』に載る大魚、アスピドケロン[注 20]の寓話と一致しており、ハーヴグーヴァはアスピドケロンに由来すると考えられている。
- 否定論
『王の鏡』のハーヴグーヴァは、じつは巨大な鯨の目撃者が虚飾を交えて伝えたに過ぎない、という意見も見られる[43]。ハッルドール・ヘルマンソンも、ハーヴグーヴァを鯨の一種と説明する[44]。近年のクジラの研究においてはトラップフィーディングと呼ばれる口を開けて待ち伏せる狩りの方法が観測されており、ハーヴグーヴァ及びアスピドケロンの伝承との関係が取り沙汰される。
グンネルスはクラーケンには北欧の様々な伝承が混ざっており、それが記録に混乱を引き起こしていると指摘した[9]。
フィンヌル・ヨウンソン(1920年)は、上述したように名称や異称の意味からするとクラーケンはあきらかに 頭足類 (北欧語だと「墨吐き」類と呼ぶ)の一種だと推察しており、ハーヴグーヴァ由来ではないとして否定的である[12]。
その他の関連する海の怪物の記録
[編集]プリニウスの博物誌
[編集]大プリニウス(紀元23 - 79年)が『博物誌』の9巻の中で述べた海の生物の伝承の内のいくつかを、ポントピダンやモンフォールは、「クラーケン(の正体である生物)の古代における観察事例」ではないかと推測した。
- カルテイアの巨大タコ
プリニウスはタコ(Polypus[注 21])の説明の中で、バエティカ(スペイン南部)でトレビウス・ニゲルが記した話として、「タコは人間を水中で襲う危険な生物である」ことと、「カルテイア(現在のサン・ロケに位置した都市)で、塩漬けの魚の樽を狙って夜毎に海から上がって来ていたタコが、ついには見張りに見つかり、大いに暴れた末に仕留められたが、その大きさは長さ30ペデース(約9m)、重さ700リーブラ(約230kg)に及んだ」と記す。
- アルボルとロタ
博物誌にはガデス(現在のスペインのカディス)の海にはアルボル(arbor。樹木の意味)という、枝々(ramis。植物の枝だけでなく肉体の"肢"も表す言葉である)が大きすぎてジブラルタル海峡を越えて地中海に入ることができない生き物と、車輪に似ていることからロタ(rota。車輪の意味)と呼ばれる、4本のスポークとその両側にハブのように付いた2つの目を持つ生き物がいると記される。後者に関しては、アイリアノスも、トラキア(バルカン半島南東部)の海に見られるトロコス(τροχός。車輪の意味)という大魚(κῆτος)について述べている(ただしアエリアヌスによるトロコスの説明は「長い鶏冠と針を持ち、臆病で、舟に驚いて回りながら海底に沈んでいく」というもので、プリニウスのrotaと同種を指しているかは諸説ある)。
ポントピダンはこれらを巨大なテズルモズルであると考え、モンフォールは巨大なタコであると考えた。
グンネルスは、アルボルもクラーケンもどちらも樹木に類する名前であることから、むしろアルボルの伝承そのものがクラーケンの伝承の起源であり、北欧にそのような怪生物は実在しないのではないかと意見を述べる[9]。
シーサーペント(海蛇)
[編集]エーイェゼはシーサーペントの目撃者であるともされ、自書において、グリーンランドで自分が唯一実際に目撃した海の怪物として[注 22]、巨大で細長い怪物について述べており、またエゲデの同僚はその怪物のスケッチを描き起こした。水面から首を大きくもたげたその怪物は、長く尖った鼻先からクジラのように水を吹き、大きく分厚い鰭を持ち、体は鱗で覆われているように見え、皮膚は不均一で凹凸があり、蛇のような下半身を首から船の長さほども離れた水面から持ち上げたという。博物学者のヘンリー・リーは『Sea monsters unmasked』(1883)において、エーイェゼの見たこの細長い怪物はダイオウイカに間違いないと述べる。また、リーは、後述のオラウス・マグヌスが自書に載せた「シーサーペントに人が襲われる絵[45]」も、巨大なイカの触腕を誤認したものだろうと述べる。
また、ダーヴィト・クランツはノルウェーの地元民から聞いた話として、夏の凪の時期に現れるシーサーペントについて述べているが、その蛇は、馬に似た頭を持ち、首から長く垂れ下がった白いたてがみが生え、体は灰色のぬめりのある肉でできているという[36]。
オラウス・マグヌスのカルタ・マリナ
[編集]スウェーデン人オラウス・マグヌスが作成した、北欧の地図『カルタ・マリナ』(1539年)にはカリュブディスやシーサーペント、(現代の視点から見ると)奇妙な姿で描かれた鯨や、その他名前の分からないものも含めて様々な海の怪物の絵が散りばめられていることが知られる。オラウスはドイツ語とイタリア語による地図の簡潔な解説書[注 23]、北欧の地理と文化を詳述した自書『Historia de Gentibus Septentrionalibus(北方民族文化誌)』においてそれらを解説した。オラウスはそれらの著作の中でクラーケンという名称を用いていないが、描かれている怪物の中にクラーケンが含まれているのではないかとの推論がある[46][47]。
- あごひげ鯨

モンフォールは、オラウスが「ノルウェーの海に現れる、おそらくは鯨の一種。色は黒く、炎のように赤々とした眼とガチョウの羽のようなあごひげを持ち、角ばった大きな顔が樹の根のような角で取り巻かれ、胴は顔の大きさに比べて短い。大型の船を簡単に転覆させる」と解説し[50]、後にスイスの博物学者ゲスナーが「あごひげ鯨(Ceto Barbato)」(及びドイツ語: Bart-wal)と呼んだ怪物は[51][53]、巨大な頭足類の目撃例であり、角とされたのは触手で、図像の胴に描かれた手足は誤解により足された蛇足であると考えた。
また、モンフォールは、「フクロウのような顔に剣のような背中を持つ」という「Ziphius(Xiphia)[54]」の図像も、背は胴の、顔は触手と頭足類のくちばし(カラストンビ)の誤認でありこれも頭足類ではないかと述べ、さらにゲルマニア(ドイツ)の海に出たという「海の豚(porcus marinus)[55]」についても頭足類の可能性を疑った。また、「鯨が船を襲った例はない」として、Physeter(マッコウクジラ)が船を襲うという伝承[56]も実際は頭足類の仕業ではないかと論じた。
なお、「あごひげ鯨」の横に並んで描かれた絵図の怪物(ゲスナーはこちらを「豚鯨(Apro Cetaceo)」(及びドイツ語: Schweinwal)と呼んだ[51][57][注 24])には地図上の注釈や解説書において「牙を持つこと』以外に説明はなく、『北方民族文化誌』においても触れられていない。ただし、オラウスは『北方民族文化誌』の「De multiplici genere Cetorum(様々な鯨の種類について)」の章で、アルベルトゥス・マグヌスを引用して「(ある種の鯨は)イノシシやゾウのような牙を持つ」と述べている[58]。
- 巨大ロブスター
オラウスはカルタ・マリナに「巨大なエビが人を襲う絵」を載せており、解説書ではドイツ語でHumer(ロブスター)、イタリア語でGambaro(エビ)が人を襲う絵と記す。しかし『北方民族文化誌』においてオラウスはなぜか De Polypis(タコについて)の章に「巨大なエビが人を襲う絵」を載せており[60]、ジョン・アシュトンは著作『Curious creatures in zoology 奇怪動物百科』(1890年。邦訳版、2005年) において、「オラウスはクラーケン(巨大なタコ)をザリガニやエビの姿で描いた」と考えた[61]。また、リーも同様の見解に立ち、シーサーペントと同じくこの挿絵も巨大な頭足類に襲われた事件を誤って描写したものだろう、と述べる[62]。
ただし、オラウスのタコに関する記述はアリストテレス、大プリニウス、アルベルトゥス・マグヌスなどの引用がほとんどであり、タコが人間にとって危険であるというのもプリニウスがバエティカの記録として紹介した内容である。
グンネルスはノルウェーの地元民から採集した話として、海岸に現れる Hummermor(Hummer(ロブスター)の mor(母))を記録する。これはクラーケンよりは小さくボート[注 25]ほどの大きさだが、同様に恐ろしい爪を持つと言う。ただしグンネルスはクラーケンの伝承の派生に過ぎず実在はしないと考えた[9]。
ポントピダンによる詳述
[編集]デンマーク=ノルウェーのベルゲン司教[注 26]ポントピダンは、その著書『ノルウェー博物誌』の第2巻(1753年)において、クラーケンについて詳しく説明を行い、その正体がどのような生物であるかの推論を述べた[63]。
クラーケン(ノルウェー語: krake)の名を用いて、この怪物を解説した初出がポントピダンだと誤って述べられることがあるが[64]、例えばドイツにおける解説では、母国語(ドイツ語)でクラーケンについて詳しく知ることができる初めての史料がポントピダン(の独訳)であった、と述べられたに過ぎない[65][66][注 27]。
ポントピダンがクラーケンの知名度に大きく貢献したのは確かであり、19世紀イギリスでクラーケンへの関心が湧いたのは、ポントピダンに負うとされ[67]、19世紀のオランダの動物学者もポントピダンがクラーケンについての「標準的権威」と見なされる、とする[68]。
クラーケンは、浮上するとまるで列島か環礁に間違えられるとされ、その間には小魚が泳ぎ交うのだという[6][69]。ノルウェーの漁師は、豊漁が見込めるゆえに、あえてクラーケンのいる真上で操業するのだという[70]。今でも「クラーケンの上で漁をしてきたんだな」という俚諺が伝わっている[71]。
しかしクラーケンは、最大の軍艦さえも海底まで引きずり込める恐ろしい怪物である[72][73][74]。そして、危険はこの生物じたいにとどまらず、潜水した時に生じる渦巻でもあり[75][73]、それは有名なモスケン島周辺メイルストロムのようだと形容されている[76][77]。
摂食習性として、数か月もっぱら捕食に専念すると、その後の数か月はもっぱら排泄物を出し続け、その海は濃厚になって濁るが、よい芳香を発して魚類をひきよせるという[75]。これは頭足類が墨袋の墨を放出したとすれば合致するという後年の学者の考察がある[78]。
分類学的試論
[編集]ポントピダンは、1680年にアルスタハウグに漂着した海棲生物の個体を、クラーケンかと推論したが、長い腕か触手がついており、その触手をカタツムリかナメクジ類のように伸縮させてまさぐっているうちに、磯にからまってしまった未熟な個体だったのではないかと推察していた[79][74][77][80]。後年、博物学者の ポール・バーチが、この過去例をおそらくダイオウイカと推論しており[81]、文学者のフィンヌル・ヨウンソンも同意見であった[82]。
しかし、ポントピダン自身は、当初クラーケンをカニ類だとも示唆し、タコ類かヒトデ類(厳密にはクモヒトデ目改めカワクモヒトデ目テヅルモヅル類)ともしており、特定をひとつの生物に絞り込めてはいない[83]。
まずポントピダンは巨蟹の特定が妥当であるかのごとく、krabben という別名が、もっともその性質に近い、という考えを呈している[6][84][77][注 28]。
しかしさらに続けて、クラーケンと、古代ローマの大プリニウスが『博物誌』第9巻第4章で「アルボル」と呼んだ、まるで樹枝のような多数の足を持つ生物[注 29] との引き比べをしている[93][94]。ポントピダンの場合、大プリニウスの「アルボル」と、類似した8本足の「ロタ rota」という伝説生物を混合していることを念頭に置かねばならないが[95][94]、その古代例を、クラーケンだとみなしていたことが窺える[96]。
そしてクラーケンはタコ類(ポリュプス[97][98][99])または「ヒトデ類」、であると断じた[100]。
もっとも「ヒトデ類」は大雑把な言い方で、具体的にはポントピダンはステラ・アルボレセンス(Stella Arborescens )という当時の博物学名で特定しており[注 30][102]、いまはそういう学名の生物はなく、クモヒトデ綱クモヒトデ目ということになる[103]。さらにつきつめるとその生物は、旧定義の「Astrophyton 属」種だが[104][105][注 31]、現定義だとテヅルモヅル属(Gorgonocephalus)属に分類し直されており、北欧で見つかるいずれかの種が該当する[注 32][106]。
ローマ古典の「アルボル」(と「ロタ」が混合された8本足生物)は、タコ説が有力に見えるが[107]、けっきょく司教はクモヒトデ説をより好んでいる、とベルナール・ユーヴェルマンスは解説する[108] 。
そしてクモヒトデ説には、傍証材料がある。すなわちリンネ等が「メデューサの頭(caput medusæ)」種と呼ぶ「ヒトデ」は、クラーケンの幼生だ漁師たちのあいだに言い伝っていた。 そしてポントピダンは、当時の博物学者の鑑識眼にしたがい[注 33]、「メデューサの頭」は、これが前述の「ステラ・アルボレセンス」と同一生物だ、と結論した[注 34][109]。この「メデューサの頭」は、ノルウェーではごく頻繁に浜辺に打ちあげられる漂流物ということで、ドイツのフォン・ベルゲンは、もしクラーケンの子供というのが本当ならば、海はその怪物で溢れてしまう、と揶揄している[110][111]。「メデューサの頭」もテヅルモヅル属説が提唱されている[112][注 35]。テヅルモヅルは腕が分岐するクモヒトデだが[118]、現今の分類はクモヒトデ目でなくカワテヅルモヅル目である[119][注 36]。腕には腕針がついている[118]。
ポントピダンはいまいちど古代例を考査し「このクラーケもやはりポリュプス(蛸)の仲間に違いない」とも述べているが、その例は大プリニウス第9巻第30章から引いて「オザエナ」(ラテン語: ozaena)と呼んでいる巨大生物のことである[120]。この「オザエナ」というのは、「臭いやつ」という程の意味のポリュプス(蛸)の異称で特に大型のものを指すわけでなく、大型例はカルテイアの町の養魚池にやってきて、しばしば塩漬け魚を盗みにやってきたポリュプス(蛸)のことなのである。「そのすさまじい息で犬どもを苦しめ、こんどは、その触手の先端で鞭うったのであった」というくだりをラテン語で引用していることからそれは間違いない[94][121][122][注 37]。
最後にポントピダンはポリュプス(タコ)や「ヒトデ類」は、総じてコルス・トロル(デンマーク語: kors-trold、'十字あやかし'の仲間で、「それらはかなり巨大なものもおり、... 海洋最大のものさえいるのだ」としている。この「コルス(十字)」というのは、それら生物の体の回転対称性への言及だと説明される[120][94]。
ドニ=モンフォールによる巨大なタコ説
[編集]
フランスのモンフォールは、著述した『軟体動物の一般的・個別的博物誌 Histoire Naturelle Générale et Particulière des Mollusques』(1802年)のなかで[124]、2種の巨大ダコがいるという認知をおこなっている[123]。
このうち「コロッサル蛸」と称したのは、大プリニウスに引用される某地方官が著述した大ダコ(ジブラルタル湾岸の町カルテイアの魚泥棒のポリュプス、既述)と同一だとしており[125][126]、同地方官によれば大ダコは海の難破者や素潜り漁師をも吸盤でバラバラに引き裂く(ラテン語: distrahit)、人殺しの怪物だと伝聞されている[127][128][129][130]。モンフォールは、この 「コロッサル蛸」をいささか誇張し、三本マストの帆船を襲う巨大ダコの版画におさめて併記した[123][131]。
もう一種、「クラーケン蛸」は、モンフォールによれば地球上最大の生物で、大プリニウスの怪物ダコなどをはるかに凌ぐ大きさなのだとした[132][133]。そしてクラーケンは、 大プリニウスの「(海の)アルボル」、すなわち「アルボル・マリヌス」と同一だと脚注している[134]。
脚注では、幾つか他の博物誌上例も、クラーケンと同一視できるとする[135][136]。ひとつはドイツ人パウリーニが発表した「モンストルム・マリヌム(海の怪物)」で、論文では「海蟹」(ドイツ語: Seekrabbe)ともされるが[26][137]、これはゲスナーが Cancer heracleoticus と称したカニ種(フィンランド沿岸にときお這い上がってくるという蟹)に似ていると説明されており[26][133]、後年の海洋生物学者はヒキガニ属だろうと特定した[138] 。つぎにカール・アウグスト・フォン・ベルゲンが「最大海獣」(bellua marina onium vastissima)だとした北欧俗名トロルワル(trolwal、「あやかし鯨」)・ドイツのトイフェルヴァル(Teufelwal、「デビル鯨」)が挙げられている[139][136]。
アンゴラ沖の大ダコ、サン=マロ奉納画
[編集]モンフォールは、「コロッサル蛸」の章で、当時のフランス船舶がアフリカ南部アンゴラ沖で、巨大な頭足類に襲われたとする事例に触れており、これをコロッサル蛸の仕業と位置づけ、当事者によってサン=マロの教会(サン=トマ礼拝堂)に収められた奉納画をもとに、その場面のの版画を掲載した[140][141][142][143] 。
イギリスでは同じ場面を描いたモンフォール画模写が発行されたが、ロバート・ハミルトンの著作(1839年)の掲載画は、見出しが「クラーケン蛸」に置換されている[注 39]。
モンフォールは当時の蛸(フランス語: poulpe)の普通種が、学名 Sepia octopodia に分類されることに倣っていたのであったが[146]、英語圏の博物学者も、この分類にしたがいタコのことも「(八足)カトルフィッシュ」[147][145]などと呼ぶようになっていた。ただし、現在の英語では「カトルフィッシュ」は「コウイカ」の意味にとらえる。
戦艦ヴィル・ド・パリ
[編集]モンフォールは巨大ダコが船を沈めることができるとした事件を事実としたうえで、1782年に英国軍支配下の10隻(拿捕されたフランス戦艦も含む)もの数が一度に失われた事件を検証し、荒波等ではとうてい説明がつかない、大ダコの関与、あるいは10匹もの数が関与した、という仮説を述べている。最初に異常警報を発砲したのは、フランス籍の戦列艦ヴィル・ド・パリであったが、最初に荒波に沈み、他船も同じ沈没の最期をたどった[148][149][150]。これは、暴風の直撃で十分に説明がつくとされ[131]、モンフォールのタコによる沈没説は、"無謀な虚実"とさえ言われている[150]。

とうそぶいたことが伝わっている[151][152][145]。-->
ナイアガラ号
[編集]また1813年 、乗客船ナイアガラ号が、リスボンからニューヨークに向かう航行中に、なんらかの海棲生物を目撃した。全長200フィート (61 m)だと目測され、それは貝殻に覆われ、鳥が群がって止まっていたという。アメリカのサミュエル・L・ミッチルが、これを発表し、モンフォールのクラーケンに言及して、タコの姿として想像図を掲載した[153]
リンネのミクロコスムス
[編集]分類学の父と謳われるカール・フォン・リンネは、『『自然の体系』』第1版(1735年)に、Vermes(骨も外殻も持たない軟体動物や棘皮動物をまとめたグループ)の一種としてミクロコスムス(microcosmus)という分類を載せる[154][注 40]。これは、出典元を記すようになった第2版(1740年)によると[155]、フランチェスコ・レディが『Intorno Agri Animali Viventi Che Si Trovano Negli Animali Viventi(和訳:動物内に見られる動物の観察)』(イタリア語版 1684年、ラテン語版 1686年)において「CarnumiやMentule[注 41]のように2つの穴で海水を出し入れするが、石や珊瑚の欠片に覆われた見た目はまるで石のようで、それが海底の地形を覆う上には多くの小さな海藻が森や草原のように広がり小動物が這い回る」と紹介し「生きた海の小宇宙(Microcosmo marino animato)」と例えた小動物(animaletto)を指しており[158][159][注 42]、レディが似ていると述べた通りこの生き物はホヤの一種であった(後述)のだが、リンネはなぜかこのミクロコスムスの出典としてレディ著のイタリア語版とラテン語版の他に、バルトリンのハーヴグーヴァと[160]、パウリーニの巨大な海蟹(Seekrabbe)[26]を挙げていた[138][161][162][注 43]
リンネはレディの「海の生きた小宇宙」がバルトリンやパウリーニの挙げる海の巨大な怪物=クラーケンの正体であると考えていたようだが[注 44]、後に、それが小さい生き物であることに気づいたようで、『Museum Adolphi Friderici』(1754年版)ではTestacea(貝の仲間)の一種として Microcosmos Geratinosus の名で載せ、「様々な欠片に覆われた円筒形で腕ほどの大きさの半透明の塊」と述べるも[164]、『自然の体系』の第10版(1758-1759年)には記載自体がなされず[138]、第12版において登場したホヤ類(Ascidia)に載ることもなかった[165][注 46]。
リンネの没後、同僚のヨハン・フリードリヒ・グメリンによって出版された第13版(1788年)において、Microcosmos geratinosusはオットー・フリードリヒ・ミュラーが報告したホヤの一種 Ascidia conchilega であるとされた[170][注 47]。なお、ミクロコスムスと言う名称は、後に、ジョルジュ・キュヴィエがそれとは別種のホヤをレディの「生きた海の小宇宙」であると比定してAscidia microcosmus と命名したことで復活し、現在のmicrocosmus属として残っている[157][注 48]。
しかし、フランスのルイ・フィギエ(1860年)は、リンネが『自然の体系』1版においてセピア属ミクロコスモス種(Sepia microcosmus)という頭足類を発表した[172][173][174]と誤って記述しており[175]、また、近年においてもそうしたリンネとクラーケンをめぐる誤解が根強く見られる[177]。
ダイオウイカ
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1861年11月、カナリア諸島から出航したフランス海軍通報艦アレクトン は、海面にクジラより大きな未知の海洋動物を発見し、銃撃ののち、ロープでからめとろうとした。このときちぎれた胴体の一部が採取され、ダイオウイカ属と鑑定されている[180][181]。そのときのイカは、乗員がスケッチしており、フレデリック・ブイエ艦長が出版した紀行録にはそれを元にアレンジした巨大イカの挿絵が掲載された[179]。後年、動物学者アンリ・クーパンは、元の絵より背景の船が極小化された複製画を掲載したうえで、「ルイエ〔ママ〕氏は、いささか贔屓目に目撃し描画した」と主張している[注 49][178]。
1873年、モーゼス・ハーヴェイ牧師に発見された個体が、初の完全標本となり、まぎれもなく実在する巨大イカ、Architeuthis属との認定を受けた(A・E・ヴェリル教授の発表論文、1882年)[182][183]。以後、このダイオウイカこそがクラーケンの正体ではないかとの所見が文献にみられるようになる[184][185]。 クラーケンのモデルではないかと取り沙汰されることの多いダイオウイカ属(学名:genus Architeuthis)は現生最大級の頭足類(巨大イカ)であり、平均全長約10m、信用に足る最大個体の記録は全長約13mである。しかし、推定全長20mともされる不確定記録がある。
ダイオウホウズキイカ属(学名:genus Mesonychoteuthis)は現生最大とされ、その全長はダイオウイカを上回る14mに及ぶ。また、ダイオウイカと同様、推定全長20mとの不確定記録がある。
文学への影響
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19世紀、クラーケンのモデルとされる巨大ダイオウイカが航行中の船舶の間近に現れた様子。未知の海洋動物の出現に乗員達が警戒している。
フランスの小説家ヴィクトル・ユーゴーは『海の労働者』(1866年) の中で、人を襲う大蛸を登場させ、それが伝説上のクラーケンであり、現地の チャンネル諸島 (ガーンジー方言等)でピューヴル(pieuvre)と呼ばれる怪物だとし、この後者の名前をフランス語に定着させた[186][187][188][注 50]。ユーゴーの蛸はそののち、ジュール・ヴェルヌのSF冒険小説『海底二万里』(1870年)で巨大イカ(クラーケン)が登場する描写に影響を及ぼしたとされるが[190]、ヴェルヌはまた、実在した軍艦アレクトンの巨大イカ遭遇事件にも取材しているとされる[191]。潜水艦を襲撃する怪物を、ヴェルヌはクラーケンとも、イカ(フランス語: calmar)ともタコ(フランス語: poulpe)とも呼んでいて整合性はとれていない[192]。
英語圏では、H・G・ウェルズも怪物化されたタコのイメージを作品に取り入れた[193]。また アルフレッド・テニスンも『ザ・クラーケン』(1830年)と題して不規律ソネット体の詩を創作しており[38]、ハーマン・メルヴィル作『白鯨』(1851年)の「第59章イカ」にもクラーケンの面影がうかがえると当時の評論家にも論じられていた[194][195]。
大衆文化
[編集]ギリシア神話をモチーフとしたレイ・ハリーハウゼン監督の特撮映画『タイタンの戦い』(1981年アメリカ製)にはケートスをモチーフとした怪物がクラーケンの名とその特徴を取り入れた姿で登場した。ワニのような皮膚、魚の鰭(ひれ)様の大小の突起物を持つ人型の胴体に、手と爪があり関節の無いタコの触手様の4本の腕、嘴(くちばし)のある竜ともサルともつかない頭部を具えた「異形(いぎょう)の巨大怪獣」として描かれ、この一種独特の個性を放つ怪物のイメージは、それ自体が、後に続く多くの海の怪物・怪獣に大きな影響を与えた。
1998年のアメリカ映画『ザ・グリード』では、客船を襲った正体として巨大なタコの化け物が登場する。 2006年のアメリカ映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』には、幽霊船の船長デイヴィ・ジョーンズに操られるタコのような触手と、イカのようなエンペラを持ったクラーケンが登場する。ジャック・スパロウを船ごと海中へ飲み込むが、後にデイヴィ・ジョーンズに殺害され、『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』のワンシーンに岸に打ち上げられた姿で登場。
水野良の小説『ロードス島戦記』(1983年初出)等、フォーセリアを舞台にした小説では、水の精霊の上位種としてクラーケンが設定されている。
J・K・ローリングの作品『ハリー・ポッター』シリーズ(1997年初出)では、ホグワーツ魔法魔術学校の池にクラーケンをモチーフとしたと思われる巨大イカが棲んでいる。この巨大イカは昼休みに生徒と一緒に泳いだり、浅瀬で日向ぼっこしているところを生徒に足をくすぐられたり、池に落ちてしまった生徒(デニス・クリービー)を筏に戻してあげたりと、無害かつ温厚な性格をしている。
ロールプレイングゲーム(RPG)の世界では、プレイヤーキャラクターの進行を妨げる敵として頭足類をモチーフとして「クラーケン」の名を持つモンスターがしばしば登場する。『ザ・ブラックオニキス』(1984年初出)に登場するものが例として挙げられる。
注釈
[編集]- ^ もしくは'角'とも記される。
- ^ 英語でいう定冠詞形 'the'。
- ^ ここでは接尾定冠詞(-en, -n)をはずしたが、英訳や[6]、英語の解説では Kraxen, Krabben 等の語形が使われることが多い[7]。
- ^ 厳密にはこの søe はデンマーク語形であり、ノルウェー語では sjø となる。
- ^ 後述のポントピダンは「漁師は網にかかる奇妙なものを trold(トロール)もしくは troldfisk(トロールフィッシュ)と呼ぶ」と記す[8]。
- ^ さらに遡ると古東ノルド語で、「木の幹」もしくはそれを加工した「梯子として使う枝付きの長い原木」を意味した krage に由来する[10][11]。
- ^ 現代のノルウェー語にはブークモールとニーノシュクの2種類がある。ブークモールはデンマーク=ノルウェー連合期に両国の言語が混ざったコイネー言語に由来し、デンマーク語の影響が強い。ニーノシュクはノルウェー各地の諸方言に由来し、現代では両者の差は少なくなっているが、ニーノシュクの方が古ノルド語の語彙を多く残す
- ^ もしくは対となる同類の怪物の名[23]。
- ^ フィンランド沿岸にときおり這い上がってくるというカニ
- ^ パウリーニの著作には偽書や架空の出典が多いことには注意が必要であるが、ロディウスがラップランドに長く暮らしていたことは事実である。また、蟹であるとする以外は概ねその他の文献とも特徴は一致する。
- ^ 原文表記は Sciu-CraK。Kが大文字なのはおそらくイタリア語は通常「k」のアルファベットを使わないため活字が異なるのだと思われる。
- ^ Egede のデンマーク語読みがエーイェゼとなる。
- ^ エーイェゼはハーヴグーヴァについては、その姿を知らないとした上で、『王の鏡』における説明をほぼそのまま述べる。
- ^ 欄外にある節題名は「ノルランのクラーケの寓話 Fabel om Kraken i Nordlandene」で[34]、英訳題名は「ノルウェーのクラーケン物語、亡霊と騙られしもの也 A Norway Tale of Kraken, a pretended phantom」と拡張されている[35]。原文にあるノルラン(Nordland)というのはエーイェゼの生国でデンマーク統治下ノルラン・レーン(現今のヌールラン県以北)だが、生誕地は現在のノルラン県(ヌールラン県])でなくトロムス・オ・フィンマルク県ハーシュタに組み込まれる。
- ^ ただし上述の通りもともとクラーケンの伝承に「船を襲う」という特徴もあるので、モンフォールの言う「巨大蛸」をクラーケンと称することが誤りとも言い難い
- ^ ただし、クランツは実際にノルウェーにおいて地元民の話の収集を行っているものの、エーイェゼやポントピダンの著作に触れてもいるので、エーイェゼの引用に過ぎない可能性もある。
- ^ 1917年版『王の鏡』}の英訳では、ハーヴグーヴァが kraken と英訳されている[39]。
- ^ 古ノルド語 hvalr。時にセイウチやノコギリエイなどが含まれるが、概ねクジラとイルカを指す言葉であり、英語の whale の語源にあたる。
- ^ なお『Historia Norvegiæ』にはhafstrambrという「頭も尾もない木の幹(truncus)のような巨大な海獣」が載っている。ただし、hafstrambrは『王の鏡』にも載るが、そちらでは「尖った帽子を被ったような人間の頭をしており、手はなく、肩から下はつららのように先端ほど細くなっている」という全く異なる姿をしており、グンネルスはこれをズキンアザラシと比定する[9]。
- ^ アイスランド語版にはアスペド(aspedo)として載る
- ^ ギリシャ語のπολύπους polúpous(タコ)に由来。πολύ(多数の)πους(足)の意味。
- ^ エーイェゼ自身はそれをただ Hav-Dyr(海の生き物)、Baest(獣)と呼ぶ。
- ^ ドイツ語版『Ain kurze Auslegung und Verklerung der neuuen Mappen von den alten Goettenreich und andern Nordlenden』、イタリア語版『Opera breve la quale demonstra e dechiara overo da il modo facile de intendere la charta over delle terre frigidissime di Settentrione』
- ^ 前述の海の豚とは別であることに注意。
- ^ Fembøring。北欧で用いられるボートの一種
- ^ 正確には、ノルウェー国教会ボルグヴィン司教区 (en) 司教。
- ^ ポントピダンが初出と言う誤解は近年でも根強くありつづけている。
- ^ ちなみに、スェーデンのヴァレンベリ家(ワレンバーグ財閥)創始者のヤーコプ・ヴァレンベリ (著述家) の著書(仮訳題名)『ガレー船上の我が息子 Min son på galejan』(1781年)に、次のように語られている: クラーケは、蟹魚(スウェーデン語: Krabbfisken)ともいう。さほど大きいわけではないさ、頭と尾を入れても我国のカルマル県沖のエーランド島の全長に(すなわち85 mi または 137キロメートル])に及ばない。ここいらの漁師はみな、なんらかの[クラーケン]話を持っている。海底にひそみがちな奴で、つねに無数の小魚の大群に取り巻かれておって、それが餌となって通過する。ポントピダン司教が書いてたが、わしの記憶が正しければ、食餌の時間はいちどに3か月以上かかり、それをまた3か月かけて消化する。その間、大量の排泄物を出して、より小さめな魚どもの大群を養っておるのさ。それゆえ、国の漁師たちは、その潜み場所をなんとか探し当てようとして、 最有利なかたちで職業を営むものさ。あ奴は、少しずつ水上してくるんだが、水面下ten - twelveファゾム [18 - 22 m; 60 - 72 ft]までやってきたら、船はあたりから退散したほうがよい。するといきなり浮島みたいに上がってきて、鼻孔からトロルヘッタン海流みたいに噴水させ、そこいらじゅうのたうち回るので、海水が渦巻いてその環がだんだんと何マイルも先まで広がるんだ。こ奴こそ聖書ヨブ記のレヴィアタンに違いない。一匹標本があればよろしいがな、わが邦の自然好きな紳士たちがそれ用の室をしつらえてくださるなら、(旧属領の)スウェーデン領ポメラニアの残軍兵たちに手ずから運ばせるのだがな[85][86]。
- ^ 「アルボル」だと単に'樹木'の意なので、「海アルボル/アルボル・マリヌス arbor marinus」と後述のモンフォールは呼んでいる。
- ^ "ロンドレやゲスナーがステラ・アルボレセンス(Stella Arborescens )としていた[生物]"
- ^ 現今定義の「Astrophyton 属」は、西大西洋つまりアメリカ産種1種のみなので、妥当でない。
- ^ ライマンが定義した旧Astrophyton 属のうち、北欧の海域に生息するのが A. linckii、A. eucnemis、A. lamarcki 。
- ^ 英国ウェールズの博物学者グリフィス・ヒューズの著作。
- ^ ポントピダンは、幼生というより、むしろ卵なのではないかと意見するが、むしろ余談であろう。肝心なのは「ステラ・アルボレセンス」との同定である。
- ^ ユーヴェルマンスが使った"Gorgon's head"という呼称は、 Astrocladus euryale種の通称名でもあり、その旧名 Asterias euryale は[113]、北欧の博物学者が俗説の子クラーケンに特定した種のひとつであるとブルーメンバッハはしている[114]。しかし A. euryale は南アフリカに発生する種である。ブルーメンバッハはもう1種 Euryale verrucosum を挙げているが[115]、これは現在の採用学名が Astrocladus exiguus で[116]、太平洋種である[117]。
- ^ 岡西はツルクモヒトデ目 Euryalae とするが[118]、これは旧名で廃されている。
- ^ オザエナが「臭いやつ stinkard」という意味のタコの異称であることは、ゲルハートのラテン文・英語対訳で確認できる。ただしポントピダンが引用した犬との格闘の箇所 "Namque et afflatu terribli canes agebat.." は、ゲルハート論文ではラテン語は空白であり、英訳("were pitted against something uncanny, for by its awful breath it tormented the dogs, which it now scourged with the ends of its tentacles")のみで確認できる。
- ^ モンフォート自身はこれをクラーケンとは別種として記すが、「船を襲う巨大蛸クラーケン」というイメージの源流の一つとなった
- ^ "The Kraken supposed a sepia or cuttlefish"。「セピア属、カトルフィッシュとされる」は今では語弊があるが、当時は蛸もセピア属に分類されていたため、蛸も「八足カトルフィッシュ」という事になった。現在はカトルフィッシュといえばもっぱらコウイカのことである。[144]。他にも、アメリカの動物学者A・S・パッカードが、モンフォールの絵をクラーケンとみなして解説を行っている[145]
- ^ 二名法を用いるようになったのは第10版からであり、この頃にはまだ属名や種小名といった区別・規則はなかった
- ^ どちらもある種のホヤを表す[156][157]。
- ^ リンネは"さまざまな異種に覆われた[生命]体"(ラテン語: Corpus variis heterogeneis tectum)と説明する[154])。
- ^ これらの出典がリンネの『自然の体系』では第2版以降になって現れたが、蛇足を言うなら1733年の講義で発表されていたと目される[138]。講義の内容はフィンランド人の受講者メンナンダーがノートに記録されていた(ストックホルムの王立図書館蔵)[163]。
- ^ スウェーデンの海棲生物学者スヴェン・ルズヴィ・ロヴェーンによると、リンネは1765年の講義において「microcosmusを古代の人々はKrakeと呼んでいた」と述べていたという[138]
- ^ じつは"Meer=Trauben"の異綴りで、すでに1740年のラテン語・ドイツ語対訳版には記載される[161]。 第9版(1956年)は第6版と同様だとされるが[168]、やはりフランス語属名が空欄になっている[169]
- ^ その他、第7版ではドイツ語名で「海ぶどう(Meertrauben。イカ・コウイカ類の卵塊の民間名)」と付記されるなど[166][167][注 45]、リンネはミクロコスムスの扱いにかなり困っていたと思われる。
- ^ ミュラーの報告はリンネの死の直前であり、リンネの晩年の健康状態を考えるとこれはグメリンの見解である可能性が高い
- ^ 分類の細分化とともに種小名から属に階級が変更されている[171]。
- ^ 元の出典にある通り、描画したのはブイエ本人でなく次官のロドルフ海尉であり、これをアレンジしたエドゥアール・リウーの挿絵が使われていた。
- ^ ユーゴーはタコをインク&ウォッシュで描いた絵を残している[189]。
脚注
[編集]出典
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