クラチャイダム

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クラチャイダム(Kura-Chai-Dum/学名:Kaempferia parviflora)は、タイを原産とするショウガ科の多年草。日本では、黒ショウガ黒ウコンブラックジンジャーとも呼ばれる。

原産国タイでは1000年以上も前の昔から、滋養強壮や精力増強、疲労回復や血圧調整、腹痛、アレルギーなどに効果があると信じられており[1]、長寿薬としても使用されている。さらに、男性の勃起不全(ED)の改善にも効果があるとされている[2]

近年の研究では、肥満解消や心肺機能の向上、美容効果もあると言われており[3]、多くの健康作用が期待できる。

特徴[編集]

クラチャイダムは、他のショウガ科の植物と同様に、土の中に根茎があり、葉は地上に生えている。根も葉も見た目は一般的なショウガと非常に似ているが、塊根部分を切ると、切断面がサツマイモの皮のような紫色をしているのが特徴。タイで栄養価が高いとされているのはこの根の部分で、古くから塊根部分を薄切りにして煮出したり、アルコールにつけて体内に取り入れていた。

日本では、サプリメント(健康食品)として、クラチャイダムの抽出液を含んだ錠剤やカプセルが販売されている。

成分[編集]

クラチャイダムの成分として有名なのが、11種類のフラボノイドである[4]。フラボノイドには抗酸化作用があり、これらのフラボノイドが健康増進に寄与しているとされている。その他に、抗酸化物質の効果には、老化防止(アンチエイジング)、動脈硬化心筋梗塞の予防などが挙げられる。

クラチャイダムにはフラボノイド以外にも、アルギニンや、BCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)やトリプトファンなどの必須アミノ酸アスパラギン酸などが含まれている。

脚注[編集]

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出典[編集]

  1. ^ Matsushita M, Yoneshiro T, Aita S, Kamiya T, Kusaba N, Yamaguchi K, Takagaki K, Kameya T, Sugie H, Saito M (2015) Kaempferia parviflora extract increases whole-body energy expenditure in humans: roles of brown adipose tissue. J Nutr Sci Vitaminol (Tokyo) 61:79–83., doi:10.3177/jnsv.61.79
  2. ^ Efficacy Assessment of Kaempferia parviflora for the Management of Erectile Dysfunction, ISSN 1608-4217
  3. ^ Matsushita M, Yoneshiro T, Aita S, Kamiya T, Kusaba N, Yamaguchi K, Takagaki K, Kameya T, Sugie H, Saito M (2015) Kaempferia parviflora extract increases whole-body energy expenditure in humans: roles of brown adipose tissue. J Nutr Sci Vitaminol (Tokyo) 61:79–83., doi:10.3177/jnsv.61.79
  4. ^ Simultaneous identification and quantitation of 11 flavonoid constituents in Kaempferia parviflora by gas chromatography. Sutthanut K, Sripanidkulchai B, Yenjai C, Jay M., J Chromatogr A. 2007 Mar 2;1143(1-2):227-33. Epub 2007 Jan 13., doi:10.1016/j.chroma.2007.01.033