クラス390電車
イギリス鉄道390系電車 「ペンドリーノ」 |
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バーミンガム・ニューストリート駅に停車する390系
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基本情報 | |
運用者 | ヴァージン・トレインズ |
製造所 | アルストム、フィアット |
製造年 | 2001年 - 2012年 |
製造数 | 53編成 |
運用開始 | 2002年7月23日 |
投入先 | 西海岸本線 |
主要諸元 | |
編成 | 9両編成 |
軌間 | 1,435 mm |
電気方式 | 交流2.5kV |
最高運転速度 | 200 km/h |
設計最高速度 | 250 km/h |
車両定員 | 1等車145名、2等車294名 |
編成重量 | 466 t |
長さ | 24.1 m |
幅 | 2.9 m |
高さ | 2.73 m |
車体材質 | アルミニウム合金 |
編成出力 | 5,100 kW |
制御方式 | VVVFインバータ制御 |
制動装置 | 回生ブレーキ |
保安装置 | AWS・ETCS |
クラス390電車(British Rail Class 390 "Pendolino"、390系)はアルストムが製造したフィアットのペンドリーノのシステムを用いた強制車体傾斜式電車編成である。
ヴァージン・トレインズ用に2001年から2004年にかけて9両編成53本が製造され、西海岸本線に導入された。53編成それぞれに愛称が付けられて、これらはバーミンガムにあるアルストムのWashwood Heath工場で製造されている。2007年2月に発生した脱線事故により、第33編成が廃車となっている。この電車には飛行機などにも装備されているブラックボックスが設置してある。
設計最高速度は225km/h (140mph) で、395系とともにイギリス国内用車両では最速であり、国際列車を含めるとユーロスターの373系に次ぐ2番目の速さである。営業最高速度は信号により200km/h (125mph) に制限されている。
ウェスト・コースト本線のグラスゴー-ユーストン駅間646km(401マイル)で3時間55分の新記録が2006年9月にペンドリーノ編成で達成された。1981年にイギリス国鉄の370系(APT-P)で4時間14分の記録が出ている。
傾斜制御装置はTASS(Tilt Authorisation and Speed Supervision)を使用し、最大傾斜角は8度となる。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- Rail Technology - Tilting Train Technology -United Kingdom
- Virgin Cuts Speed of Pendolino
- Virgin Trains
- Pendolino Tour - Virgin Trains
- Virgin Trains Pendolino Seat Plans