クメンヒドロペルオキシド
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| 物質名 | |||
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2-Phenylpropane-2-peroxol | |||
別名 Cumyl hydroperoxide | |||
| 識別情報 | |||
3D model (JSmol)
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| ChEBI | |||
| ChemSpider | |||
| ECHA InfoCard | 100.001.141 | ||
PubChem CID
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| UNII | |||
CompTox Dashboard (EPA)
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| 性質 | |||
| C9H12O2 | |||
| モル質量 | 152.193 g·mol−1 | ||
| 外観 | 無色または淡黄色の液体 | ||
| 密度 | 1.02 g/cm3 | ||
| 融点 | -9℃ | ||
| 沸点 | 153℃ | ||
| 1.5 g/100 mL | |||
| 蒸気圧 | 14 mmHg, at 20 °C | ||
| 危険性 | |||
| GHS表示: | |||
| Danger | |||
| H242, H302, H312, H314, H331, H373, H411 | |||
| P220, P261, P273, P280, P305+P351+P338, P310 | |||
| NFPA 704(ファイア・ダイアモンド) | |||
| 引火点 | 57 °C (135 °F; 330 K) | ||
| 安全データシート (SDS) | sigmaaldrich.com | ||
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
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クメンヒドロペルオキシド (cumene hydroperoxide、CHP) は有機の過酸化物の一種。
無色または黄色の液体である。ラジカル反応の開始剤として用いられるほか、クメン法によりベンゼンとプロピレンからフェノールとアセトンを合成する際の中間生成物、またプロピレンオキシド合成における酸化剤(住友化学 単産法[2])として工業的に重要な物質である。可燃性であり、79 ℃ 以上では爆発することがある。150 ℃ 以上で分解し、爆発の危険がある。強力な酸化剤であり、還元性物質や可燃性物質と容易に反応する。皮膚や目、粘膜に対して強い腐食性を示し、霧状のものを誤って吸引すると肺水腫の原因となる。
出典
[編集]- ^ University, Safety Officer in Physical Chemistry at Oxford (2005年). “Safety (MSDS) data for cumene hydroperoxide”. 2009年2月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年5月13日閲覧。
- ^ 辻純平、山本純、石野勝、奥憲章「プロピレンオキサイド新製法の開発」(pdf)『住友化学』2006年第1号、住友化学、2006年5月31日、4–10頁、2025年10月1日閲覧。


