クヌート・ウルバン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

クヌート・ウルバン(Knut W. Urban、1941年6月25日-)は、シュトゥットガルト出身のドイツ物理学者である。1987年から2010年まで、ユーリッヒ研究所の微細構造研究所長を務めた。

収差補正透過型電子顕微鏡の機器や制御ソフトの開発、酸化物の構造欠陥の試験、複雑な金属合金の物理性質等を専門とした。また高温超電導体のジョセフソン効果、さらにこれらの効果の超伝導量子干渉計磁気センサヒルベルト変換分光計への応用に関する研究も行った。ユーリッヒ研究所の他、アーヘン工科大学でも実験物理学の教授を務めた。

伝記[編集]

ウルバンはシュトゥットガルト大学で物理学を学び、1972年に、低温において高圧電子顕微鏡電子ビームにより被る損傷の研究でPhDを与えられた。その後、1986年まで、シュトゥットガルトのマックス・プランク研究所で研究を行った。ここでは、1.2 MVの高圧電子顕微鏡を設置し、結晶中の変位エネルギーの異方性や照射励起拡散等の研究を行った。1986年、フリードリヒ・アレクサンダー大学エアランゲン=ニュルンベルクの材料科学部教授となった。1987年、アーヘン工科大学の実験物理学のチェアとなり、同時にユーリッヒ研究所微細構造研究所長を務めた。1996年から1997年まで、東北大学素材工学研究所の客員教授を務めた。2004年にドイツのアーヘン工科大学とユーリッヒ研究所にエルンスト・ルスカ・センターが設立されると、2人の所長のうちの1人に指名された[1]

2004年から2006年まで、世界最大の物理学者組織であるドイツ物理学会長を務めた[2]。また様々な学会の諮問委員、評議員等を務めた。

ウルバンは、2010年に微細構造研究所とエルンスト・ルスカ・センターの所長を引退すると、2012年にアーヘン工科大学のJARA上級教授職に指名された。既婚で、3人の娘がいる。

受賞等[編集]

出典[編集]

外部リンク[編集]