ギュンター・ベッカー

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ギュンター・ベッカー(Günther Becker, 1924年4月1日 - 2007年1月24日)は、ドイツ作曲家

生涯[編集]

バーデン=ヴュルテンベルク州フォルバッハ出身。12歳より作曲を始めた。1946年カールスルーエバーデン音楽大学に入学し、その一方でハイデルベルクヴォルフガング・フォルトナーに個人的に作曲を師事していた。北西ドイツ音楽アカデミー(現在のデトモルト音楽大学)で引き続きフォルトナーに作曲を師事し、クルト・トーマスに合唱指導法を学んだ。

卒業後の1956年ギリシャに渡り、王太子(後の国王コンスタンティノス2世)の家庭教師や、合唱指揮者を務めた。その一方で、この時期にダルムシュタット夏季現代音楽講習会で講師を務めた。

しかしギリシャで1967年軍事クーデターが発生したため1968年に帰国し、フリーランスの作曲家として活動し、1971年から1974年まで国際現代音楽協会ドイツ支部の会長を務めた。さらに1973年ロベルト・シューマン大学デュッセルドルフの教授に就任し、1989年まで務めた。

参考文献[編集]

  • Ursula Stürzbecher: Werkstattgespräche mit Komponisten. Gerig, Köln 1971.
  • Günther Becker: „im übrigen...“ Texte zur Musik 1954-2004, herausgegeben von Stefan Fricke und Michael Schwiertzy, Band 9.1 der Quellentexte zur Musik des 20./21. Jahrhunderts, Pfau-Verlag, Saarbrücken 2004.
  • Jutta Scholl (Hrsg.): Der Komponist Günther Becker. Musikbibliothek d. Stadtbüchereien Düsseldorf, Düsseldorf 1989. [Werkverz., Diskographie u. Bibliographie S. 63-86]