ギャリソンキャップ

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英空軍(左)と米空軍(右)のギャリソンキャップ(2005年撮影)

ギャリソン・キャップ(Garrison cap)は、帽子の一種である。ギャリソンとは駐屯地の意。サイド・キャップ(Side cap)、舟形帽などとも呼ぶ

概要[編集]

ソ連軍の略帽:ピロートカ、正面と横向き

スコットランドグレンガリー帽(glengarry cap)から派生したもので、正面から見ると二等辺三角形、上下からは紡錘形に見える独特の形をしている。

折り畳んでベルト肩章などに挟めるため携帯しやすく、第一次世界大戦以降、軍隊等の制帽の一つとして用いられている。この場合、用途により「野戦帽」「戦闘帽」などの呼称も用いられる。パイピングの色で階級兵科を示す場合もある。日本では、航空自衛隊が略帽として採用している。色はジャケットと同じ濃紺で、曹士幹部でパイピングの色が異なる。

その他、ボーイスカウト団員などが被ることもある。またアメリカでは退役軍人の制帽として知られる(公的行事では現役の最後に所属した部隊のネーム入りのものを被る。名誉勲章受章者はこれに加えて同章を胸に着ける)。

各国への影響[編集]

ギャリソンキャップはその使いやすさから全世界に広まり、それぞれの風土に合わせ多種多様な変化がなされた。 その中でも特に知られるのが中東欧諸国の船形帽と共産圏の「ピロートカ」であろう。船形帽はオーストリア・ハンガリー帝国を発祥としたもので、山岳帽に付く防寒用の耳当てをつけたものである。これはパン・ゲルマン主義に接近した中東欧諸国の間に幅広く採用された。中でもドイツ国防軍は良く知られている。また、珍しいケースとしては、ハンガリー王国軍が船形帽を制帽として採用した。

一方、後者のピロートカは1941年にソ連が採用したもので、中央に赤い星をあしらったシンプルなデザインである。こちらは戦後共産主義国の間に広まったが、船形帽と異なりいずれの国でもほぼ同じデザインである。

警察・軍隊以外における使用例[編集]

関連項目[編集]