ギミック! (ゲーム)
ジャンル | 横スクロールアクション |
---|---|
対応機種 | ファミリーコンピュータ |
開発元 |
[FC]サンソフト [AC]exA-Arcadia TEAM EXA-AM1 |
発売元 |
[FC]サンソフト [AC]exA-Arcadia |
ディレクター | 酒井智巳 |
デザイナー | 酒井智巳 |
プログラマー |
酒井智巳 諸田直久(サウンド) |
音楽 |
[FC]影山雅司 [AC]並木学 |
美術 |
酒井智巳 駕屋ひろゆき |
人数 | 1人 |
メディア | 3メガビットロムカセット |
発売日 |
[FC]![]() ![]() [AC]2020年12月28日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
その他 |
型式:![]() |
『ギミック!』(Gimmick!)は、1992年1月31日にサン電子(サンソフト)が発売した日本のファミリーコンピュータ用ゲームソフト。
日本国外では『Mr.Gimmick!』のタイトルで発売された。
2002年11月21日に発売されたPlayStation用ゲームソフト『メモリアル☆シリーズVol.6』に収録。また、2010年6月8日からプロジェクトEGGにて配信開始。
2020年12月28日には、大幅にアレンジされた「ギミック!EXACT★MIX」がexA-Arcadiaで稼働開始。
概要[編集]
タイトルの「ギミック」は「仕掛け」という意味で、そのタイトル通りプレイヤーの心理を読んだ様々な仕掛けが登場する。
横スクロールタイプのアクションゲームで、プレイヤーは主人公「ゆめたろー」を操作し、ゲームを進めていく。ゆめたろーはボタンの長押しでエネルギーをためて星を放つことができ、星は敵にぶつけて攻撃したり、上に乗って足場にしたりなど様々なことに利用可能。
設定[編集]
ストーリー[編集]
主人公のゆめたろーはぬいぐるみと間違われ、誕生日プレゼントとしてある女の子の元にやってきた。女の子はゆめたろーをとても気に入ったが、やきもちを焼いた他のおもちゃ達が女の子を別次元まで誘拐してしまう。ゆめたろーは彼女を救うべく立ち上がる。
ステージ構成[編集]
ステージ | ボス |
---|---|
STAGE1 | 巨大おはぎ |
STAGE2 | カイゾク |
STAGE3 | やどカマ |
STAGE4 | ひよこ |
STAGE5 | レーザー砲台おはぎ&多足歩行メカ |
STAGE6 | 大魔法使いおはぎ |
STAGE7 | ??? |
他機種版[編集]
No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 売上本数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | メモリアル☆シリーズ SUNSOFT Vol.6 |
![]() |
PlayStation | サンソフト | サンソフト | CD-ROM | SLPS-03486 | - | 『バトルフォーミュラ』とのカップリング |
2 | ギミック! | ![]() |
Windows | サンソフト | D4エンタープライズ | ダウンロード (プロジェクトEGG) |
- | - | |
3 | メモリアル☆シリーズ SUNSOFT Vol.6 |
![]() |
PlayStation 3 PlayStation Portable PlayStation Vita (PlayStation Network) |
サンソフト | サンソフト | ダウンロード (ゲームアーカイブス) |
- | - | 『バトルフォーミュラ』とのカップリング |
4 | ギミック!EXACT★MIX | ![]() |
exA-Arcadia | exA-Arcadia | exA-Arcadia | カートリッジ | EXA-019 | - | アーケード専用のリメイク |
スタッフ[編集]
- ゲーム・デザイナー:酒井智巳
- プログラマー:酒井智巳
- キャラクター・デザイナー:酒井智巳、駕屋ひろゆき
- グラフィック・デザイナー:駕屋ひろゆき
- サウンド・コンポーザー:影山雅司
- サウンド・プログラマー:諸田直久
- スペシャル・サンクス:浅田明弘、瀬谷辰宇、なりたとしひこ
- ディレクター:酒井智巳
評価[編集]
評価 | ||||||||||||||||
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|
- ゲーム誌『ファミコン通信』のクロスレビューでは、7・8・5・6の合計26点(満40点)となっており[7][2]、レビュアーの意見としては、「細部まで凝ってるし、敵は敵らしく動いてくれるし、ひさびさによくできたアクションゲームを見たなあという思い。ただし、けっこー難しい。アクションが好きな人じゃないと駄目だと思う」などと評されている[7]。
- ゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、18.5点(満30点)となっている[4]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | お買得度 | 操作性 | 熱中度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 3.4 | 3.1 | 3.0 | 3.0 | 3.1 | 2.9 | 18.5 |
- 桜井政博[8]は本作を絶賛しており、自身がディレクションを手がけ本作と同年に発売された『星のカービィ』と比較して「パーフェクトに負けた」と舌を巻いている[9]。
- 宮本茂[10]は本作の出来を認め、「『ギミック!』は遊べますね」とコメントしていた事が明らかになっている[11]。
- ゲームムック『ハード末期に発売された名作ゲーム集』では「コミカルな世界観とは異なった硬派なアクションゲームとして存分にやり込むことができる」と評されている[6]。
その他[編集]
ファミコン末期の作品であり、かなり流通量が少なかったことから、販売品ソフトであるにもかかわらずカセットのみの中古品が3万円で取引された実績がある[12]。
このゲームはコピーガードが存在し、ステージ7の城に書かれる黒い虫を描画するときに特定のメモリが正常に読み込まれないと「BLACK HOLE」のみ表示される状態になる[13]。
脚注[編集]
- ^ a b c d “Mr. Gimmick”. Electronic Gaming Monthly (Sendai Publishing Group): p. 130. (1992年7月)
- ^ a b “ギミック! まとめ [ファミコン]/ ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2016年7月10日閲覧。
- ^ Nintendo Magazine System May 1993. Issue #8. pp. 36–39.
- ^ a b 「超絶 大技林 '98年春版」『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、 34頁、 雑誌26556-4/15。
- ^ “Mr. Gimmick”. Power Player (Sweden: Atlantic Förlags AB). (1993年5月)
- ^ a b 『ハード末期に発売された名作ゲーム集』、マイウェイ出版、2021年8月15日、 16頁。
- ^ a b 『ファミコン通信』、アスキー、1992年2月7日。
- ^ 『星のカービィシリーズ』や『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』などを手がける。
- ^ 「週刊ファミ通」2011年2月10日・17日合併号(エンターブレイン)
- ^ 『マリオシリーズ』や『ゼルダの伝説シリーズ』などを手がける。
- ^ “世界のミヤモトが認めた名作ゲーム『ギミック!』を生んだプログラマー・酒井智巳インタビュー!” (日本語). 日刊サイゾー (2011年8月19日). 2020年10月29日閲覧。
- ^ 株式会社QBQ編 『懐かしファミコン パーフェクトガイド』 マガジンボックス(M.B.ムック)、2016年。ISBN 9784906735891 p105
- ^ [1]
外部リンク[編集]
- ギミック for FC(プロジェクトEGG)
- サンソフト - メモリアル★シリーズ Vol.6
- Mr. Gimmick(英語) - MobyGames