キープくん

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キープくんとは、女性にとって恋人恋愛対象の本命ではないが交友関係を維持している男性のこと。

概要[編集]

複数の男性からアプローチされるほどモテる女性の視点で、本命男性(俗に「本命くん」)以外で恋人未満の交友をしている男性のことを「キープくん」と呼ぶ。女性にとって「キープくん」は1人だけでなく複数いることもある。

女性は「キープくん」から車送迎や食事代肩代わり等の形で利便を得ており、「キープくん」は自分の得意分野をアピールして女性と交友関係を深めようとする。

女性にとって「キープくん」への認識は第二の恋人候補ということもあれば便利屋ということもある。第二の恋人候補の場合、本命である恋人と別れた後に、交友関係をキープしていた「キープくん」を新しく恋人とすることで、恋人がいない期間を少なくすることができる。便利屋の場合は「キープくん」は女性にとって「本命くん」の苦手分野を補完するための存在と扱われている。

バブル景気の時代に登場した[要出典]が、その後減少し、2000年頃には本命にしぼる傾向が強くなった[1]

用語[編集]

キープくんは総称であるが、「キープくん」がアピールする分野によって以下のような俗称があった。

アッシーくん
女性に自ら運転する自家用車で送り迎えを任される男性のこと[1][2]。語源は移動手段としての自動車を俗に「足」と呼ぶことに由来する。
当時の六本木周辺ではBMW3シリーズ(E30)の存在が頻繁に確認されたことから、同車種は当時日本国内で最多の販売台数であったトヨタ・カローラになぞらえて「六本木カローラ」などと呼ばれることもあった。
メッシーくん
食事を女性に奢らされる男性のこと。語源は食事を俗に「めし(飯)」と呼ぶことに由来する。
ミツグくん
物品等を女性に贈らされる男性のこと[2]。語源は贈答行為である「貢ぐ」に由来する。

他言語におけるキープくん[編集]

英語では本命との破局に備えた予備の交際相手をback-up partner(バックアップパートナー)などと呼ぶ事があり[3][4]、2014年にイギリスで行われた調査では半数の女性がバックアップパートナーを持つと答えた[3]

関連書籍[編集]

  • ゆるゆる研究所「意外と通じる!? 通じない!? 平均日本人英語」(講談社インターナショナル)
  • ブログタレント委員会「食い逃げされない恋愛88のルール」(角川SSコミュニケーションズ)

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 「日本テレビ「恋のから騒ぎ」 女性にさんまが説教 企画の山田美保子さんに聞く」、『読売新聞東京夕刊』、2000年11月28日 
  2. ^ a b 松下礼子 「未婚・結婚・仕事観/上 結婚の本命不在」、『毎日新聞東京朝刊』、1990年7月16日 
  3. ^ a b HALFwomen fall partner standby fancied case current relationship turns sour”. Mail Online. 2017年1月31日閲覧。
  4. ^ Do you have a 'back-up' partner? Couples have just as many Backburner relationships as singles says study”. MGN Ltd. 2017年1月31日閲覧。