キルンベルガー第3法
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キルンベルガー第3法(キルンベルガーだい3ぽう)は、近世ドイツの作曲家・鍵盤奏者・音楽理論家ヨハン・フィリップ・キルンベルガー (1721 - 1783) によって考案された鍵盤楽器のための音律である。1779年にキルンベルガーがヨハン・ニコラウス・フォルケルに当てた手紙の中に記述がある。
鍵盤楽器で全ての調を演奏可能な音律で、ピタゴラス音律や中全音律にみられるウルフが解消されている。
この音律ではC-G、G-D、D-A、A-E間の5度を純正音程より1/4シントニックコンマ狭くすることでC-E間を純正3度に取り、残りの5度をFis-Cis間を除いて純正に取る。Fis-Cis間は純正音程よりスキスマ(ピタゴラスコンマとシントニックコンマの差、約1.9537セント)だけ狭い。
調律法
[編集]- 仕上げ
- 出来上がった中央の12音を基準に鍵盤の両側全域へ純正な完全八度に合わせていく。