キリーロ・ブダノフ
キリーロ・ブダノフ Кирило Олексійович Буданов | |
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生誕 |
1986年1月4日(37歳)[1]![]() ![]() |
所属組織 |
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最終階級 |
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キリーロ・オレクシヨヴィッチ・ブダノフ(ウクライナ語: Кирило Олексійович Буданов)は、ウクライナの軍人。2020年8月5日からウクライナ国防省情報総局長を務めている[2]。
経歴[編集]
2007年にオデッサ陸軍士官学校を卒業後、ウクライナ国防省情報総局特務部隊に配属された[1]。
2014年からはウクライナ紛争に従軍して数回負傷[3]、2018年から2020年にかけては特殊任務に従事していたが、その詳細は機密扱いとなっている[1]。
2020年8月5日、国防省情報総局長に就任[2]、2022年のロシアによるウクライナ侵攻では9月にロシアとの捕虜交換交渉に参加し、アゾフ連隊の指揮官を含む215名の解放に導いた[1]。
2023年に入り国防省で食料契約をめぐる汚職疑惑が発覚し、与党幹部が2月5日にオレクシー・レズニコウが国防大臣を更迭される見通しであると発言。ブダノフが後任の大臣に就くとされた[4][5]。しかし翌6日に発言は撤回され、7日にはウォロディミル・ゼレンスキー大統領が噂や偽情報の流布をやめるよう苦言を呈する形で一切の人事を否定した[6]。
不祥事[編集]
2021年12月、Bihus.Infoとslidestvo.infoは、数十億フリヴニャ相当の資金洗浄機関を主導すると見られているヴェーチスラウ・ストレフコフスキーの所有物件に、ブダノフとオレクサンドル・ゴギラシヴィリ内務副大臣が居住していると報じた[7]。
栄典[編集]
脚注[編集]
- ^ a b c d “Генерали перемоги. НВ називає 25 найвпливовіших українських військових”. nv.ua. 2022年10月19日閲覧。
- ^ a b “№ 308/2020 Про призначення К.Буданова начальником Головного управління розвідки Міністерства оборони України” (2020年8月5日). 2022年10月22日閲覧。
- ^ “Воєнна розвідка України отримала нового очільника”. Defense Express (2020年8月6日). 2022年10月22日閲覧。
- ^ “ウクライナ国防相が交代へ、後任に情報機関トップ”. ロイター. (2023年2月6日) 2023年2月6日閲覧。
- ^ “ウクライナ国防相が交代へ-与党の会派トップ”. bloomberg.co.jp. ブルームバーグ. (2023年2月6日) 2023年2月6日閲覧。
- ^ “ゼレンスキー氏「うわさの流布」やめるよう呼びかけ、国防相人事巡り混乱”. ロイター. (2023年2月8日) 2023年2月10日閲覧。
- ^ “Гогілашвілі живе в маєтку організатора конвертцентрів і ділить його з керівником ГУР – ЗМІ”. pravda.com (2021年12月16日). 2022年10月22日閲覧。
- ^ “№ 591/2022 Про нагородження відзнакою Президента України "Хрест бойових заслуг"” (2022年8月23日). 2022年10月22日閲覧。
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